雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 36


TAXI 36



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



車で連れてこられたのは、スタジオだった。

降り立つなりユノに手を引かれて、部屋へと押し込められた。

ソファに座らされ、ユノはと言えば見知らぬ人と真剣な顔で何かを話してる。

終わったかと思えば、今度は着替え。

着替えを終えると、次に大きな鏡の前に座って化粧をし始める。

男のクセに…。

「…」

でも、カッコイイな…。

僕の知ってるユノとはもう別人みたいだ。

住んでる世界が違う。

月300万なんて軽く言ってたし。

その日暮らしの僕とは雲泥の差。

どうして、こんなことになったんだろう…。

それなりの大学に入学をして、それなりの会社に就職して、それなりの生活をしているはずだった。

普通の、幸せな生活。

僕は、高望みしすぎていたのかな…。

そんなに大きな事を願っていたつもりはないんだけど。

まぁ、もう関係ないか…。

もう夢なんて見ない。

そう、決めたから。

誰も信じない。

信じれば裏切られる。

夢は見ない。

どうせ、叶わないんだから。

だから…目をそらした。

ソファにそのまま身体を倒し、目を閉じる。

「チャンミナ」

「…」

目を開いてみると、ユノの顔が目の前にあった。

別人だ。

ヘアスタイルも服も。

手の届かない世界に住んでいる人。

寝返りをうつようにして視線から逃れ、膝を抱え込んだ。

身を守るように。

「チャンミナ、どうした?」

話かけないで。

どうせ、僕は独りなんだ。

いつかユノだって僕の前からいなくなる。

だから、優しくなんてするな。

僕は馬鹿だから、また期待してしまいそうになる。

「チャンミナ」

放っておいてほしいのに、なぜかユノは僕を放っておいてくれない。

長い腕を伸ばして僕へと触れ、そっと包み込む。

優しく。

壊れやすいガラス細工でも扱うみたいに。

「愛してる」

「…」

聞きたくない。

なのに、耳を塞ぐこともできない。

何度も何度も、呪文のように繰り返される愛の言葉が僕の心を浸食していくみたいに。

「ここで休んでる?それとも、一緒にスタジオ行く?」

「…」

独りになりたい。

一緒にいることが心地よくなり始めている心をもう一度戒めるために。

なのに、なぜか僕はユノの手を小さく握っていた。

その手を、ユノもまた握り返してくれる。

心がふたつあるみたいだ。

まるでちぐはぐ。

そのまま手を繋いでユノとともに場所を移動する。

同じ建物内の、違う部屋。

なんか、不思議な光景だ。

一見部屋のようなのに、それは限られた範囲だけ。

それ以外は使い方も名前もわからない機械と、それを扱うだろうたくさんの人々でごった返している。

完全に、場違いだ。

やっぱりあの部屋で待ってるほうがよかったかも…。

「U-Knowさん、入りまーす」

「おはようございます。よろしくお願いします」

ひとりひとりに挨拶をして回るユノの後を俯きながらついていく。

「後ろにいる子、新人?」

「違います。オレの片想いの相手。いま、猛烈アプローチ中」

「…」

賑やかなスタジオに笑い声が響き渡る。

笑い事か…?

なんで、躊躇わないんだ?

だって、僕は男だ。

それこそ、ユノならより取り見取り。

美人だったり、可愛い子だったり、選び放題。

なのに、どうして僕なんだ…?

どうして、堂々とそんなことが言えるんだ…?

だって、1歩間違えたらバッシングを受けるに違いない。

いまのユノは単なる一般人ではなく、いわゆる芸能人なんだから。

「手、出すなよ?」

「…」

ホント、馬鹿だ。

僕も、ユノも。

涙が溢れてきた。

意味もなく、止め処なく。

「チャンミナ?」

「…」

もう誰も愛さないって決めたのに。

誰も信じないって決めたのに。

なのに、僕はまた信じようとしてる。

もう、信じ始めてる…。

「チャンミナ」

目を閉じて、涙が溢れないようにしていると不意に抱きしめられた。

息を吸い込めば、優しい香りがゆっくりと流れ込んでくる。

そして、聞こえてくる鼓動。

無意識に、僕の手はユノの服を小さく掴んでいた。

怖くて、離れたくなくて。

「大丈夫だよ。ここにいるから」

「…」

ホントに…?

