雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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TAXI 48


TAXI 48



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ずっと家に引きこもっていた。

何もする気が起きない。

食べても吐いてしまうし、横になっても眠れない。

出口のない迷路に足を踏み入れてしまったみたいに。

乗り越えきれない高い壁に覆い尽くされ、光さえも届かない闇の中に放り込まれてしまったみたいに。

生きている理由を見失い、死を意識するようになった。

これで、2度目。

家を抜け出して、ふらふらと歩き出す。

深夜の、人もまばらな街を。

誰にも迷惑をかけることなく、眠るように終わりを迎えたい。

当てもなく歩き続けていたその時だった。

腕を引かれた。

風に漂い、かすめた香り。

腕に絡みついたぬくもりと、その強さ。

夢…?

または、僕が作りだした幻…?

「チャンミナ…っ」

記憶の中そのままに、耳に届いた声。

枯れたと思っていた涙が、またあふれ出す。

抱きしめられた瞬間、そのぬくもりが止まっていた時計を動かした。

本物…?

夢や幻じゃなく…?

僕の願いが生み出したものじゃないのか…?

「ゴメン、な…?傷つけて、不安にさせて、ゴメン」

違うよ。

謝らなきゃいけないのは、僕のほうだ。

あんな酷いことを言ってユノを傷つけたのは僕なんだ。

「チャンミナ。オレが、わかるか…?」

わかるよ。

わかるに決まってるじゃないか。

だって、ずっと想ってたんだから。

夢か、現実か、確かめたくて、見つめた。

滲む視界の真ん中で、ユノがいる。

僕を見つめてくれている。

「チャンミナ」

声が、声にならない。

呼びたいのに、呼べない。

ただ、唇がわななくだけだった。

「もっと呼んで?」

「ユ、ノ…」

「チャンミナ」

「ユノ…」

ずっと、呼んでたよ…?

ユノのこと、ずっと呼んでた。

辛くて、悲しくて、苦しくて。

ホントにどうしようもなくて、ユノの名前をずっと心の中で呼んでいた。

「もう、絶対に離さないから」

ホントに…?

こんな僕を、許してくれるの…?

強く抱きすくめられ、あの日と同じ個所へ口づけられ、身体が震えた。

「ゆ、の…っ」

夢じゃない。

感覚も、体温も、声も、抱きしめる腕の強さも。

確かめたくて、手を伸ばした。

ぎゅっと、しがみつく。

子どもみたいに。

ダメなんだ。

ユノがいないと、もう僕は息をすることさえできない。

「ここにいる。だから…チャンミナも、ここにいて?オレのそばに、ずっと」

耳元で囁かれた声。

その言葉。

僕は、ここにいていいの…?

まだ、ユノのそばにいていいの…?

