雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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恋焦がれて見た夢 7


恋焦がれて見た夢 7



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



見えない傷、か…。

ぼんやりとそんなことを考えていた。

たぶん、あると思う。

まだ癒えない心の傷が。

でも、考えたって無駄だし、治す術はない。

僕にできることは、なかったことにするだけ。

それしか僕にはないのだから。

いつの間にか授業が終わり、ひとり、またひとりと教室から去っていく。

気づけばユノもすでにいない。

残っていても仕方がないと、カバンに教科書などをつめて席を立ったそのときだった。

遠くから聞こえてくる足音があった。

振り返ると、扉が勢いよく開いてユノが姿を現した。

「間に合った!」

「は?」

「ほら、帰るぞ」

「帰るって…部活は?」

確か、サッカー部に入っていたはずだ。

何度か見かけたことがある。

「辞めてきた」

「え…?」

「オレ、もうあんま動けないんだ。日常生活に問題はないけど、激しい運動はNG。だから、部活出てたけど、完全裏方。マネージャーもちゃんといるし。未練たらたらもカッコ悪いだろ?」

僕のせいなんじゃないだろうか…。

たぶん。

十中八九。

見つめていると、ユノが少し大人びた笑みを浮かべた。

「辞めようと思ってたんだよ。復帰してからずっと」

「…?」

「もう普通に動けないのに居座ってさ、周りにいい影響も与えないし。マネージャーへ転向しようかと思ったんだけど、きっとアイツラのことだからオレに気を遣って仕事も頼めない。それじゃいる意味ないだろ?それどころか、負担でしかない」

その言葉は、本心なのだろうか…。

関係ないと切り捨ててしまえばそれまでだけど、そうはできない。

「僕はもう、自分のせいで誰かの人生を捻じ曲げるようなことはしたくありません。だから、もしも退部することに僕が一因しているのなら戻ってください」

「チャンミンのせいじゃねぇよ。オレの意思」

とてもじゃないけど、信じられない。

だって、このタイミングだ。

僕以外にどんな理由があるっていうんだ…?

「それよりさ、チャンミン」

「…」

「勉強、教えてくんねぇ?」

「は?」

いきなり何を言い出すんだ?

勉強?

そんなもの、先生に聞けばいいじゃないか。

そのための学校なんだから。

「オレ、身体動かすのは得意なんだけど、勉強って苦手なんだよ。いずれプロのサッカー選手なんて夢見てたんだけど、それもムリになっちゃったからそろそろ勉強しとかないと、進学も就職もできねぇだろ?だから、な!頼むっ」

両手を合わせて、神様でも拝むみたいに頭を下げる。

「先生に聞けばいいでしょう?学校って言う学び舎があるんですから」

「学校ってだけで勉強する気なくなんだよ」

どういう理屈?

さっぱり意味がわからない。

いや、ユノの言うことはほとんど、理解不能だ。

「…ダメ?」

縋るような上目遣い。

なんか、捨てられた犬みたいだ。

面倒だと思いながらも、頷いてしまった。

「やった!」

はしゃぎ、飛び回るその姿はまさしく犬。

苦笑いしか出てこない。

カバンを手に提げ、歩き出せば慌てて追いかけてくる。

「置いてくなよっ」

「今日は駅前の魚屋が17時からタイムセールなんです。早くしないと間に合いません」

「は?タイムセール?」

目が白黒。

確かに、普通の高校生で、しかも男の口からタイムセールという単語はあまり出てこないだろう。

でも、僕にしてみれば死活問題。

少しでも食費は抑えないと、生活が厳しくなってしまう。

何しろ、配布される金額は高が知れてるし。

「チャンミンって…主婦?」

そういわれても仕方がない。

その通りだし。

「なぁ、なぁ。チャンミンの手料理食ってみたい」

「そんな余裕はありません」

そう。

独り分でギリギリだ。

「金払う。だから、な?」

「それなら別に構いませんけど…。そこまでして食べたいんですか?」

「うん、食べたい」

やっぱり、理解不能だ。

いったい何が目的なんだろう…。

トモダチになってくれとか、僕を守るだとか。

しまいには手料理が食べたい?

ホント、意味がわからない。

でも…なんか、楽しい。

この感覚は、ものすごく久しぶりだ。

「チャンミンってさ、笑うと可愛いんだな」

「は?」

「ほら、なんかいつもちょっと冷たいカンジがするからさ。そのほうがいいよ。オレは好き」

「…はぁ、そう、ですか」

そう言われて、僕はいったいどうしたらいいんだろうか…。

困惑していると、ユノの手が僕の両頬を掴み、無理やりに上へと持ち上げる。

「小難しそうな顔してねぇで、笑えって!そしたらきっと、トモダチいっぱいできるぞ」

別に、いらない。

トモダチなんかに興味はない。

独りのほうが楽だし。

でも…ユノとはトモダチになってみたいかな。

「…」

頬を掴むユノの手を掴み、引き摺り下ろす。

「楽しくもないのに笑えません」

「じゃあ、オレが楽しませてやるよ。腹、捩れるくらい笑わせてやる」

「どこからその自信は来るんです?」

問いかければ、眩しいほどの笑顔が浮かんだ。

「オレにできないことはない!」

「じゃあ、勉強も教えなくて大丈夫ですね」

「そ、それは…っ」

ぐっと言葉につまり、反論しようとしたらしいがみるみる萎んでいく。

そして、また縋るように涙目で僕を見つめる。

ころころと変わる、その表情。

知らず、笑っていた。

声を上げて。

何年ぶりだろう。

こんなに笑ったのは。

いつの間にか、久しぶりに、心から人とのふれあいを楽しんでいた。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ゆっくり、心の扉がユノ様に向かってOPEN♡
いいカンジ~(´∀`*)ウフフ
飲み込みが悪いと、チャンミン君に怒られちゃいますよ?
ネチネチと(笑)
大丈夫ですか~??

いよいよ明日はデートの日(≧▽≦)
お弁当ふたつ作り終わったら、楽しい1日の始まりですよ~( *´艸`)

コメント

Re: いい感じ😆

ペ◇マミー 様

素直というか、猪突猛進っていうか(笑)
チャンミン君もユノ様の強引さに負け気味です(;^ω^)
どうなるかな~?
チャンミン君の過去も気になりますね~(´∀`*)ウフフ

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