雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 47


TAXI 47



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



名前と顔しかわからない人を探す毎日。

でも、なんだろう。

以前にも同じことをしていた気がする。

たぶん、していたんだろうな。

家にあんな調査資料があるくらいなんだから。

オレと彼の関係の人だったんだろう…。

携帯電話に保存されていた写真はどれも彼の若い頃の写真だった。

その中の1枚に、一緒に撮ったものがあった。

写真の中で、オレは嬉しそうに笑っていた。

頬を寄せ合って、肩を抱いて。

誰が見てもわかる。

コイツは彼が好きなんだ、って。

たぶん、そうなんだろう。

でも、わからない。

オレが彼を好きだったことは間違いないけれど、じゃあ、彼は…?

もしかして、恋人だった…?

それとも、オレの片想い?

見ていれば思い出すかもと思って、時間があるとその写真を眺めていた。

でも、何も思い出せない。

いったい、どうして…?

脳に異常はない。

しかも、記憶の欠落が特定の誰かに限定されているということは、精神的なものだろうと医者が言う。

忘れてしまいたいほど、ショックなことがあった…?

オレと彼との間に。

目覚めたとき、彼は喜んでいてくれているようだった。

安心したように涙を流し、喜びをかみ締めるようにオレの名を呼んで、抱きしめてくれた。

何かあったようには思えない。

どちらかというと、両想いだったようにさえ感じられる。

なのに、忘れている。

彼のことだけぽっかりと。

「…ノ、ユノ!」

「…っ」

突然名前を呼ばれ、身体が飛び跳ねた。

「何ぼーっとしてんだ!仕事なんだからしゃきっとしろっ」

「…」

マネージャーに怒鳴られ、意識を切り替える。

しかし、集中できない。

仕事へと復帰したあの日からずっと。

だって、わからないんだ。

なんでこんな仕事をしているのか。

ため息しか出てこない。

でも、やらなければならないと奮起する。

そんな状態で仕事をしたところで、いいものなんてできるはずもない。

今日もまた中途半端なまま撮影は終わった。

本当なら昨日には終了しているはずだったのに。

おかげでスケジュールはカツカツだ。

「お前、いい加減にしろよ!やる気がないなら辞めちまえっ」

「…」

それも、ありだな。

なんでやっているのかもわからない仕事。

人様の迷惑になるくらいなら、辞めたほうがいいのかもしれない。

小言を言われながら、深夜の街を走り抜けていく。

あっという間に流れていく景色をなんとなく眺めていたそのときだった。

「止めろっ!」

「!?」

声に驚いたのか、急ブレーキ。

車体が大きく揺れた。

扉を開け放ち、外へと飛び出す。

ガードレールを飛び越えて、歩道を走った。

いままさに、暗い路地へと消えようとしていたその人を捕まえた。

腕を掴んで、引き寄せ、抱きしめた。

反射的に。

腕の中に包み込んだ瞬間、懐かしさがこみ上げる。

背丈はさほど変わらないのに、すっぽりと収まる細いその身体。

まるい後頭部を撫で、その香りを深くまで吸い込んで。

「チャンミナ…っ」

やっと、見つけた。

充足感で胸がいっぱいだった。

もう二度と離したくない。

抵抗しないのをいいことにそのまま車へと戻って、押し込んだ。

「出して」

「お前…思い、出したのか…?」

「いいから、早く出せよっ」

何を聞いてもはぐらかし続けたマネージャーに、何も言いたくない。

誰にも邪魔されたくない。

ぎゅっとその身体を抱きしめて、唇を寄せた。

それは極自然な流れだった。

なんの躊躇いも、迷いもない。

まるで、そうすることが当たり前であるように。

「チャンミナ…」

何度も口づけることで、心に空いた穴が埋まっていく。

そして、不安を覚えた。

ゆっくりと身体を離し、頬に手を添えるようにしてじっとその瞳を見つめる。

虚ろな瞳。

こぼれ行く涙。

「ゴメン、な…?傷つけて、不安にさせて、ゴメン」

「…」

「チャンミナ。オレが、わかるか…?」

問いかけると、虚ろだった瞳がゆっくりと持ち上がっていく。

声は、届いている。

ただ悲しみに打ちひしがれているだけ。

「チャンミナ」

「…」

唇が、震えるように動いた。

ユ、ノと。

ひとつひとつの音を確かめるように、かすかに紡がれた音。

「もっと呼んで?」

「ユ、ノ…」

うわ言のようにオレの名前をひたすらに呼ぶ。

まるで、その言葉しか知らないみたいに。

「チャンミナ…」

「ユノ…」

「もう、絶対に離さないから」

背がしなるほど強く抱きしめて、白いうなじへと口づける。

抱きしめた身体が、腕の中で小さく跳ねた。

可愛らしく、従順なその反応。

「ゆ、の…っ」

垂れていた腕が持ち上がり、ぎゅっとオレの服を掴む。

どこにも行かないでと、迷い子が母親に訴えかけるみたいに。

「ここにいる。だから…チャンミナも、ここにいて?オレのそばに、ずっと」

願いを紡げば、チャンミンは小さく頷いた。

そして、身を委ねる。

こつっと肩に額を押し当てて、甘えるように。

だから、抱きしめた。

強く。

きっと、これがオレたちの当たり前な形。

間違いない。

オレは、チャンミンが好きだ…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

そうなんです!
記憶はなくとも心が求めてたんです(T_T)
めでたく再会を果たしたふたり。
どうなっちゃう?
とりあえず勢いに任せてちゅーしちゃってますが(笑)

今度はBesideの読み返しですか!?
ありがとうございますm(__)m
お身体、壊さないようにしてくださいね~♪

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Re: タイトルなし

toh◇tyan 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

ようやく、幸せになれそうな気配?
無事に再会し、想いが通じ、残すは…??
このお話のふたり、ホントにどん底でしたからね~…。
その分幸せにしてあげないと(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: タイトルなし

こ◇ろ 様

そうですね~…。
葉月も早く、元通りの可愛いチャンミン君に戻ってほしいです(T_T)
っていうか…ふたりを幸せにしてあげたいのですが…"(-""-)"
ムソク様、やっぱり気になりますよね~(;^ω^)

コメント

Re: ほっ😊

ペ◇マミー 様

とりあえず一安心(´∀`*)ウフフ
しかし…チャンミン君、大丈夫かな?
でもユノ様の元に戻れたし…もう、大丈夫?
とりあえず…ふたりの甘々が書きたいな~…(;^ω^)

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

朝から泣かせちゃってすみませんm(__)m
残念ながらユノ様はまだ思いだしていませんね~…。
でも、本能が覚えてるカンジです♡
ようやくチャンミン君もユノ様のこと呼べたし(´∀`*)ウフフ
どうなるかな~??

コメント

Re: タイトルなし

ホッ◇ケーキ 様

ようやく、ふたりの想いがひとつになれる瞬間…でしょうか?
このお話のふたりはホントに辛いことばかりでしたからね~…(T_T)
そろそろ幸せにしてあげたいな♡

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