雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Heaven's Day 8


Heaven's Day 8






 HeavensDay01.png





1日だって休むわけにはいかないから。

お客が来るたびに怯えながら6時間の勤務を終えた。

店から出るときも、扉を開けて様子を窺い、あたりを確認してから道へと出る。

なんか、落ち着かない…。

後ろを確認してみたり、路地裏を覗いてみたり。

いつもより少し速いペースで歩いて、ようやく施設にたどり着いた。

扉を閉め、施錠をすれば、ようやく安堵する。

よかった…。

そう、心の中で呟いた。

とりあえずバスルームへと向かって染み付いたにおいを洗い流し、浴槽の掃除。

着替えを済ませて、一番奥にあるベットへ。

薄いカーテンでは遮れない淡い光が窓から差し込んでいた。

ぼんやりと夜空に浮かぶ月を見上げ、小さく息をつく。

せめて、僕が普通の家庭に生まれていたら、何かが違っていただろうか。

たとえば普通に高校生活を送り、程よくバイトをして、どこの大学へ行こうかと模索する。

両親やトモダチに相談してみたりして、一緒に見学へ行ってみたり。

「…」

意味のないたとえ話。

所詮、僕は僕でしかない。

もしもそんな未来があったとするなら、それはもう既に僕じゃない。

だから、遮るように目を閉じた。

いますべきことだけを頭において、無駄なことはすべて追い出して。

でも、どうしてだろう…。

気を抜くと彼のことを思い出している自分がいた。

彼に触れられた手を押さえ、膝を抱えるように身体を小さくさせる。

ずっと、手の届かないところにいてくれればよかったのに…。

そう、願わずにはいられなかった。

やめよう。

考えるだけ無駄だ。

僕には縁のない世界なのだから。

目を閉じて、意識が深くへ沈んでいくのを待った。

なかなか寝付けなかったのに、気づくとすでに窓から差し込む光は朝のものではなくなっていた。

マズイ、と飛び起き、慌てて食堂へと向かった。

「おはよう、チャンミン君」

「す、すみません…」

食堂はすでにもぬけの殻。

ひとり分がぽつんと取り残されていた。

まさか、寝坊するなんて…。

「チャンミン君も疲れてるのよ。たまには休まないと、ね?」

居たたまれない気持ちになる。

僕なんかより、毎日僕たちのために食事を作ったり、小さな子の面倒をみてくれている施設長のほうがよほど大変だ。

「ほら、食べて。みんな、チャンミン君と遊びたくてうずうずしてるから」

「…はい」

無駄なことに悩む暇があったら、目の前のことを片付けろ。

1晩眠ってもいまだ心に住みついている彼を追い払うように強く、心へ言い聞かせる。

冷めてしまった朝食。

感謝の思いを忘れずに平らげ、皿を洗う。

そして待ち構えているだろう小さな妹や弟たちの元へと向かった。

「ひょんっ!さっかーしよーっ!」

「おっぱ、きょうはあたしたちとあそんでくれるやくそくでしょ?」

元気いっぱいな彼女たち。

成長するに従い、この子達も僕のように思い悩むのだろう。

だから、せめていまはいっぱい笑って欲しい。

両手に絡みつくたくさんの小さな手のひら。

女の子に混じっておままごとをしたり、男の子に混じってさっかーをしたり、かと思えば全員でおにごっこ。

お金をかけなくても、遊ぶことはできる。

日が暮れるまで遊んで、少しくたびれながらもバイトへと向かった。

「おはよ」

「おはよう」

「疲れてんな。また全力で子どもたちと遊んできたのか?」

だって、手抜きなんかできない。

苦笑いを浮かべれば、労わるようにぽんと肩を叩かれた。

「ちょっと休んでろよ。掃除くらいならひとりで大丈夫だから」

「ううん、大丈夫」

「ムリして倒れてもしらねーぞ?」

唯一、僕の事情を知る彼。

彼はオーナーの弟で、僕と同じく高校生。

もちろん、他の人たちは知らない。

「大丈夫だよ。倒れてるヒマなんかないから」

そう。

僕にはそんな余裕もない。

「ホント、チャンミナはマジメだよな~」

呆れ顔もいつものこと。

ふっと笑みを浮かべ、ロッカールームへと向かった。

名札をつけてフロアを掃除し、開店と同時にいつものようにカウンターの中へと向かった。

重低音の聞いた音楽が鳴り響き、続々と人々が入店してくる。

週末ということもあり、大盛況だ。

休む間もなく入るドリンクのオーダーをこなしていた。

「お兄さん、奢ってあげるから一緒に1杯飲もうよ」

「いただきます」

お客に誘われたら、飲まないわけには行かない。

それがルール。

ビールを2杯注ぎ、片方をお客へ。

グラスを合わせて乾杯をし、口の中へと流し込んだ。

「お兄さん、彼女は?」

「ご想像にお任せします」

「えー…じゃあ、いないってことにして今晩付き合ってよ」

参ったな…。

苦手なタイプだ。

なんとなくそんなカンジはしていたんだけど。

しかも、よりによって先輩が休憩に入っている時間。

助け舟もない。

「生憎、オレと予定入っている」

どう断ろうかと言葉を捜していると、不意にそんな声が聞こえてきた。

なぜかその声が恐ろしくて、顔も上げられない。

「そうだろう?」

「…」

違うとは言わせない。

その声には見えない強い力が含まれているように感じられた。

どうする…?

頭ではダメだと言いながら、心はすでに決まっていた。

「えぇ、そうなんです。だから…すみません」

あからさまに舌打ちをし、その人は去っていった。

どうやら、それが目的だったみたいだ。

「23時?」

「…はい」

「じゃあ、待ってるから」

どうして彼はここにいるんだろう。

あれで最後だと思っていたのに、なぜ?

夢の中の出来事として終わりにしたかったのに…。




つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君は気づいてますね~( *´艸`)
でも、恋に現を抜かしている場合じゃないと戒めちゃってるみたいです(笑)
どうなるのかな?
ユノ様次第なカンジがしますけど(´∀`*)ウフフ

さすが息子様!
Going My Wayなカンジですね~www
テルテルTBの効果は抜群ですね(≧▽≦)
次回もお願いしますよ~♡
葉月も疲れが全く取れません(;^ω^)
やっぱり、寄る年波には勝てませんね~(T_T)

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Re: 攻めて❗

ペ◇マミー 様

ユノ様、攻めまくりです(笑)
何しろストーカーなんでwww
チャンミン君的には迷惑そう?
でも、ユノ様が行動してくれないとお話が進まない…(;^ω^)
おいうことで、ガンガン攻めてもらいましょう(≧▽≦)

FEEL行かれたんですね!
葉月も東京ドームでSHINeeのファイナルに行った日に、行ってきました♪
スリスリの台で写真も撮ったし(´∀`*)ウフフ
一生の思い出です♡

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