雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (41)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
17位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TAXI 33


TAXI 33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



心が悲鳴を上げていた。

純粋で、臆病で、優しくて。

オレの好きだったチャンミンはどこに行ってしまったんだ、って。

でも、紛れもなくオレの好きになった人。

いなくなってしまったんじゃない。

殺しているだけ。

兄に裏切られたと悲しみ、苦しみ、心が壊れてしまった。

なら、もう一度やり直せばいい。

最初から。

きっと、戻ってくれる。

あの頃のように片時も離れずに一緒に居さえすれば。

引き留める術は?

絶望に押し潰されそうになりながら、出した答え。

それしか、ない。

本音を言えば、金で作る関係なんて冗談じゃない。

嫌に決まってる。

でも、それしか思いつかなかった。

チャンミンを、引き留めるためには。

「チャンミナ」

「…」

ホント、泣きたい気分だ。

誰もいなかったら、絶対に泣いてる。

声を出して、心の痛みをそのまま声に出しながら、むせび泣いてる。

後悔なんてしても無意味だけど、後悔せずにはいられない。

「愛してる」

「…」

呆然と見上げるその瞳。

大好きだった、宝石みたいなその瞳。

いまは輝きを失ってしまっているけれど、絶対に取り戻す。

それは願いじゃなく、決意。

愛する人を取り戻すための。

「そばにいる。もう、独りになんかさせないから」

「…」

「家族、だろ?オレたち」

思い出して。

あの頃の気持ちを。

願いを込めて、ひとつひとつの言葉を紡ぐ。

しかし、すっと視線がそらされた。

聞きたくないというように、諦めたように。

全身の力が抜ける。

好きにしろ。

チャンミンの態度はそう物語っていた。

「…」

あの頃はふっくらしていた頬が、やせ細っている。

腕を離してそっと、頬を撫でる。

昔となんら変わらない感触。

なのに、違う。

中身だけがごっそりと抜け落ちてしまっている。

触れてみても、反応はない。

オレを見ないように、遠くを見つめている。

光を失ってしまったその瞳で。

「どうせ…また、捨てるクセに…」

不意に聞こえたその声。

感情の失せた声だけれど、間違いなくチャンミンの声。

聞きたいのは、そんな言葉じゃない。

「捨てないよ」

「…」

「捨ててない」

チャンミンを残してアメリカに単身旅立ったのは事実。

でも、捨てたわけじゃない。

小さなほころびがいくつも重なって、複雑に絡み合ってる。

ひとつひとつ、解いていかなければ。

焦っては、ダメだ。

「オレ、チャンミナがいるから、頑張れたんだよ。チャンミナにカッコイイって言ってほしくて、頑張ってきたんだ」

「…」

「チャンミナに、好きになってほしくて。ひょんより、オレを選んでほしくて」

オレの言葉は、届いてるか…?

ちゃんと、心に。

変わらぬ表情。

投げやりな態度。

こんなに近くにいるのに、遠くにいるみたいだ。

怒りであっても、嫌悪であっても。

なんでもいいから、心を見せてほしい。

ありのままのチャンミンを見たい。

全部、受け止めるから。

心が壊れてしまった原因は、オレにもあるから。

「…」

人形のようなその身体を引き起こし、抱きしめた。

そして、目を閉じる。

想いをぬくもりで伝えるように。

「好きだ。何度だって、言うよ。オレは、チャンミナが好きだ」

「聞きたくない」

はっきりとした意思表示。

少しでもいい。

拒絶でもいい。

チャンミンの想いを知るには、それしかないから。

「そんなもの…もう、二度と信じない」

「じゃあ…信じてもらえるように、頑張るよ。これから、もっと」

「…」

「毎日、伝えるから。愛してるって」

ぴくっと、頬がひきつるように痙攣する。

あからさまな嫌悪。

大丈夫。

きっと、大丈夫。

まだ間に合うはずだから。

だって、今日がスタート地点。

ゆっくり、時間をかけて、もう一度あの頃のチャンミンを取り戻す。

絶対に。

睨み付けられたって、構いやしない。

そんなことで、オレの心は揺るがない。

「愛してる」

「…」

眉根を寄せ、また顔が背けられる。

頬を両手で挟んでこちらを向かせ、その瞳を真っ直ぐに見つめる。

すぐにそらそうとするから、追いかける羽目になる。

「チャンミナ。オレのこと見て?」

「…」

また、心を閉ざしてしまったように沈黙。

「証明するから。一生かけて」

「…」

「ずっとそばにいる。もう二度と離れない。チャンミナだけを愛してる」

オレの胸に巣食う想いを、精一杯言葉に乗せた。

いつか、伝わると信じて。

信じない。

そう、一蹴されてしまったけれど。

諦めの悪さは、折り紙付き。

チャンミンだって知っているはずだ。

頬に触れていた手で、そっと頭を撫でた。

あの頃と変わらない丸い頭。

唯一変わらないものを見つけた。

少し、嬉しかった。

ほんの少しだけだけど…。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、どうするんでしょうね~??
お仕事は?
とりあえず…安定のチャンミン君LOVE♡
壊れてしまった心を癒してもらいましょうっ!

サラダ中心、苦痛ですか?
葉月はサラダさえあれば生きてけるかも(笑)
ダイエットしなきゃなのに、大阪で食い倒れしてきちゃいました(;^ω^)

コメント

Re: 頑張って❗

ペ◇マミー 様

心の傷、ホントに深いようです…。
ユノ様もかなりツライご様子。
頑張ってほしいけれど、共倒れになるのは勘弁願いたい(;^ω^)
ムソク様の事情ですか?
聞いちゃいます??

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント、どちらも辛い…(T_T)
早く昔のチャンミン君に戻ってほしいけど…大丈夫かな?
なんか、ユノ様とのやり取りは反抗期の子どものような…(;^ω^)
でも…きっとユノ様なら乗り越えてくれるはず!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.