雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Heaven's Day 3


Heaven's Day 3





HeavensDay01.png





隙を見つけて逃げ出さないと…。

けれど、逃げ道はすべて塞がれている。

ベタベタと触ってくる手が気持ち悪くて仕方ない。

「あれ…?上玉だと思ったらコイツ、男だぞ」

「は…?」

いましかない。

一瞬だけ生まれた隙。

彼らを押しのけるようにして駆け出した。

「な…っ!」

大通りに出た瞬間、ぶつかりそうになった人。

思わず、目を見開いた。

なぜ彼がここに…?

一瞬止まった時が、動き出す。

背後から聞こえてきた怒声によって。

「す、すみません!」

とりあえず、いまは逃げるのが先決だ。

止まって、再び絡まれるのだけは避けたい。

もしも警察なんかに捕まって、学校に報告されたら間違いなく退学だ。

それだけは避けなければならない。

彼が僕のことを知っている確率など万に一つもないし、もし知っていたとしても同一人物だとは思わないはずだ。

そのために普段はメガネをかけ、長く伸ばした前髪をうざいくらいに垂らしているのだから。

しかも、制服と私服という差はかなり大きい。

だから、振り返ることなく一目散に走り去った。

追ってこられないよう、無駄に右折左折を繰り返しながら。

だいぶ遠回りで家へとたどり着くと、すでに午前0時を回っていた。

いつもならベットにもぐりこむ時間。

軒先に座り込み、肩で荒い呼吸を繰り返す。

全力疾走したせいで、苦しいし、足はガクガクするし…。

もう、最悪だ。

「…」

でも、ここでじっとしているわけにはいかない。

そっと預かっているカギで扉を開き、中へと進んだ。

しんと静まり返った建物内。

足音を忍ばせてバスルームへと向かい、汗で湿った服をランドリーボックスに押し込む。

ひとりでは広すぎる浴室の片隅で汗を洗い流し、欲室内を掃除し、パジャマ代わりのTシャツとハーフパンツを纏った。

廊下を進んで、ひとつの部屋の扉を開く。

そこには所狭しと引かれたふとんの上に、たくさんの子どもたちが眠っていた。

みな、僕の可愛い妹や弟たち。

はだけてしまっているふとんを元へと戻したり、飛び出している足をふとんの中へしまったり。

そして一番奥にあるベットへと身を横たえた。

年長者に代々受け継がれてきたそのベット。

ここで夜を過ごすのもあと1年と少し。

高校を卒業するまでだ。

きっと、この子達は寂しがるだろうな…。

本当の兄のように慕ってくれているから。

それに、僕もそうだった。

兄さんや姉さんが自立をしていったとき、ホントに寂しかった。

数日間、毎晩のように泣いていた記憶がある。

血のつながりは、ない。

でも、同じ屋根の下で過ごした時間が家族よりも強い絆で僕たちを結び付けてくれる。

ここが僕の家。

あと、もうしばらくの間は。

暗闇に慣れてきた目で、あどけない寝顔をこぼす子等を見つめた。

おやすみ。

そう、心の中で呟く。

来週には少し彼らと過ごす時間が取れる。

勉強もしなければならないけど、彼らと過ごす時間は何よりも疲れた心を癒してくれるから。

目を閉じれば、疲れもあってすぐに意識は途切れた。

そしてすぐさま朝が来る。

太陽が目覚めるより早く起き上がり、身支度を整える。

「おはようございます」

食堂へ向かえば、優しい笑顔があった。

「おはよう、チャンミン。今日も早いわね」

「少しは休んでもいいのよ?チャンミンは頑張りすぎなんだから」

「いえ、大丈夫です」

だって、ここで過ごす時間はもう限られている。

精一杯の恩返しがしたい。

「掃除、してきます」

「お願いね?」

「はい」

僕の朝の日課は、掃除から始まる。

庭のような公園の掃き掃除から、廊下の水拭き。

3日に1回は窓掃除。

週2回のゴミ捨て。

細かいことも挙げれば、きりはない。

もちろん、身体的には辛い。

あと1時間でもいいから寝ていたいと、思うこともある。

でも、手は抜けない。

捨てられた僕たちを拾い、住む場所と食事を与えてくれるこの施設のためには。

1時間ほどかけて掃除を終え、今度は朝食の準備。

食堂にひとつひとつ、配膳をしていく。

ひとり、またひとりと寝ぼけ眼の子どもたちが姿を現す。

特に小さい子は大きな子が面倒を見る。

着替えをさせたり、顔を洗わせたり。

これはもう、風習といっていいだろう。

全員揃ったところで朝食を取り、当番制で片付け。

しかし、ゆっくりできるわけではない。

幼稚園や小学校へ行く子どもの準備をしなければならないからだ。

彼らを送り出し、ようやく僕も学校へと出発する。

遅刻ギリギリの時間に教室へと滑り込み、そっと息をついた。

ズレ落ちてきたメガネのフレームを指先で押し上げ、教科書を取り出した。

間もなく授業が始まり、先生の言葉に耳を傾ける。

けれど、襲いくる睡魔。

昨夜、寝るのが遅かったせいだろう。

ただでさえいつも寝不足気味だから余計に。

なんとか午前中の授業を終え、いつもならお昼ゴハンを食べてから昼寝に入るのが、食欲よりも睡魔が勝る。

ダメだ…。

このままじゃ午後の授業もまともに受けられない。

ふらりと独り教室を出て、保健室へと向かった。

ちょうどよく誰もいない。

誰もいないベットに倒れこむように横たわり、目を閉じた。

すぐさま、意識は吸い込まれていった。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ちらっと登場しましたね~(´∀`*)ウフフ
チャンミン君の生い立ちわかりました?
ユノ様はお金持ちらしいけど、まだ謎ばかり(笑)
どうなるのかな~♪

一生、翻弄され続けるとですよwww
それを幸せと感じるなんて…やっぱりドMですね~( *´艸`)

葉月もサンダルを考えましたが…歩くことを考えるとやっぱりスニーカーかな?
なんだかんだ、一番疲れないんですよね~…。
ま、質問をいくらしても構いませんが、答えるとは限りませんのであしからず(笑)

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

なんだかデジャヴ?
確かにちょっと設定が似てるかも~(´∀`*)ウフフ
ムソク様は…内緒♡
こちらのチャンミン君は苦労人で、日々一生懸命生きとります!
そして、ユノ様に遭遇Σ(・ω・ノ)ノ!
いったいどうなるのかな??

ピルギョさんは、ヘソンさんですね~♪
シナの中で一番好きな人です♡
歌声が絶品(≧▽≦)
ピルギョもチリョンも韓国で珍しい名前なんですよ~(笑)
あと、チョンジンの本名であるチュンジェも。
なんか可愛くて好き~( *´艸`)

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