雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 37

こんにちは、葉月です。

この場をお借りして、コメントのお返事を失礼いたします。

あいまい 様

いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
37話も引き続き、お楽しみください♪
よろしくお願いします!

DIRT 37

唇が変色するほどかみ締めていた。

強く噛みすぎたせいか、それとも殴られたせいかはわからないが血の味がする。

「…じゃない」

ゆるくなった腕の中で、オレは無意識にそう呟いていた。
そしてゆっくりと立ち上がり、チャンミンを見下ろしているその男を見据えた。

「チャンミンは、物じゃない」

「…」

「チャンミンは、死ぬまでチャンミンのものだっ」

冷ややかな視線がまるで鋭利な刃物のようにオレへと突き刺さる。

「彼はそう言ってるが、お前はどう思う?チャンミナ」

「…」

自分のものだと信じて疑わないその声音が腹立つ。

振り返ることもできず、青白い顔で床を見つめる震える姿。

守りたい。
オレはどうなってもいいから、守りたい。

切にそう思う。

「チャンミン」

「…」

いつものように、じゃれるように名前を呼べばわずかに顔が持ち上がる。
おびえた眼差しがオレを見つめた。

助けて。

そんな声が聞こえてくる、切羽詰った瞳。

ユノ…。

声にならない声。

でも、確かにその唇はオレの名前を紡いでいた。

「チャンミナ。そのガキに教えてやれ。お前が誰のものなのか」

「…っ」

なんなんだ?この最低な人間は…っ。

本当にイライラする。
こんなに腹が立つのは初めてだ。

怒りが全身を支配し、オレはぐっとこぶしを握り締めた。

「ユノっ!」

悲鳴にも似た声に、1歩は踏み出したもののその後が続かない。

「もう、いいんだ…」

「チャンミン…」

「もう、いい…」

すでに視線は外されていた。

「何が、いいんだよ…っ。
どこがいいんだよっ!

こんなの誰が見たって間違ってるだろ!?」

「それでも!もう、いいんだ…」

絶望か諦念か。

おそらく両方だろう。
それが、酷く悲しかった。

「チャンミナ、行くぞ」

「…」

肩を落とし、うなだれた状態で言葉なく背を向ける。

逃げるという選択肢はすでにチャンミンの中に残っていないようだった。
でも、それを黙って見送ることなんかできやしない。

「チャンミン、行くなっ!」

遠ざかる背中に声の限り叫べば一瞬、動きが止まる。
諦めながらもまだ、闘ってる。

「チャンミンっ!」

「…っ」

背中が震えていた。
ぐっとこぶしを握り締めたかと思うと、膝にためを作り、その勢いのまま走り出す。

「ユノ…っ」

気づくと、抱きすくめられていた。

「チャンミン…っ」

オレのところに戻ってきてくれた。

嬉しくて、ただ嬉しくて。
それだけでも充分なのに、深く唇が重なった。

「ん…っ」

長く、甘い口づけ。
もしかしたらなんて嫌な未来が頭を過ぎっただけに、とろけそうになる。

「ユノ…」

消え入りそうなほどか細い声。
酸素を貪りながら顔を上げれば、いまにも泣き出しそうな瞳。

「愛してる…っ」

「チャン、ミン…?」

「愛してる、ユノ…っ」

その言葉は、愛しているというその言葉は、陽だまりのようにあたたかくて、綿あめのように甘くて、月明かりのようにやさしいもの。

なのに、なんで泣く…?

悲しみと苦しみと痛みと、すべての負の感情を入り混ぜたような瞳で。

「ありがとう、ユノ」

「…」

「さようなら」

心臓が、止まりそうになる。
すべての機能が停止し、見開かれた瞳だけが去っていくその姿を映し出していた。

「…っ」

バタンという音が鼓膜を打ち、止まっていた時間が動き出した。

「チャンミンっ!!!!!」

夢中で走った。

もちろん車に追いつけるはずもなく、だんだんと遠ざかっていく鉄の塊。
雪に足を取られて転んでいる間に、何も見えなくなった。

「…」

絶望が、重くのしかかる…。

38へ続く。



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コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

コメントありがとうございます!

私が書いておいてなんですが、別れは悲しいですね…(泣)
しかも、前触れもなく突然の別れは辛い…(嘆)
すみません、悲しいお話ばかりで(;'∀')

チャンミンの「愛してる」に感銘を受けていただき、ありがとうございます!
私が一番気に入っているシーンでもあります。
というか、このお話を書くにあたって一番最初に想像したのがこの場面でした。
我ながら切ないぜ…っ、と思いながら書きました。
これからも皆様の心に残るシーンを書いていけるよう頑張りますので、
作中のユノとチャンミンを、そしてちょこっとだけでも葉月を、
応援していただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!

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