できるなら、一緒にいたい。

もう自分を偽ることさえできない。

頷き、身を委ねた。

応えるように抱きしめ返してくれる。

「…」

安堵した。

ここにいていいんだ、って。

ユノがそれを望んでいてくれるなら、一緒にいたい。

ずっと。

もう、馬鹿なことは言わないから。

今度こそちゃんと言うから。

ゴメン、って。

好き、って。

「チャンミナ。ちゃんと掴まってろよ?」

ふわりと身体が浮かび上がる。

ゆらゆらと揺れる視界。

たかだか2週間ほどなのに、もう何年も来ていなかったみたいに懐かしい。

逃げだしたエントランス。

柔らかい光に照らし出された廊下に、飛び込んだエレベーター。

そして、ユノとふたりきりで過ごした部屋。

寄り添って眠ったベット。

「チャンミナ」

柔らかなスプリングの上に寝かされ、見下ろすその瞳を見つめた。

「ユノ…」

「好きだよ、チャンミナ。愛してる」

「…」

もう二度と、聞けないと思ったその言葉。

胸が熱くなる。

嬉しくて。

「ユノ…っ」

「…」

頬に宛がわれた手のひら。

そして、そっと唇が重なり合った。

浅く唇を開けば、湿った生暖かい肉塊が入り込んでくる。

淫靡な音をさせながら舌を絡ませ、服へと手をかけた。

布1枚でも、僕とユノを隔てるものは邪魔に思えて。

ユノも、同じ気持ちでいてくれてるんだろうか…。

頬に触れていた手が、同じように服を脱がし始める。

唇は重ねたままに、身を捩るようにしてお互いの服を脱がせ、いつしか生まれたままの姿となる。

全身に降るキスの雨。

余すことなく触れていく手のひら。

「チャンミナ…」

情欲に濡れたその瞳に吸い込まれていく。

早く、ユノのものになってしまいたい。

ユノとひとつになりたい。

「お願い、ユノ…」

「ん…?」

「もう、離さないで…。ひとりにしないで…っ」

謝らなきゃいけないのに、気持ちを先に伝えなきゃいけないのに。

また、僕は勝手なことを言ってる。

「誰が離すかよ。ひとりになんて…絶対にしてやんない」

「ユ、ノ…っ」

伸ばした手にそっとユノが口づける。

まるで、誓いを立てるように。

もっとちゃんとユノのことを見ていたいのに、滲んでいく。

意地悪するみたいに。

「もう、泣かなくていいから。だから…笑って?」

歪む視界の中で、ユノが微笑んでいた。

少し困ったように。

「携帯にさ、いっぱいチャンミナの写真があったんだ。すっげぇ、可愛い笑顔で映ってて…。だから、それが生で見たい。明日でも、明後日でもいいから…オレのために笑って?」

うまく笑えるかなんてわからない。

だって、もう何年も笑ってなんかいないから。

でも、ユノが願うなら叶えたい。

いまは無理でも、いつか。

「ユノ…」

「オレが欲しい?」

偶然なのか、必然なのか。

同じ問いかけ。

あの時は答えられなかったけれど、いまならできる。

頷き、手を伸ばす。

「欲しい…っ」

言葉にして想いを伝えれば、子どもみたいに無邪気な笑顔をこぼす。

想いを届けた唇を塞がれたかと思えば、身体の中心にあるそれを手のひらが優しく撫でる。

「…っ」

脊髄を通り抜け、脳へと伝わるその感覚。

その先にあるものを夢見る。

早く、ユノのものになりたくて。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

気づいてませんね~(;^ω^)
そしてユノ様初体験ですが…大丈夫か?
う~ん…"(-""-)"
ようやくチャンミン君も素直になって…♡
でも嫌な予感します?
どうなると思います??
明日までやきもきしててください(笑)

葉月もそろそろ希少生物さんと遊びたい…www

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Re: タイトルなし

あ◇まい 様

そりゃ深読みしますよね~(´∀`*)ウフフ
何しろドS葉月だし(笑)
このまま順調に行けるのか!?
でも、そろそろふたりにも幸せを感じさせてあげたいな~…。
どうしようかな~( *´艸`)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様


ようやくここまで来ました!
ホント、長かったですね~…(T_T)
ふたりともいっぱい苦しんで、傷ついてきたからその分、結ばれたときの幸せは計り知れないはず♡
って、まだ途中ですけどね(笑)

ようやく素直になれたチャンミン君。
これからはいっぱいユノ様に好きって伝えてほしいですね~(´∀`*)ウフフ

ユノ様、どうなんでしょうね~?
ホントに記憶が戻っていないのか??
仰る通り、なんら違和感がない対応ですからね~…。
謎…"(-""-)"
もしも戻っていないなら、ある種、チャンミン君への想いが本物ということ!
明日は、いよいよかな~( *´艸`)

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Re: LOVE♡

K◇O 様

ホント、ずいぶん遠回りしましたね~…(;^ω^)
ようやく手にした幸せ♡
これからは見失うことなくふたりで歩んでいってもらいたいです(´∀`*)ウフフ
そして…ホント、ユノ様の想いの深さには脱帽です!
一途ってこういうことを言うんですよね~♪

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Re: やっと!

y◇ki 様

ようやく戻ってこれましたね~(´∀`*)ウフフ
お互い好き同士なのに、遠回り、遠回り…(T_T)
手に入れた幸せ、存分に満喫…できるかな!?

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Re: えぇ👀‼

ペ◇マミー 様

え!?
ダメですか?
もうちょっとどん底に突き落としたほうがいい??

ちょっと複雑ですね~…。
だって、ユノ様はまだ記憶取り戻してないし…。
このまま順調に行けるのか!?

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Re: タイトルなし

ひ◇わり 様

ホント、長かったですね~…(;^ω^)
かなりどん底まで突き落としちゃいましたからね(笑)
でも、だからこその今日でしょ♡
もう大丈夫…かなぁ?
もしも何かあったら1発バシっとお願いしますwww

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Re: タイトルなし

T◇ゃん 様

ようやくここまでたどり着きましたね~(´∀`*)ウフフ
まだ問題も残っとりますが、とりあえずは幸せを存分に満喫…させてあげたいな~(笑)

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Re: タイトルなし

け◇こ 様

お久しぶりですm(__)m

ようやくすれ違ってたふたりがうまくかみ合ったようです♡
もう大丈夫!…と言いたいところですが、まだ問題は残っているような…(;^ω^)
でも…もうこれ以上はぐれてほしくないな~(´∀`*)ウフフ

今日は嬉しいコメントばかりです♪
お返事もしやすいな~www

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