雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Heaven's Day 6


Heaven's Day 6




 HeavensDay01.png





この前、偶然逢ったことに間違いはないが、まさかまた逢うなんて思いもしなかった。

しかも彼から明確な意思を持って僕の元に来るなんて。

青天の霹靂だ。

ゆえに、動揺していた。

でも、同じ学校の生徒だとは気づいていないはずだ。

絶対に気づかれない自信がある。

けれど、その自信は無残にも打ち砕かれた。

暗に知っているとほのめかされ、血の気が引いていくのを感じた。

バレたら…。

よくて停学、悪くて退学。

普通のバイトならまだしも、アルコールを扱う、通常であれば高校生が働いてはいけない店。

しかも深夜にあたる時間。

もしも彼が学校に告げ口をしたなら、施設にまで迷惑がかかってしまう。

施設長とあの学校の理事が顔見知りだから、在籍させてもらっているのに。

ゆえに、断れない。

何がしたいのかはわからないけれど、事態を最小限で食い止めるにはそれしか手立てがなかった。

「何時に終わる?」

「…23時に終わります」

「わかった。じゃあ、適当に遊んで待ってる」

まるで死刑宣告だ。

いったい、僕は何をされるんだ…?

予測も立てられない。

「とりあえずなにか軽めのカクテルをくれ」

「…」

本気か…?

高校生のクセに、アルコール?

僕に弱みを握らせるようなものじゃないか。

ホント、何を考えてるんだ…?

さっぱりわからない。

でも、未成年だと把握している以上アルコールを振舞うわけにはいかない。

僕のとった行為は彼の弱みを握り損ねるものだが、致し方ない。

この店は、僕にとって大切な場所だから。

乱暴にウーロン茶をグラスに注いで差し出せば、ぽかんとした表情。

そんな顔もするんだ…。

いつも作り笑いを浮かべて、何を考えているかわからない風なのに。

なんか、意外だ。

くしゃっと顔を歪めるように笑い、ウーロン茶の入ったグラスを手にカウンターの隅へと向かう。

柱の陰に隠れるよう、でも時折僕を窺いながら。

「先輩、上がります」

「お疲れ」

遅番の先輩と交代をし、スタッフルームへと向かう。

面倒だと思いながらも名札をロッカーに残し、代わりに取り出した荷物を担いで彼の元に向かった。

声をかけるよりも早く、彼が振り返る。

ぐっと、僕の手首を掴んで引き寄せたかと思えば、耳元で一言”出るぞ”と囁いた。

足早にフロアを抜けて店を出ると、一気に静かとなった。

きょろきょろと辺りを見回したかと思えば、駅の方向へと歩き出す。

「なんの用ですか?」

「話してみたかっただけだ」

「僕と、ですか?」

「そうだ」

何を考えているんだ…?

彼との接点なんか、先々週このあたりでぶつかりそうになったときだけ。

学校ですれ違うこともなかったはずだ。

なのに、なんで…?

答えが見つからないまま、24時間営業のファミリーレストランへと引きずり込まれた。

いいにおいがする。

何しろ、お昼を食べてから何も口にしていない。

「なにか食べるか?」

「いえ…」

ホントは食べたいけど、できれば長居したくない。

目的もわからないし。

「じゃあ、ドリンクバーでいいな」

「いえ。すぐに帰るので」

たぶんだけど、彼はそういうことを聞く人じゃない、と思った。

なんでそんなことを聞くんだろう…。

だんだん、居心地が悪くなってくる。

時間的に人も疎らとはいえ、店内にいるお客やスタッフまで彼をちらちらを様子を窺うように見ているのがわかる。

できるなら、すぐにでもこの場から逃げ出したい。

それが本音だった。

「帰さない」

突如降ってきた声に、思わず顔を上げた。

この人はいったい何を言ってるんだ?

「何がしたいんですか?」

いぶかしむように見つめながらそう問いかければ、彼が薄く微笑んだ。

「オレのこと、知りたくないか?」

謳うように囁かれた言葉に、心臓が飛び跳ねた。

何を、言ってる?

何が、したい?

「…別に」

悟られてはならない。

そう思い、平静を装ってそう返答した。

異様に喉が乾き、グラスへと手を伸ばせばなぜか彼の手が僕に手に触れる。

「…っ」

なんなんだ…?

