雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Heaven's Day 14

 
HeavensDay01.png



Heaven's Day 14


★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



悔しくて、悲しくて、恥ずかしくて。

ベットに横たわってはいたものの、とても寝れるような状態じゃなかった。

上体だけを起こして、ぼんやりと窓の外に浮かぶ月を見ながら施設のことを思い出していた。

帰りたい…。

唯一、僕の帰る場所。

憩いの場所。

でも、帰ってしまったら施設がなくなってしまうかもしれない。

板ばさみの状態で、なおさら追い詰められて、涙が溢れていく。

泣いたって仕方ないのに…。

だんだんと空が白く染まり、地上に近い部分が赤く染まり初めて来た。

どんな時でも太陽は昇り、等しく朝はやってくる。

そんな、当たり前のことにまた涙する。

過去にならないことはない。

すべて、みんな過去のこととなる。

昨日のことも。

「…」

目を伏せ、なんとなく部屋を見つめた。

広い部屋。

たぶん、みんなで眠っていた部屋よりも広い。

ベットのスプリングも柔らかくて、ふとんはふわふわであったかくて。

僕が生活してきた場所とはまったく違う。

同じ世界に生きているのに、まったく違う世界。

決して、僕と彼が交わることはない。

そのはずだったのに、交わってしまった。

無理やりに運命を捻じ曲げられ、僕はここにいる。

でも、幸せかと問われたなら、否と応える。

決して、幸せじゃない。

確かに辛かったけれど、施設にいた頃のほうがよっぽど幸せだった。

まだ1日も経っていないのに、そう思える。

染みひとつないシーツを指先でなぞり、視線を更に遠くへ。

ふと、扉のあたりに箱がひとつ置かれていた。

昨晩はなかったはずだ。

「…」

ベットから降り立つと、嫌な感触が下腹部に広がった。

カピカピとした、そんな感触。

ひどい有様。

ホント、情けなくて…あまりに情けなくて、笑いがこみ上げてくる。

犬畜生と同等の扱いだ。

いや、それ以下?

だって、逆らうことも許されていないんだから。

考えれば考えるほどに、滅入る。

深く息をつき、先ほど目に付いた箱の傍らへと向かった。

「…」

その箱の中には、服が詰め込まれていた。

ぐちゃぐちゃだけど、洗濯はしてあるみたいでいい香りがする。

こんなことする人は独りしかいない。

服を抱きしめ、扉を見つめた。

正確には扉のずっと向こうにいるだろう人を。

どうして…?

あんなことしておいて、どうして優しくなんかするの…?

優しくなんかされたら、嫌いになれないじゃないか。

「…っ」

また、涙が溢れてく。

どうしようもなく、止め処なく。

いつまでもこうしているわけにはいかない。

涙を拭い、着ていた服を脱ぎ捨てた。

「…」

全然、寒くない。

施設ではあまり暖房をつけられなかったし、どこかしら冷たい隙間風が吹き込んできていたし。

まだ春先だというのに、快適な温度。

やっぱり、何もかもが違う。

この服もきっと高いんだろうな…。

そんなものを、僕が着てもいいんだろうか。

でも、これしかない。

裸でいるのもおかしいし。

意を決して服をまとえば、ふわりと漂う香り。

昨日、彼の腕の中で嗅いだ香りと同じだと気づき、身体が熱くなった。

「…っ」

人間っていうのは、ホントに愚かだ。

あんなことされたのに、まだ彼のことが好きみたいだ。

どこが、なんてわからない。

趣味が悪いとしか言いようがない。

でも、気になってしまった。

興味を抱いてしまった。

そして、好きになってしまった。

もう、これは変えようがない。

だって、過去のことだから。

未来は努力次第で変えられる可能性もあるけれど、過去だけはどう足掻いても変わらない。

決して。

ましてや僕みたいな非力な人間がどれだけ努力をしようと、未来だって変わらないだろう。

何しろ、人間である権利さえも奪われてしまったのだから…。

再びベットへと舞い戻り、横になった。

どうせ、何もすることはない。

少しでもいいから、休んでおこう。

眠れなくてもこうして身体を横たえて、目を閉じているだけでだいぶ違うはずだ。

そう思い、目を閉じた。

眠くはないはずだったけれど、やはり疲れていたんだろう。

すぐさま意識は途絶えた。

目を覚まして、驚いた。

彼がベットの端に腰を下ろし、僕を見つめていたから。

何事かと目を見開き、飛びのいた。

危うく落ちそうになり、力任せに腕を引かれた。

「服、でかかったな」

「え…?あ…」

身長はさほど変わらないのに、どうしてだろう。

どうしても肩がこぼれてしまう。

直しても、直しても。

「シャワー浴びて、メシ食ったら出かける」

つかまれたままの腕。

ずんずんと広い家の中を進み、ひとつの扉の前で止まる。

そして中へと押し込められたかと思えば、なぜか彼まで入ってくる。

「あ、あの…」

「時間がもったいない」

「…」

この人はいったい、何がしたいんだ…?

理解できる範疇を超えている。

考えあぐねいていると、おもむろに服を脱がされた。

いつの間にか彼は一糸纏わぬ姿で、平然と僕にその整った肢体を曝している。

なんか、普通と違う気がする。

ズレているというか…。

そんな風に思った、朝の出来事だった。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

自己中なユノ様がちょっとだけ変わりましたね~( *´艸`)
チャンミン君、思った以上に深い眠りだったため、気づかなかったようです(笑)
なんとなくユノ様の変化に気づいたチャンミン君。
どうなるのかな~(´∀`*)ウフフ

あらすじなんか教えるわけないじゃないですか~♪
ひ◇み様にベストな辞書を探し中♡

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Re: ラブ💕

ペ◇マミー 様

ユノ様、既に夢中です♡
自覚なしですが(笑)
ユノ様が愛を自覚するのはいつかな~(´∀`*)ウフフ

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Re: まだまだ……

か◇ 様

どうなるのかわからないですよね~(´∀`*)ウフフ
何しろ、ユノ様何をしたいのか謎(笑)
チャンミン君と触れあうことによって起こるユノ様の変化にご注目いただければ、と♡

電車で周りに人がいないと楽ですよね~♪
満員電車はちょっと…(;^ω^)

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