雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (93)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

MIROTIC ep.4-39

 MIROTIC3.png





MIROTIC ep.4-39




★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



指定された時間まであと20分。

たぶん、10分前にはたどり着くかな…?

あんまり待たせるのも悪いし。

ふと、何やら後ろのほうが騒がしい。

なんだ?

芸能人でもいるのか?

興味ないけど。

なんとなくちらりと振り返ったとき、一瞬だけ目に映り込んだものがあった。

アイツ…。

僕がアイツを見間違えるはずがない。

信じるって言った癖に、信じてないんじゃないか。

そのくせ、キャーキャー言われてる。

腹立つ。

おとなしく待ってられないのか?

「…」

つい、ため息がこぼれた。

どうしようもないくらい独占欲が強くて、心配性で、過保護で、超がつくほど馬鹿。

とりあえず…放っておこう。

あんまり時間ないし。

待ち合わせの場所は落ち着いた雰囲気のバーレストランだった。

店の名前を確認したけど、間違いない。

スーツでよかった。

私服だったら間違いなく浮いていた。

ちょっと緊張しながら店の扉を開けば、品のいいスタッフが歩み寄ってくる。

「いらっしゃいませ。ご予約のお客様でしょうか?」

「待ち合わせなんですけど…」

あいにく、予約をしてあるかどうかまでは知らない。

「お名前をお伺いしてよろしいですか?」

「シム・チャンミンと申します」

「お待ちしておりました。ご案内いたします」

どうやら予約してあるっぽい。

ちょっと緊張しながらもスタッフの後に続き、奥へと向かった。

既に、彼女はいた。

その後ろ姿に見覚えがあったから。

ユノと腕を組んで去っていった時に、見ていたから。

お似合いのカップルだって、ちょっと辛かったのを覚えているから。

「お連れのお客様がお見えになりました」

スタッフがそう声をかければ慌てた様子で立ち上がる。

そして、振り返り、僕を見るなり涙を浮かべた。

「やっと、逢えた…っ」

感極まったようにそう呟き、両手で顔を覆う。

あぁ…。

ホントに覚えていないんだな…。

反応も、表情も、言葉もすべて一緒なのに。

だから…その涙をそっと指先で拭った。

今日はユノがいないから、ハンカチを差し出してくれる人はいない。

「すみません。嬉しくて…。ずっと、探してたから…」

まだ涙をにじませながらも彼女は顔を上げ、微笑んだ。

クールなイメージとは違う、幼いその微笑み。

何もかも、あの時と変わらないのに…。

「初めまして。ジェシカ・チョンです。お会いできて光栄です」

「初めまして。シム・チャンミンです」

正直、心苦しい。

仕方ないとはいえ、僕のせいじゃないとはいえ。

差し出された綺麗なその手を、躊躇いながらも握り返した。

「あ、座ってください!夕飯は食べられました?」

「いえ」

「よかった。ここの料理、とてもおいしいんです。お口に合うといいんですけど」

やっぱり、帰るのは失礼だよね…。

促されるまま腰を下ろし、スタッフと言葉を交わすジェシカを見つめた。

「すみません。いきなりで驚きましたよね…?」

「えっと…はい」

確かにいきなりではあった。

僕としては2度目で、もうお礼は必要ないんだけど。

でも、彼女にとってはこれが初めて。

「ずっと、お礼が言いたかったんです。二度も助けていただいたのに、お名前もわからなかったから」

「いえ、お礼なんて…。たまたま、通りかかっただけですから」

「偶然が2回重なったら、もう偶然じゃないと思います」

あぁ…また、だ。

熱のこもった、期待に満ち溢れた視線。

でも、次の瞬間、彼女の表情が一変した。

驚きに目を見開き、その視線が一か所に向かっていた。

僕の左手。

薄暗い店内の中でも輝きを放つ、薬指にずっと嵌めたままのリングに。

「その指輪…」

「…」

「恋人、いらっしゃるんですか…?」

「…はい」

隠す必要はない。

いや、隠してはいけない。

「そう、なんですね…。そう、ですよね。チャンミンさんみたいに素敵な方に恋人がいないほうがおかしいですから」

なんて声をかけたらいいんだろう…。

下手に期待させることは言えないけれど、放っておくこともできない。

