雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 40


TAXI 40



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



心地よいぬくもりに包まれて迎えた朝。

いまだ眠るユノを残し、静かにベットを降り立った。

朝食でも作ろうと思って。

昨日買ってきたパンと、ベーコンエッグと、野菜スープ。

簡単だけど、ないよりはまし。

一通り準備を整えて、寝室へと舞い戻る。

まくらをぎゅっと抱きしめて眠るその姿に過去を思い出す。

「…」

無意識に手を伸ばし、そっと髪に触れた。

柔らかい、猫のようなその感触。

気持ちいい。

あともう少し、もうちょっとだけ。

そんなことを心の中で呟きながらその柔らかな髪を撫でる。

すると、くすっとかすかに口元に笑みが浮かんだ。

手を離そうとすれば、まくらを抱きしめていた手が伸びてきて、離れるのを妨げるように掴む。

そのまま引き寄せられ、当然の如くユノの腕の中。

「おはよ」

「…おはよう」

閉ざされていたまぶたがゆっくりと開き、その裏から現れた瞳が僕を捉える。

微笑みを宿したままに。

「いいな、こういうの」

「…?」

「チャンミナに起こしてもらう朝」

なんだ、それ。

そう、心の中で毒づく。

誰が起こしたって一緒だ。

それこそ、目覚ましでもかければいい。

「これが毎日続けばいいのに」

「…」

そんなに、なの…?

確かに起こしには来たけど、髪をなでていただけ。

起こしたのとはちょっと違う。

「もう1回してくんない?」

「…?」

「さっきみたいにさ。頭、撫でて?」

「…」

断る理由がなかった。

窮屈な態勢から腕を伸ばし、髪をなでる。

ゆっくりと。

感触を確かめるように。

「気持ちいい…」

目を閉じて微笑み、小さく囁く。

そしてゆっくりともう一度まぶたを開き、僕を見つめた。

「頭撫でられるのって気持ちよくない?」

「…」

「ほら」

ユノの大きな手が優しく僕の頭をなでる。

いま、僕がそうしていたみたいに。

子どもじゃないと思いながらも、ホントに気持ちいい。

思えば、親に頭を撫でられたこともなかった。

撫でてくれたのはユノと、アイツ。

胸に頬を寄せ、目を閉じた。

いまは余計なことを考えたくない。

この柔らかい、羽根のような感触に浸っていたい。

「気持ちいいだろ?」

素直に頷き、窺うようにユノを見つめた。

「もっと?」

もう一度、小さく頷く。

するとすぐにユノの手のひらが再び僕の頭を撫で始める。

なんか、眠くなる。

このまま、もう少しだけ寝てしまいたい気分だ。

でも、そうも言ってられない。

ユノは今日も仕事だって言ってたし、朝食も取らなきゃだし、シャワーも浴びなきゃだし。

遠ざかりつつあった意識を現実に引き戻し、まぶたを開く。

頭を浮かせ、間近でその顔を見つめた。

「ん?」

ホント、綺麗な顔。

男らしくて、カッコよくて。

しかも、優しい。

傍から見たらきっと嫌なやつ。

だって、外見だけならまだしも、中身まで完璧なんだから。

「ゴハン、できてる」

「マジ?チャンミナ作ってくれたの?」

「…僕以外に誰がいるんだよ」

ユノと自分とを比較して、卑屈になって。

つい、また冷たい言葉が口から飛び出していく。

自分で紡いだ言葉にチクっと心が痛んだが、気づかぬフリ。

僕を抱えたまま上体を起こしたユノが、不意に僕の頬へと口づける。

「…っ」

唇の触れた箇所を手のひらで押さえ、きつく睨みつけた。

でも、ユノの笑顔は崩れない。

どこにそんな力があるのか、僕を肩に担ぎ上げたかと思えば、スタスタと歩いていく。

一瞬慌てて暴れたが、落ちそうになって、腰へと逆にしがみついた。

「ちょ…っ、お、下ろせっ!」

「うまそーっ」

僕の言葉を完全に無視。

謳うようにそう呟き、そっと僕の身体を下ろす。

そこは、ダイニングテーブルのイスの上。

「いただきます」

顔を洗え。

歯を磨いてからにしろ。

そう言いたかったが、既にユノは食べ始めていた。

スープを飲んで顔を綻ばせ、トーストの上にベーコンエッグを載せたかと思えば2つに折って、豪快にパクリ。

なんか、怒る気もうせてくる。

あまりにも、幸せそうで。

「…」

ため息をひとつこぼして気持ちに区切りをつけ、スプーンへと手を伸ばした。

野菜スープで体内をあたため、トーストにバターを塗って1口。

咀嚼を十分にしながらゆっくりと。

半分ほど食べ終わる頃にはすでに、ユノは朝食を終了して僕を見つめていた。

「…」

正直、食べづらい。

「冷蔵庫にヨーグルトあるから…」

「持ってくる」

すんなりと立ち上がったかと思えば、すぐさま戻ってくる。

手にはふたつのヨーグルト。

どうやら僕の分も持ってきてくれたらしい。

「先に食べれば…?」

「チャンミナと一緒に食べたい」

「…」

だったら最初からペースを合わせればいいのに…。

「そんなに見られてると食べづらい」

「気にしなくていいから。置物くらいに思っておいて」

できるか。

心の中でそうツッコミ、トーストの最後の1口を飲み込んだ。

パサつく口の中を潤すように残っていたスープを飲み干し、ヨーグルトへと手を伸ばす。

するとユノもまたヨーグルトを引き寄せて、蓋を開けた。

1口、また1口。

僕のペースに合わせてくれているみたいだ。

一応、考えてくれたのかな…。

食べづらいって言ったから。

「…」

でも、ホントにまずい。

こんなことで少し幸せだと感じ始めてしまっている自分がいる。

ユノと一緒にいることで。

何重にもカギをかけて、分厚い殻に閉じ込めたはずの想いがまた…。




つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様はもうチャンミン君を失うなんて考えられないし、耐えられないでしょうね~…。
チャンミン君、どうなる?
かなりいいカンジにはなってきてるんですけど…(;^ω^)
ムソク様が何をしたか?
それはいずれわかるかも??

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Re: タイトルなし

こ◇ろ 様

チャンミン君の心は戻るかな?
これ以上余計な子を言う人が現れないといいですね~(´∀`*)ウフフ
でも…そろそろふたりのイチャコラが書きたい…"(-""-)"

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

何気に恋人のような甘い朝♡
でも、まだちょっとぎこちない?
かなりチャンミン君とユノ様の距離が縮まってきたような…。
このまま順調に行きますように(>_<)
頑張れ!チャンミン君っ!

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Re: そうだよ🎵

ペ◇マミー 様

チャンミン君ってば頑なですね~…。
心の傷はかなり根深いようです(T_T)
でも、あともうちょっと?
ユノ様、押しの一手しかないですよ~(>_<)

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Re: ふぅ~

か◇ 様

心の傷っていうのは厄介ですからね~…(;^ω^)
1歩を踏み出す勇気がチャンミン君に残っているか…が問題です…。
ユノ様、あとうもうちょっと!?

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