雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.4-22


Bittersweet ep.4-22





Bittersweet3.png



願うばかりに僕が生み出した幻。

でも、体温も、香りも、すべてがホンモノ。

記憶の中のユノそのままに、僕の腕の中にいる。

夢ならどうか覚めないで…。

「どうして…」

訪ねずにはいられなかった。

だって、まだ話も聞いてもらえていない。

僕の覚悟をなにひとつ。

なのに、どうして…?

「逃げだしてきた。オレ、もう離れないからな…っ」

頭が真っ白になった。

あの時の僕と同じじゃないか。

理由は違えど、結果は同じ。

「帰りなさい」

「え…?」

「送っていきます」

「チャ、チャンミン…?」

絶対にそれはダメだ。

ぽろぽろと光の欠片が瞳からこぼれていく。

「い、イヤだ!戻らない!ここにいるっ」

「ユノには後悔してほしくないんです」

「後悔なんかしない!」

「僕と同じ轍を踏む気ですか?」

わかって?

ユノ。

ユノなら、わかってくれるはずだ。

案の定、言葉を詰まらせた。

「失ってからじゃ遅いんです」

「チャンミン…」

「僕ができなかった分、ユノには家族を大切にしてもらいたいんです。だから…」

なんて言えばいいんだろう。

思いつかない。

お願いだからわかって?

僕がいま抱えているような苦しみを、後悔を、ユノに味わってほしくないんだ。

「ちゃみ…っ」

理解してくれた。

頭では。

でも、心は納得してくれていない。

だから、そっと腕を解いた。

できるなら、僕だってこのままそばにいたい。

こんなにも愛してるんだ。

でも、いまはその時じゃない。

「…」

解いた手に視線を落とすと、そこには傷だらけの手のひら。

皮はむけ、ところどころ血が滲んでいる。

痛々しいその手のひらに、そっと唇を寄せた。

「こんなに傷を作って…。処置が先ですね」

「…」

「おいで?手当てしますから」

まだ処理しきれていないのだろう。

言葉はない。

ただ静かに手を引き、店内フロアにあるツールへと座らせた。

部屋に入れてしまったら、手放せなくなってしまうから。

単独2階へと上がり、救急箱を手にユノの元へと戻る。

よくよく見たら、素足じゃないか。

足の裏も酷いことになっている。

痛かっただろうに…。

いたわるようにそっと包み込み、足の甲へと口づけた。

「…っ」

まるで枯れない泉だ。

愛しさが溢れだしてくる。

いっそ、このまま閉じ込めてしまおうか…。

悪魔が耳元で囁く。

でも、僕はそれを打ち払った。

それは絶対にダメだ。

「チャンミン…」

「うん?」

「ゴメン、な…?」

「…?」

なんのことだ?

謝られるようなことはされた覚えがない。

顔を上げれば、まだ濡れた瞳。

傷だらけの手が伸び、僕の頬へと触れる。

「オレが、隠そうとしたからいけないんだ…。親父がウソ、嫌いなの知ってたのに…」

「怖かったんでしょう?」

「え…?」

驚いたように目を見開き、呆然と僕を見つめる。

気づいていないと思ってたのかな…。

わかるよ。

ユノの考えていることくらい。

「本当のことを言って、ご両親に反対されるのが」

「…うん」

「当然だと思いますよ?だから、ユノが謝る必要はありません」

足の裏に刺さった小さな石をピンセットで丁寧に抜き取り、消毒をする。

ガーゼを押し当てて、包帯で巻いて。

次は手のひら。

「手、何したんです?」

「木登り…じゃなくて、木滑り?」

「…」

確かに、ユノの部屋から少し離れたところに大きな木があったな。

でも、1メートルくらい離れていたはずだ。

飛び移った…?

じろりと睨み付ければ、わざとらしく肩をすくめる。

「そんな危ないこと、二度としないでください。万が一のことがあったらどうするんです?」

「ゴ、ゴメン…」

あんな想い、二度としたくない。

ホントに…とんでもないじゃじゃ馬だ。

「待ってて?いま靴下と靴を持ってきますから」

「…」

頷かないのは、まだ納得していないから?

でも、このままずっと一緒にいるわけにはいかない。

再び2階へと上がり、靴と靴下を1足ずつ手にして下へと戻った。

傷だらけのユノの足に靴下をそっと履かせ、靴を差し出した。

「痛くないですか?」

「ん、大丈夫」

もう少しこのままふたりきりでいたいけれど、このままでいたら離れられなくなる。

「送っていきます」

手を引いて外へと向かい、ユノの小さな頭にヘルメットをかぶせた。

まだ、消化できていないみたいだ。

「これ、誰のバイク…?」

「ドンワンひょんが貸してくれました。お父さんの了承が得られたら、一緒に返しに行って、Mariaで食事しましょうね?」

「…うん」

「しっかり掴まっててください」

ぎゅっと、ユノの腕が腰へと絡みつく。

ぴったりと密着した身体。

伝わってくる体温がまた心を揺さぶり始める。

地面をけり、ゆっくりと走り出す。

ユノの実家へと向けて。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どん底ですね…(T_T)
早くラブラブバカップルに戻ってほしいのですが…。
ユノ様のお父様はどう出る?
でも、親ならやっぱり子どもの幸せを願ってくれると思うのですが…(;^ω^)

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Re: スタート

か◇ 様

同じ日は来ない。
明けない夜はない。
ということで、どちらもリスタートです(≧▽≦)

豊洲、行けばよかったな…。
座れないからという理由で川口のみにしちゃいました(笑)
でも、何やら座席ができたと明日豊洲に参戦するチングに聞きました(;^ω^)
それなら行けばよかった…とちょっと後悔。
ふたりが帰ってきたときは後悔のないように全部申し込みたいと思います♪

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