「私、ずっと好きだったの」

寂しそうに微笑みながら、視線をそらし、そっと長い髪を耳へとかける。

落ち着かないのか、水を注がれたグラスを綺麗な指先が撫でていた。

「おかしいでしょ?名前も知らない、顔もまともに覚えていないのに。でもね、とっても優しい人なんだろうなって」

「僕は…別に、優しくはありません。それに、僕じゃなくても助けたと思いますよ?」

あの時と同じことしか言えない僕は、なんて情けないんだろう。

もっと、違うことを言えばいいのに。

だって、その先に続く言葉を知っているから。

「何人もの人がすれ違ったわ。でも助けてくれたのはあなただけ。山で遭難したときもそう。あなただけだったの」

そう。

あの時も、彼女はそう言った。

誰も助けてくれなかったと。

僕以外は。

「私ね、人が信用できないの。私に近づいてくる人のほとんどはお金目当て。誰も私なんか見てくれない。でも、あなたは違うって思えたの。初対面で、私のことなんて何も知らないのに助けてくれた」

どれだけ必死に、彼女は僕を探してくれていたんだろう…。

たった2度の出逢いが、彼女を突き動かし、そして探し当てた。

ねじ負けた運命ではなく、彼女の想いがそうさせる。

「ねぇ…その人は、どういう人?」

「私なら絶対に不自由な生活をさせないって約束できる。まだ間に合うなら…」

「ジェシカさん」

遮るように、そう告げた。

その先を言葉にさせてしまったら、彼女の価値が下がり、純粋な想いが消えてしまう気がして。

「それじゃ、僕も他の人たちと一緒になっちゃいますよ?」

出会いは変わっても、交わす言葉は同じなんだな…。

そんなことを思った。

「え…」

「僕は、いまの生活に満足しています。確かに裕福ではないけど、たまに不満も出てくるけど。でも、僕はいまの生活が好きです」

不自由。

一言で言ってしまえば、それで終わってしまう。

だからこそ、強く求めているのかもしれない。

逢いたいのに逢えなかったり、声を聞くことさえもままならなくて…それでも、僕は幸せなんだ。

いま、僕はとても幸せな生活を送れている。

ユノがいてくれるから。

誰より、僕を強く求めて、愛してくれてるから。

「チャンミンさんは…もう、決めていらっしゃるのね」

「はい」

迷いはない。

だって、決めたんだ。

ユノと一緒に生きていくって。

ふたりで生きていくための土台を、作り始めたばかりなんだ。

「最初は…苦手だったんです。僕の周りにはいないタイプだったから。なんか馴れ馴れしいし、強引だし。でも、気づいたら好きになってました」

「…」

「この人しかいないって、胸を張って言えます」

微笑めば、曇っていた表情に少しだけ微笑みが浮かんだ。

まだ、少し寂しそうだけど。

「ジェシカさんも、そういう人を見つけてください。きっと、見つけられると思います。ジェシカさんは、とても素敵な人だから」

ホントにそう思う。

「すごいわね」

「…?」

首をかしげると、彼女が真っ直ぐに僕を見つめた。

「羨ましい。そういう人と巡り合えて、想いが通じ合えるのって…奇跡みたい」

確かにその通りだ。

こんなにもたくさんの人がいる中で、たったひとりと出逢い、同じ想いを抱く。

これが奇跡じゃないとしたら、何が奇跡なんだろう。

なんか、無性にユノに逢いたくなってきた…。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

すぐバレちゃいました(笑)
ヘソンさんからも言われてましたからね~…尾行が下手ってwww

ユノ様、どうするのかな?
チャンミン君、逢いたくなっちゃったみたいだし♡
お話終わったらすぐに逢いに行っちゃうこと間違いなし(´∀`*)ウフフ

葉月もダイエットしないと(; ・`д・´)
シーも調べないとね~♪

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

尾行が下手なユノ様(笑)
どこに潜んでるんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
指輪のおかげで話さずとも理解してくれたみたいですが。
でも、ジェシカ嬢も惚気話聞かされちゃって…ちょっと可哀想?
ま、ふたりの間に入る余地なんてないんで、早々に諦めてもらいましょう♪
しかし…ユノ様ったらおバカさんwww

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.