雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 35


TAXI 35



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



チャンミンの心は、思った以上に荒んでいた。

ささくれ立って、乾ききって、破たんし尽くしていた。

だから、辛い。

正直。

でも諦められない。

なんでだろう…。

やっぱり、好きなんだ。

どこが、なんていまさらわからない。

チャンミンだから、好き。

オレにとって、チャンミンの存在は特別以外の何者でもない。

執着、と言い換えることもできるかもしれない。

愛情と執着。

薄く脆い壁1枚に隔たれた同等の質量を持つ感情。

同じベットで数年ぶりに夜を明かし、迎えた朝。

背中を向けて眠ったはずのチャンミンが、なぜかこちらを向いていた。

あの頃のままの寝顔。

「…」

無理矢理ではなく、微笑んだ。

手を伸ばして柔らかな髪を指に絡ませるようにして撫でる。

長いまつ毛が震え、まぶたの裏から現れる瞳。

寝顔は変わらないけど、やっぱりその瞳には深い影が落ちている。

「おはよう、チャンミナ」

「…」

予想通り、返事はない。

うざったそうに手を払いのけ、起き上がろうとする。

だから、その腕を掴んで引き寄せた。

抱きしめて、頭を撫でて、そして囁く。

「愛してる」

毎日告げると決めたその言葉。

いつか、その言葉がチャンミンの心に届くとイイんだけど…。

顔をそむけるその仕種に、苦笑い。

そう簡単にはいかない、と。

「シャワー浴びて出かけるよ」

「は?」

「オレ、仕事」

「あっそ」

勝手にしろと言わんばかりの態度。

どうやら、オレの意図しているところがわからないらしい。

「ほら、早く準備しないと迎えきちゃうだろ?」

チャンミンの手を引いてバスルームへと向かうと、なんとなく察したようで、深いため息が聞こえてくる。

「なに考えてんの?」

「言っただろ?ずっと一緒にいるって」

「本気…?」

「本気しかないけど?」

わかってないな…。

いや、信じてないって言ってたから仕方ないんだけど。

オレが冗談でそういうことを言う人間じゃないって知ってるはずなのに。

また、ため息。

聞こえないふりで手を伸ばし、Tシャツを掴む。

「ちょ…っ」

「そのままじゃシャワー浴びれないだろ?」

慌てるチャンミンを掴んで服を脱がし、バスルームへと押し込める。

オレも服を脱ぎ捨て、奥へと足を進めた。

できる限りチャンミンを見ないようにしながら、でも不自然にならないように気を付けながら、シャワーノズルへと手を伸ばす。

好きなひとが目の前で素肌を曝しているのに、直視なんかできるわけがない。

最後に一緒に風呂に入ったのは、小学生の頃だし。

「意識してる?」

そんな声がかかってきた。

咄嗟に否定しようとして、思い直す。

たぶん、誤魔化しても意味がないから。

いまのチャンミンには思ったままを言葉にして伝えたほうがいいと思ったから。

「そりゃ、するだろ。チャンミナのことが好きなんだから」

「…」

「ほら、座って?髪、洗ってやるから」

「自分でできる」

つれない言葉ばかり。

でも、ここで負けるわけにはいかない。

手を引いて無理矢理に座らせ、シャワーを頭からかけた。

「ちょ…っ」

「目、閉じてろよ?」

言うのが遅いと文句をたれながらも、されるがまま。

オレの使ってるシャンプーとボディソープで細いその身体を洗えば、同じ香りが漂う。

適当に取り出した服を着させて、髪を乾かし終えると同時にインターホンが鳴った。

「チャンミナ」

「ホントに僕のこと連れてく気?」

「そうだけど?」

だんだんと文句がなくなり、代わりにため息が増えていく。

また、聞こえないふりで手を引き、エントランス前に横付けされていた車へとチャンミンを押し込んだ。

「見つかったのか?探し人」

「うん。昔話したことあるだろ?オレの片想い相手」

「…」

ぎょっと目を見開くチャンミンと、品定めするように運転席から振り返るマネージャー。

オレはといえば素知らぬ顔で細いチャンミンの肩を抱き寄せた。

「男、だよな…?」

「そうだけど?」

「聞いちゃいたけど…確かに美人だな」

「手、出すなよ」

大丈夫だとは思いながらも、くぎを刺さずにはいられない。

「今日から、一緒に行動するから」

「まぁ、いいけど…大丈夫なのか?今日はたぶん、遅くなるぞ?」

「死ぬ気で終わらせるから大丈夫」

少しでも、ふたりきりでいる時間を作りたい。

いまは何よりも、それが一番の薬。

もちろん、勝手な思い込みだってわかってるけど。

「チャンミナ」

「…」

肩にもたれかかったまま、視線だけちらっとオレを見る。

呆れたように。

馬鹿でも見るように。

「帰ったら、なんか作って?久しぶりにチャンミナの手料理食いたい」

「…」

「いいだろ?」

返事はないけど、たぶん作ってくれる気がする。

ちゃんと材料さえ揃えれば。

作ってくれなかったら、オレが作ればいい。

オレが作り始めればきっと、チャンミンが手を出してくるはずだから。

とりあえず、オレは仕事を早く終わらせること。

それが、今日の課題だ。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

さすがユノ様ってカンジでしょ?
チャンミン君、早く殻を破ってしまえばいいのに…"(-""-)"
なかなかに頑固です(笑)
ユノ様にたくさん愛してもらわないとね~♡
同じくらい葉月のことも愛してやってください( *´艸`)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント、チャンミン君つれないですね~…(;^ω^)
でも、まだ再会して1日目ですから!
まだまだこれからです(´∀`*)ウフフ
これからどうなるのかな??

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Re: タイトルなし

ぽ◇ょ 様

今の段階では仰る通りだと思います。
それに、やはりそもそもの原因はチャンミン君の決断。
自業自得といえばそれまでですし、ユノ様を傷つける資格もないと思います。
最後までお読みいただいた後にもう一度感想をお伺いしたいです。
イライラするかと思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いですm(__)m

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