雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (38)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
16位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

バンビーノ! 21

バンビーノ




バンビーノ! 21



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★




それから、どこか思いつめたような表情。

まるで別人だ。

午前中は楽しそうにスケッチブックを

おかげでオレも仕事が進まない。

予定では取ってきたコラボイベントのデザインに着手する予定だったんだけど、全然だ。

参ったな…。

「ユノ」

「ん?どうした?」

「僕…先に、帰っててもいいですか…?」

「オレも帰るよ」

「え…?」

ホント、仕事が手につかない。

さっさと荷物をまとめ、開いただけの画面を閉じて、茫然とするチャンミンの手を引いた。

「ユ、ユノ」

「いいから」

だって、チャンミンのことが気になって仕方ないんだ。

もしもこのままひとりで帰してしまったとしたら、なおさらに。

ちゃんと帰っただろうかとか。

いなかったらどうしよう、とか。

「約束通りケーキ、買って帰ろうな?帰ったら、またコーヒー入れてくれる?」

「…うん」

珍しい、と言うべきなんだろうか。

甘えるように身を寄せて、指を絡ませて。

思い悩んでる…よな?

この場合、どうしたらいいんだ?

話してほしいけど、あんまり無理強いするのもよくないし。

かといって、このまま放っておくこともできないし。

とりあえず…。

「チャンドラ、どのケーキがいい?」

徒歩で5分ほど。

たくさんの女性たちで賑わう小さなケーキ屋。

多少場違いな気もするが、気にする必要はない。

「えっと…」

ショウウィンドウの中に並ぶたくさんのケーキ。

大きな瞳がきょろきょろ。

「僕、このフルーツがいっぱい乗ったのがいいです」

「1コだけ?」

「え?あ、じゃあ…こっちのレアチーズ…」

オレはもう既に決まってる。

4片をオーダーし、小さな箱を手に店を出た。

そして車に乗り込んで、自宅へ直行。

帰るなり、チャンミンは要望通りコーヒーを入れてくれた。

朝と同じくミルクと砂糖たっぷりで。

「ユノはイチゴが好き?」

「変か?」

ふわふわと髪を揺らしながらかぶりを振り、小さく微笑む。

「なんか可愛い」

「見た目と嗜好のギャップが激しいって周りから言われる」

きっと、チャンミンも同意見なんだろう。

仕方ないじゃないか。

好きなものは好きなんだから。

「チャンドラは見た目と違って大食いだよな」

反撃を試みれば、少し恥ずかしそうに俯く。

「でも、一時よりはましです。高校生の頃とかは1日8食でした」

「それはすげぇな…」

確かにオレも高校時代はいまよりも食べていた。

でも、さすがに8食はない。

いいとこ、5食止まりだ。

「運動部?」

「はい。バトミントン部に入ってました」

「じゃあ…今度バトミントンやるか?公園とかにでも行って」

やったことはないけど、なんとかなるだろ。

それなりに運動神経はよかったはずだし。

チャンミンが本気になったらどうにもならないだろうけど。

「うん」

ケーキを食べながらそんな会話をして、食べ終わるとコツンと肩に頭が乗る。

話してくんないかな…。

細い肩を抱いて、こぼれた額に口づけて。

心ここに非ずといった状態だからか、いつもならもう赤面になっているはずなのに白いまま。

「ユノ…」

「ん?」

「僕…お父様に経営学を叩き込まれてきたんです。会社を継ぐのは僕だからって。でも、僕のやりたいことは別にあって、家を飛び出してきました」

ポツリ、ポツリと語られていく。

ようやく話す気になってくれたようだ。

「なのに、僕は…ユノの話を聞いて、経営について考えてたんです。気づかないうちにしゃべってたんです。だから、すごく怖くなって…」

なんていうか…チャンミンはホントに純粋なんだな。

心底、そう思う。

「あのな、チャンドラ。やりたいことは別にあったとしても、それがいままで学んできたこととはまったく別物であっても、知識があるってのはすごいことだとオレは思うぞ?」

「え…?」

「しかも19やそこらだろ?経営について語れって言って、いったい何人の人間ができる?オレが知る限り、チャンドラくらいだな」

きょとんとした顔。

オレが何を言いたいのか探るようにじっと注がれる眼差し。

「それ、誇っていいとこなんじゃないか?」

大きな目がさらに大きくなってる。

いまにも飛び出しそうだ。

「オレもいまの仕事につくまでは、まったく関係ないことばっかやってた。勉強するより、身体動かすほうが好きだったし。高校は工業系だったし。いまでこそデザイナーなんて名乗ってるけど、車のエンジンとか語らせたら大変だぞ?」

