雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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恋焦がれて見た夢 13


恋焦がれて見た夢 13



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



気づくと、チャンミンのそばにはシウォンがいる。

そのたびに萎える。

せっかく謝ろうと思っているのに、その暇さえ与えてもらえない気がして。

チャンミンの態度はやっぱり腹立つけど、確かに言い過ぎたから。

このまま疎遠になるのは、やっぱ嫌だ。

それに、さっきのお礼も言いたい。

けれど…。

「あれ…?」

もうすぐ風呂の時間。

各グループごとに分け与えられた時間は30分ずつ。

「チャンミンなら別行動だって」

「は?」

「よくわかんないけど、団体で風呂入れないらしい」

シウォンにはちゃんと言ってったんだ…。

でも、なんで?

さっぱり理由がわからない。

もちろん、無意味にそんなことをするわけがないから、何かしらの理由はあるんだろうけど。

なんか、残念だ…。

背中でも流してやって、ついでに謝ろうなんて思ってたから。

これは…小細工なんかしないでちゃんと謝れってことか?

でも、ちょっと声かけづらいんだよな…。

感情に任せてあんなこと言っちゃったからなんだけど。

「ほら、ユノ。行くぞ?」

「おー」

とりあえず、シャワーは浴びないとだ。

汗臭いし、煤だらけだし。

時間制限つきだから慌しく身体を洗う。

シャワーなんか数が少ないから、奪い合いだ。

それでもなんとか勝ち取って、追い出されるように浴室を後にした。

タオルを頭からすっぽりかぶって部屋へ戻れば、窓際に寄りかかって本を読むチャンミンがいた。

風呂は入ってきたみたいだ。

まだ、かすかに髪の毛が濡れている。

「…」

どうしよう…。

いや、もうタイミングなんか計っている場合じゃねぇ。

声をかけようとしたそのときだった。

「チャンミン」

「…っ」

吸い込んだ息は、吐き出す前に奪われた。

オレの横を通り過ぎ、さも当然のようにチャンミンの隣へと腰を下ろす。

「今度は何読んでるんだ?」

「ミステリーです」

「面白い?」

「まぁ…そこそこは」

なんか、完全にオレとの距離は広がりきってる。

いまさら、なのかな。

謝ったところで、元通りになれる自信がない。

守ってやるなんて偉そうにいって、自分から突き放して。

それでまた、前みたいに…なんて。

勝手すぎるよな…。

「ユノ、どうした?なんか葬式みたいなツラしてるぞ」

「なんでもない。もう寝る」

「は?これから自由時間だってのに?まだ9時にもなってねーぞ?」

「いいんだよ。明日、朝早いんだから」

そうだ。

明日は6時に起きて、朝から登山。

そんなに険しい山じゃないらしいけど、体力を温存するに越したことはない。

自らにそう言い聞かせ、2段ベットの上へと進む。

ふとんを頭からかぶって、ぎゅっと目を閉じた。

すべてを遮断するように。

でも、そう簡単に眠れるわけがない。

まだ寝るには早い時間だし、それにチャンミンのことが気になって仕方ない。

悶々としたまま時間は過ぎ、気づくと部屋の電気が消されていた。

どれくらいそうしていたのか、かすかな物音が響く。

何気なく頭をもたげて下を見れば、すらりとした長身の細い影が動いていた。

チャンミンだ。

音を立てず、そっと部屋を抜け出していくその姿。

「…」

考えるより先に、身体が動いた。

どこへ行くんだろうとか考えるではなく、いましかない、と。

チャンミンの後を追いかけるように部屋を抜け出す。

しんと静まり返った廊下。

既に、姿はない。

どこへ行ったんだ…?