心臓がいまにも破裂しそうなほど脈打っている。

熱があるんじゃないかというくらい、顔も熱いし。

「顔が真っ赤だ」

自分の中で起こっている現象に、頭が追いつかない。

無意識に取った行動は、彼が触れている手を引き抜いたこと。

触れられていると、落ち着かない。

このとき、僕はようやく理解した。

彼が気になっていた理由に。

つい先日までは遠くから眺めるだけの存在だったのに、急に手の届くところへ下りてきてしまった。

だから、頭が追いつかない。

でも、心はこの行動や反応を理解している。

そう。

彼を初めて見た瞬間から、僕にとって彼は特別な人だったんだ。

その特別という枠からこぼれ出ようとしている。

空高く、舞い上がるために。

なんて無謀なんだろう…。

「なぜ笑う?」

「…」

そりゃ、笑うしかないさ。

自分の愚かさに。

芽生えてしまった期待をいまさらなかったことにもできず、自嘲するしかなかった。

「まぁ、いい。適当に頼むから、つまめ」

「…」

言うや否や店員を呼び、言ってた通りドリンクバーと、いくつかの食べ物を注文する。

値段を見ることなく。

当たり前か。

住んでいる世界が違うんだから。

「ほら、取りに行くぞ」

腕を引かれてなぜか一緒にドリンクを取りにいき、それぞれに好みのドリンクを注ぐ。

コーラとか飲むんだ…。

イメージだとコーヒーをブラックで、ってカンジだけど。

とりあえず合わせてコーラを注ぎ、席へと戻った。

「なぜあんな店でバイトしてる?」

「…」

バイトをしなきゃいけないほど、生活が苦しいなんてわからないんだろうな…。

だって、頼れる人なんか僕にはいないのだから。

「卒業したら独り暮らしをしなければならないので」

「なぜ?」

「なんでって…」

まぁ、そうか。

彼にしてみたら、そうだよな…。

「大学、遠いトコでも行くのか?」

「…」

行けるものなら、大学へ進学したい。

けれど、無理な話だ。

奨学金制度を利用すればできないこともないのだろうが、バイト優先となり、勉強が疎かになることは目に見えている。

何しろ、家賃、光熱費、食費、学費、すべてを自分で支払わなければならない。

できる限り早く社会人になって、施設への援助もしたいし。

「大学は、行きません」

「…?」

「高校を卒業したら就職します」

やりたいことは、山ほどある。

でも、夢よりも現実のほうが大事だ。

夢だけでは生きていけないから。

「あなたとは、生きている世界が違うんです」

「…」

「あまり持ち合わせがなくて、すみません」

財布からなけなしの金を取り出し、テーブルへと置いた。

もう、関わることもないだろう。

呆然とする彼を残し、僕は振り返ることなく店を後にした。

芽生えた期待をなかったことにできないのなら、自ら切り捨てればいい。

僕には、そんなことに現を抜かしている余裕などないのだから…。




つづく。






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Re: タイトルなし

あ◇まい 様

やっぱり、主役が主役ですからね~(´∀`*)ウフフ
まさしく運命に導かれたふたり♡

ある種、葉月の場合は妄想しながらトンロスを癒してるんです(笑)
別々のサジンはいっぱい上がってきますけど、葉月はふたりが一緒にいるときの雰囲気が好きなので( *´艸`)
妄想だけでもラブラブ、イチャイチャしていただかないと♪
今年もまたどこかでオフ会やりたいですね~(≧▽≦)

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Re: ガンガン!

ペ◇マミー 様

若干、ユノ様が翻弄されてるカンジ?
ツンなチャンミン君に興味が促進されちゃったみたいです(笑)
何しろ、夢中になれるものを探してますからね~(´∀`*)ウフフ
チャンミン君的には恋愛にうつつを抜かしている場合じゃない!っていう状況みたいですが(;^ω^)
いったい、どうなるんでしょうね~( *´艸`)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

帰っちゃいました(笑)
チャンミン君はすでに恋心を抱いているようですが、ユノ様は…?
でも、チャンミン君も毎日が忙しくてそれどころじゃないですからね~…(;^ω^)
お互い、惹かれ合ってはいるんだけど…どうなるかな??

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

刺激しちゃいましたよ~( *´艸`)
ユノ様のスイッチが入っちゃうかも!?
どうなるのかな~(´∀`*)ウフフ

いよいよ明日はTDL♡
楽しみだ~(≧▽≦)

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

このお話のチャンミン君は現実をちゃんと見据えてますからね~(´∀`*)ウフフ
でも…いつまで続くのかは謎ですが(笑)
葉月もこのチャンミン君、見習わないとwww

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