雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 37


TAXI 37



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



撮影を早く終わらせるためには、いつもより集中していた。

ミスのないよう。

監督の要望をすべて叶えるために。

それしか、オレにはできない。

ホントはチャンミンのそばにいてやりたい。

仕事なんて、どうだっていい。

だって、この仕事すらチャンミンのためにしていること。

チャンミンにオレのことを好きになってほしいから。

そのためだけにしている。

「はい、OK」

その声が聞こえ、胸を撫で下ろした。

セットの一部であるソファから立ち上がり、チャンミンのいるほうを見やる。

瞬間、目を見開いた。

さっきまでそこにいたはずなのに、いない。

ここにいてって、目の届くところにいてって言ったのに。

控室に戻ってみると、ソファの上にその姿があった。

大きな身体を小さく丸めて、身を守るように。

心を隠すようにぎゅっとまぶたを閉じて。

「…」

手を伸ばして触れてみれば、ビクンと大きく震える。

かっと目を見開いて、怯えてるみたいにオレを振り返った。

オレを認めたかと思えば、ゆっくりと視線が揺れながら離れていく。

なんで…?

さっきはオレのことを求めてくれていたのに。

少し、心を開いてくれたように思えたのに。

また固い殻の中に閉じこもってしまった。

まるで、貝みたいに。

「チャンミナ」

もう一度、心を開いて…?

願いを込めて、距離を取ろうとしているその腕を取り、抱き寄せた。

「…っ」

硬直したその身体。

落ち着かせるように頭を、背中を撫でれば、ゆっくりと弛緩していく。

身を委ねるように。

「ちゃんと、オレの目の届くところにいないとダメだろ?」

「…」

相変わらず言葉は少ないけれど、持ち上がったチャンミンの手がまた小さく服を掴む。

優しく包んでいた腕に力をこめて、抱きしめた。

強く。

ここにいるって、言葉じゃなくて、ぬくもりで伝えるために。

柔らかい髪に頬をうずめて、隙間がないくらいきつく抱きしめて。

「愛してる、チャンミナ」

「…」

想いを言葉にして告げれば、チャンミンの手が腰へと回される。

胸元に顔を埋めさせて。

なんか、チャンミンの心が少しずつ近づいて来ている気がする。

勘違いかもしれないけど。

でも、そうとしか思えない。

言ってくれないかな…。

好きだ、って。

もしも言ってくれたなら、キスしたい。

いますぐに。

しかし、言ってくれないだろうな…。

チャンミンはたぶん、怯えてる。

心配なんか、いらないのに。

オレは絶対に裏切らないし、心変わりもしない。

だって、20年くらいずっと好きなんだから。

それなりに生きてきて、いろんな人と知りあって、それでもまだチャンミン以上の人に出逢っていない。

やっぱり、オレにはチャンミンしかいない。

そう実感するだけの時間。

だから、諦めない。

チャンミンが心を開いてくれるまで。

好きだって言ってくれるまで。

とりあえず、いまは一緒に過ごす時間だ。

それしかない。

再開した撮影。

集中しながらも時折チャンミンを確認して、1日かけての撮影が終わった。

気づけば21時。

普通で考えたら遅いけれど、頑張ったほうだと思う。

マネージャーに頼んでもらって24時間営業のスーパーへと立ち寄る。

一応サングラスと帽子で顔を隠して。

「なに作ってくれんの?」

「…」

カゴを置いたカートを押すのはオレ。

その斜め後ろをチャンミンがついてくる。

振り返ると、大きな瞳がちらっと窺うように一瞬だけオレを見つめる。

「久しぶりにチャンミナの作ったスンドゥブが食べたいな」

「…今からじゃ時間かかる」

「そうなの?」

よく食べるけど、作り方は知らない。

何がどう、時間かかるんだろ…。

「スンドゥブは明日。今日は、パスタ」

「明日も作ってくれんの?」

「別に…いらないなら、いい」

「んなこた一言も言ってないだろ?」

すぐ拗ねる。

手を伸ばしてポケットに入れたままのその手を握った。

「何、必要?」

「…」

無言のまま、手を引かれた。

手は繋いだままで、もう片方の手で次から次にカゴの中へ食材を詰め込んでいく。

野菜を選りすぐって、人もまばらなスーパーを隅から隅まで。

だって、オレの家ってばなんにもない。

ほとんど外食。

冷蔵庫の中は飲み物だけ。

だから、調味料から全部そろえないといけない。

一応、鍋とかだはあるけど、一度も使ったこともない。

インテリアみたいなものだ。

「いままで、何食べてたの…?」

「外食?弁当?」

ホント、それしかない。

食事なんて、ある種義務みたいなものだったし。

食べたいから食べるというよりは、食べなければという強迫観念。

自ら食べたいと思ったのは久しぶりだ。

「身体に悪い」

「じゃあ…これからは、チャンミナが管理して?」

「…」

「決まり」

我ながらいい案だ。

会計を済ませて袋へと詰め込み、待機していた車へ乗り込んで自宅へ。

帰るなりキッチンへと向かうチャンミンの後姿を見つめながら、後に続く。

買ってきたものを作業台に広げ、必要なものだけを残して冷蔵庫へ。

調理を開始するチャンミンをしばし見つめていたが、足が引き寄せられるように動いていく。

そして真後ろへ佇み、腕を回した。

包み込めば、ビクンと身体が大きく震える。

「なんか、幸せ」

「…」

「チャンミナがオレの家で、料理作ってくれてるなんて…」

夢に見ていた世界が、いま目の前にある。

これがどれほどの幸せか。

きっと、チャンミンにはわからないだろうな…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ドキドキしていただけたようで何よりです(´∀`*)ウフフ
まだまだ先は長いですね~…。
いったい、いつになったらふたりのイチャコラになるんだか(;^ω^)
そろそろチャンミン君も…ね?

コメント

Re: ほっ😊

ペ◇マミー 様

ユノ様はご機嫌ですよ~(´∀`*)ウフフ
最初、ちょっと焦ってましたけど(笑)
これからどうなる?
また堕ちちゃう??
何しろ葉月ですからね~( *´艸`)

コメント

Re: はじめまして

mi◇-know 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

お話によってまったくキャラの違うお二方。
一途なユノ様と屈折しまくったチャンミン君ですが、いったいどうなることやら…(;^ω^)
でも、ちょっとずつチャンミン君の心が開いてきたような…?
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします(≧▽≦)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ちゃんといましたよ~(´∀`*)ウフフ
ユノ様も同じく焦っていたご様子。
ちょっとずつチャンミン君の心は開いてきましたが、マネひょんの一言でまたぐるぐるし始めちゃいました(;^ω^)
まだプラトニックなおふたり♡
ユノ様の理性はどこまで持つのか…。
ある意味、それも楽しみのひとつにしていただければ幸いですm(__)m
ちなみにいま、ちょうど真ん中くらいですかね~www

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Re: タイトルなし

あ◇まい 様

チャンミン君の荒み具合は半端ないですね~…(;^ω^)
ユノ様の大きな愛で少しでも心が癒えるといいんですが。
チャンミン君、早く信じられるものを見つけられるといいですね♡

コメント

Re: う~ん(>_< )

ち◇な 様

こちらこそコメントありがとうございますm(__)m
少しずつチャンミン君の心が戻ってきてるかな?
これもユノ様のおかげ!
周りの言葉に振り回されることなく、このままふたりで真っ直ぐに進んでいってほしいものです…。
って、葉月次第なんですけどね(;^ω^)

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