本当に、僕のそばにいてくれる?

ずっと、僕のそばに。

「ユンホさん、お願いします!」

そんな声が少し離れたところから聞こえてきた。

「…」

ぐっと、胸を押した。

俯いたまま。

「すぐ終わらせるからちょっとだけ待ってられるか?」

頷くしかなかった。

もう少しそばにいてほしいけど。

仕事の邪魔はしたくない。

「ほら、座って?あそこで撮影してるの、ここからなら見えるだろ?」

「…さっきの部屋で待ってる」

撮影なんか、見ていたくない。

だって、遠い存在だって嫌だって突きつけられる。

ナイフみたいな現実を。

僕は何も持っていない、人様に言えないような、自慢なんて一切できない仕事をしている一般人。

対してユノは目くるめく眩いほどの光に満ち溢れた世界で生きる人。

「ダメだ」

「…」

「ここにいて?オレの、目の届くところに。な?」

聞いておきながら、有無を言わせぬその雰囲気。

それ以上、何も言えなくなる。

「チャンミナ」

頷けば、優しく髪を撫でられた。

「ありがとう」

するりと、手が離れていく。

顔を持ち上げれば、背を向けて遠ざかっていく後姿。

「…」

ぎゅっと胸が締め付けられるように痛む。

痛みを誤魔化すように胸のあたりを鷲掴み、目を閉じた。

僕は、どうしたらいい…?

このまま、そばにいていいの…?

「チャンミン君、だっけ?」

「…」

不意に呼ばれ、もう一度顔を上げた。

そこには車を運転していた、おそらく付き人かマネージャーだろう人。

「チャンミン君は、ユノのことどう思ってる?」

「…」

そんなの、僕が聞きたいくらいだ。

わからなくて、困ってるのに。

「本気じゃないなら、君から距離を取ってもらえないかな?わかるだろ?女性ならまだしも、男性とスキャンダルなんて…な?」

「…」

何も言えない。

僕に何を言う権利もない。

ユノのために僕ができること。

それは…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇わり 様

せっかくいいカンジになっていたのに、またしても邪魔者登場!
一番厄介なタイプ?
ドSな展開に興奮を見出されるとは…かなりのMですね(笑)
これからどうなちゃうのかな?
また、さらに拗れちゃう??

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Re: どうするの!

ペ◇マミー 様

ほんと、次から次へと…"(-""-)"
せめてもうちょっとチャンミン君が落ち着いてからだったならよかったのに…(T_T)
また、逃げだしちゃうかな?
どうなるかな??

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Re: タイトルなし

???? 様

なんだか、ボロボロですね…(T_T)
ふたりとも。
ふたりに癒しを…っ!

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ホント、マネージャーめ…余計なことを"(-""-)"
せっかくちょっとだけいいカンジになってきてたのに、またヤバイ方向へ…。
チャンミン君、しっかり!

まだまだ、先は長いですよ~♪
ちなみに…まだ折り返し地点にもいっとりません(笑)
書き直しとか、付け足したりとかしてたら、お話増えちゃった~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント、余計なことを…。
いまが大事な時だというのに…"(-""-)"
どうなっちゃうんでしょうね~…。

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Re: タイトルなし

ユ◇ナ 様

ホント、マネージャーったら…"(-""-)"
どうなっちゃうのかな?
チャンミン君、大人になってもまだぐるぐるです(笑)

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Re: ええっ!?

ち◇な 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

ツライ展開ばかりで申し訳ありません(>_<)
まだ折り返しじゃないんですよ~。
でも、もうすぐ折り返しですのでご安心ください。(←なにを!?)
最後までお付き合いいただければ幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします(≧▽≦)

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Re: 届くかな?

y◇ki 様

ホント、せっかく心を開きかけてたのに…(T_T)
チャンミン君にはユノ様が必要なのに、余計なことを…。
ユノ様、なんとかしてあげて!

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

そりゃ言われちゃいますよ~!
だって、タレントの位置大事になりかねないですからねぇ…(;^ω^)
いつになったら素直なチャンミン君が戻ってくるんだ!?

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