「僕、おかしくない…?」

「おかしくなんかないよ。それに、無駄になる知識もない。お前のその叩き込まれた経営学だってきっとなんかの役に立つ。なんだったら、オレが教わりたいくらいだ」

「え…?」

「オレはあくまでデザイナーなんだよ。経営なんかさっぱり。だからさ、助けてくれない?」

少しでもチャンミンの心の負担が軽くなれば、と思った。

同時に、どういう方向へ向かおうか悩んでいたから相談に乗ってほしいと思った。

もちろん会計士とか、顧問弁護士もつけてるけど、経営学という部分には秀でていない。

それぞれの分野に特出しているだけ。

本来、経営者たるオレが身につけなきゃいけない知識なんだろうけど、その余裕もない。

言い方は悪いけど、オレはチャンミンを利用しようとしてる。

経営学を身につけるために。

「う、うん!僕でよかったらなんでも聞いてくださいっ」

明るい笑顔が戻った。

よかった…。

「ようやく笑ってくれたな」

「あ…し、心配かけちゃってゴメンなさい…」

「いいんだよ。それより、もっと頼って?一応、オレのほうがチャンドラより長く生きてるし、それなりに人生経験もあるし」

ふわっと柔らかく羽根のように微笑んで、腕が腰に絡み付く。

気づくと、抱きしめられていた。

「どうしよう…」

「ん?」

オレもまた背中に手を回し、細い身体を抱きしめる。

「もっと好きになっちゃった…」

髪の隙間からこぼれる耳が、赤く染まってる。

恥ずかしさを懸命に抑え込んで、一生懸命想いを伝えてくれるチャンミンがまた愛しくて仕方ない。

「オレなんかとっくにベタ惚れだけど?」

それこそ、まだほとんど知らないのに。

「なぁ、チャンドラ」

「…?」

「キスしてくれない?」

「え!?」

ぎょっと目を見開いて、飛び退く。

せっかくいいカンジだったのに…それはあんまりじゃないか?

「ダメ?」

「…っ」

ちょっと青白かった顔が、もういつも通り。

真っ赤だ。

まだちょっと早かったかなぁ…。

でも、なんとなくチャンミンにキスしてもらいたかった。

「…さい」

「え?」

「め、目、閉じて下さい…っ」

あれ…?

もしかして、もしかしちゃうカンジか…?

期待を込めて目を閉じて待ってみる。

でも、一向に何もない。

さすがにおかしい気がして薄く目を開いた瞬間、唇が触れた。

「な、なんで目、開いてるんですか…っ!?」

「え?なかなかシてくれないから、我慢できなくて?」

「…っ」

真っ赤な顔と、涙ぐんだ瞳。

逃げ出そうとするチャンミンを間一髪捕えて、抱き寄せた。

「なんで逃げるの?」

「だ、だって、恥ずかしい…っ」

「恥ずかしいことないだろ?だって、オレたち恋人だし、ここにはオレたちしかいないし」

「でも、恥ずかしいんです!」

まだまだ時間がかかりそうだ。

いろいろと。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

たまにはマジメなお話も…ね(笑)
でもやっぱり、このふたりはどこかコメディですwww

少しずつチャンミン君のことが見えてきましたね~( *´艸`)
ある意味、いいコンビです♡
でも、まだまだ謎はいっぱいです(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

近づきましたね~(´∀`*)ウフフ
理性はペラッペラですが、一応10歳も年上ですから(笑)
たまには大人らしいところも見せないとねwww
これからどうなるかな?
箱入り息子と新進気鋭デザイナーの恋物語~( *´艸`)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.