雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 33


DIRT 33

あの日から、少しだけチャンミンがおかしい。

いや、別に避けてるとかそういうんじゃなくて、なんか戸惑ってる感じ?
距離感を掴みかねてるって言うか、どこまで踏み込んだらいのか計ってるっていうか。

とにかくそういう感じ。

「チャンミン」

そうっと足を忍ばせて近づき、後ろからぎゅって抱きついてみる。
ビクっと身体を震わせたかと思えば、弾かれたように振り返る。

そしてオレを見て安心したように微笑む。

「おなか減った」

「さっきお昼食べたばかりでしょう?」

「う~ん…じゃあ、雪合戦は?」

「…」

少し呆れたような表情。
小さく息をつき、チャンミンは本を閉じた。

「構ってほしいんですか?」

「うん」

子どもみたいなことしか思いつかない自分が情けない…。

でも、時間をかけるしかないかなって思うんだ。
きっと、チャンミンは心をどっかに忘れてきちゃってるから。

オレといることで少しでも取り戻せればいいなって。

「勉強は終わったんですか?」

「とっくに終わった」

チャンミンのために時間を割きたいから頑張った。
我ながら健気だと褒めてやりたい。

「じゃあ、少し出かけましょうか?」

「うんっ」

いそいそとマフラーをして、手袋して、ダウン着て。
同じように防寒具を身に纏ったチャンミンと家を出る。

「さぶっ」

「そりゃ冬ですからねぇ…」

雪は降っていないが、木に降り積もった雪が風にさらわれてさらさらと舞い落ちる。
その欠片が太陽の光に反射して、キラキラ輝いていた。

歩くたびにキュッキュッと音が響く。
振り返ればふたり分の足跡。

なんか、楽しい。
誰も触れていない新雪を掴み上げて握り、オレはチャンミンの名前を呼んだ。

「…っ」

振り返った顔に見事命中。
ガッツポーズをし、頬を引きつらせながら顔についた雪を払いのけるチャンミンを指差して笑った。

「ユノ…」

ヤバイ、と思って身を翻した瞬間、やわらかな新雪に足を取られた。
雪なので痛くはないが、見事な転倒だ。

起き上がろうとしてみても腕がまた雪に埋まってうまく立てない。
もがいていると不意に影が落ちた。

「うわっ!ちょ、ちょっと待てってっ!」

「この場で犯してあげましょうか?」

冗談になってないって!
だって、だって、目が笑ってないもんっ。

でも慌てれば慌てるほど雪に自由を奪われていく。
気づくと馬乗りのチャンミンがいて、寒気がするような微笑を浮かべていた。

「ゴ、ゴメンなさいっ!もうしませんっ!」

許してくれる気はなさそうで、ダウンのジッパーへと手が伸びてくる。
逃げようともがけば隙間から雪が入り込んで、その冷たさに悲鳴を上げる。

「チャ、チャンミンっ」

覆いかぶさってきたチャンミンに、胸元をきつく吸われ、ぎゅっと目を閉じた。

「ん…っ」

「こんなところで襲われて感じてるの?」

「ちが…っ」

違うといいたいのに、触れられたそこは確かに反応してて、オレって本当にどうしちゃったんだろ…。

「もう少し暖かければこの場でしてあげてもいいんですけどね」

「するのか!?」

「ユノがしてほしいなら」

さすがにオレ、そこまで変態じゃないし。
ここじゃ背中痛いし。

たぶん誰も来ないけど、やっぱり落ち着かないし。

「ベットでお願いします…」

まじめに応えればぷっと吹き出し、大口を開けて笑う。

…はめられた?

苦しそうに、大笑いするチャンミンをしばし呆然と見つめ、だんだんとイライラしてくる。

「笑うなっ!」

遊ばれるのはいつものことなんだけど、なんか腹が立つ。
チャンミンを押しのけようと伸ばした手がいきなり掴まれ、引き寄せられたかと思えば唇が重なってた。

「ホント、ユノといると退屈しないですね」

「…っ」

「こんなに笑ったのは久しぶりです」

その言葉に、ストンと苛立ちがゴミ箱へ落ちていく。

「ありがとう、ユノ」

「…ん」

まだちょっと膨れてる頬に柔らかな唇が触れ、風船のようにしぼんでいく。

「立たせて」

両手を突き出して子どものようにねだればすぐさま叶えられる。
後ろについた雪を優しく払い落とし、チャンミンはそっと微笑んだ。

「寒くない?」

ダウンジャケットの前を止めながら、窺うように大きな瞳がオレを映し出す。

「ちょっと寒い」

「ちょっとだけ?」

今度こそ間違いない。
その質問の意図は、それしかない。

「すっっっごく寒い」

クスクスと笑う声にもいまは苛立ちを感じない。

「じゃあ、家に戻りましょうか?」

「うんっ」

手を繋ぎ、ゆっくりと歩き出す。
僕たちの家へと向かって…。

34へ続く。



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