宛てはなくても、このチャンスを逃したらもう二度と話しかけられない気がする。

宿舎の中には姿が見えず、外へと足を踏み出した。

冷たい風が吹き抜けていく。

上着、着てくりゃよかった…。

しかしながら、上着を取りに行っている時間などない。

月明かりを頼りにチャンミンの姿を探していると、風に乗って透明な声が聞こえてきた。

「…」

足が、引き寄せられていく。

だんだんと近づいてくるその音。

さっき、夕飯を食べたその場所に黒い塊があった。

雲が流れて月明かりが射し込み、その姿を浮かび上がらせる。

長い足を玩ぶように組み、空を見上げながら歌を奏でるその姿。

キレイだと思った。

もっと、歌を聴いていたいと思った。

謝らなきゃいけないのに、目的なんかもう頭からすっかり抜け落ちて、聴き入ってる。

足は縫い付けられたみたいに動けなくて…。

ただ、チャンミンを見つめていた。

どれくらいそうしていたのだろうか…。

あまりの寒さにこみ上げてきたくしゃみを我慢しきれず吐き出せば、ぴたりと音が止んだ。

「…」

振り返ったチャンミンがオレを見つめている。

そして、しばらくするとすっと音もなく静かに立ち上がり、オレの横を通り抜けていった。

そのときの胸の痛みは、言葉では言い表せないほどだった。

引き裂かれるような痛みと、締め付けられるような苦しみと。

泣くつもりなんかなかったのに、勝手に涙が流れてくる始末。

落ち着くまで部屋には戻れなくて、戻ったのは空が白くなり始めた頃だった。

当然の如く、眠ることなんてできなくて。

食事も喉を通らなくて。

最悪のコンディションで2日目のスケジュールである登山に向かう羽目となった。

「おい、ユノ。大丈夫か?顔色悪いぞ」

「大丈夫だから…先行けよ」

「でも…」

いいから、いまは放っておいてほしい。

独りにして欲しい。

あんなに孤独が怖くて、嫌だったのに、独りになることを望んでる。

いまだけは。

そんな折だった。

痛みを覚え始めた足がずるりと横に流れる。

ヤバイと思ったときには既に遅く、身体が傾いた。

登山道は細く、隣は急な斜面。

落ちて無事に済むはずはない。

最悪の事態を覚悟し、目を閉じた瞬間、ぐっと腕が掴まれた。

腕が軋むほど強く。

「引き上げるから掴まってください」

見上げれば、あのガラスのような瞳がオレを見つめていた。

そして、オレに言葉を投げかけてくれた。

「チャンミン…」

「早く」

夢中で掴んだ。

後で、ちゃんとお礼を言おう。

そして、すぐに前みたいに戻れないのであれば、最初からもう一度やり直せばいいじゃないか。

そう、思った。

「…っ」

チャンミンの表情がわずかに歪んだ。

ブルブルと腕が震えている。

力を振り絞り、必死に腕1本でオレを支えてくれていた。

じりじりと身体が持ち上がっていく。

ドンヘが腕を伸ばして背負っていたリュックを掴み、さらに引き上げる。

そして、シウォンの手がベルトへとかかり、ようやく歩いていたその細い道へと戻った。

「あっぶね…」

「チャンミン、よく気づいたな。お前がいなかったらマジでやばかった」

「…」

何も言わず、背を向ける。

足がガクガク震えてうまく動けなくて、でもこのまま行かせるわけにはいかなくて。

懸命に地面を蹴ってチャンミンを追いかけ、腕を掴んだ。

「チャンミンっ」

久しぶりにその名前を呼んだ。

ぴたっと動きを止めたチャンミンがゆっくりと振り返る。

言わなきゃ。

ありがとうって、ゴメンって。

オレが言わなきゃ、きっとオレとチャンミンはもう…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君なりに気にしているんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
でも、これでちょっと近づける?
ユノ様ようやくチャンミン君と話すチャンスが…( *´艸`)
どうなるかな~www

明日は家族サービスですか!
しかもTDL♡
先月行った時もでっかい子どもふたり連れたお母さんでしたけどね(笑)
ストラップは今度お渡しするのでよろしくお願いいたしますm(__)m
月末のためのクロックス!
どのデザインにしたのかな~?

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ユノ様、危うしΣ(・ω・ノ)ノ!
でも、チャンミン君のおかげで助かりました♡
チャンミン君、ユノ様のことよく見てたんですね~( *´艸`)
ようやく仲直りのきっかけを掴んだユノ様!
どう出る?
仲直りできるかな??

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