雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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恋焦がれて見た夢 24

恋焦がれて見た夢




恋焦がれて見た夢 24



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



また買い物に行って、ユノの希望であるハンバーグを作っていた時だった。

ふと、聞きなれない音がかすかに聞こえてきた。

「オレだ」

慌てるユノに代わって携帯電話を手に取り、ボタンを押してからユノの耳へと宛がった。

何しろ、いままさらにユノの手は油まみれ。

ちょうど肉だねをこねていたところだったから。

「え?いまから?えっと…」

ちらりと僕を見つめる。

気まずそうに。

「僕は大丈夫だから」

そう。

気にする必要はない。

ユノにはユノの生活があるのだから。

たまたま今日、泊まりに来ているというだけで。

「でも…」

「急用なんでしょう?」

「ん…わかった。すぐ行くから、ちょっと待ってろ。動くんじゃねーぞ」

慌ただしく手を洗い、僕を振り返る。

「ゴメンな?すぐ戻るから」

よほど大切な人なのだろう。

携帯電話と財布を手に、慌ただしく部屋を出ていった。

かすかに聞こえてきた声は女性のもの。

あの焦り具合からして、きっとユノはその人に少なからず特別な想いを抱いているのだろう。

ノーマルだって言ってたし。

自覚した途端、か。

もちろん、想いが通じるなんて微塵も思っていなかったけど。

仕方がない。

「…」

作りかけのハンバーグを見つめる。

とりあえず、作っておこう。

もしかしたら、帰ってきてくれるかもしれない。

その可能性は低いけど。

袖をめくり、左手にはお風呂の時同様、ビニールをはめる。

ユノがこねてくれた肉だねを適量取って、手のひらへ打ち付けるようにして空気を抜く。

そして形を整えて、真ん中を少しだけくぼませる。

ひとつ、またひとつ。

それが終わったらサラダを作って、スープを作って。

あとはハンバーグを焼くだけ。

しかし、その日…ユノが帰ってくることはなかった。

連絡もない。

「…」

ソファの上、眠れぬまま夜を明かし、やがて朝がやってきた。

シャワーを浴びてすこしすっきりしよう。

そう思った時だった。

インターホンが静かな室内に響き渡る。

駆け寄れば、モニターにはユノの姿。

慌ててオートロックを解除し、玄関へと向かった。

しばらく待っていると、エレベーターからユノが姿を現した。

「悪い、遅くなった」

「…」

戻ってきてくれた。

それだけで、十分だ。

何があったのかなんて、何をしていたのか、なんて興味はない。

そばにいられれば、それだけで満足だから。

「おかえり」

「た、ただいま!」

「ごはんは?」

「昨日からなんも食ってねーから腹減った」

「じゃあ…すぐ用意するね?」

ユノが笑っているならそれでいい。

部屋へと招き入れ、そのままキッチンへと向かう。

「あれ?チャンミンやったの?手は?」

「ビニールで覆ったから大丈夫」

「ホント、ゴメンな?」

申し訳なさそうに眉を下げるユノに微笑み、手を伸ばした。

なんとなく、触れたくて。

ここにいるって感じたくて。

「実はさ、なんかフラれちゃったらしくって慰めろって。普通、高校生を居酒屋に連れ込むか!?しかも、超酒癖悪いし。ホント、アイツってどうしようもない女なんだよなぁ…。だからフラれるんだと思わね?フラれるたんびに呼び出されて、マジで迷惑っ」

「でも…好きなんだ?」

「え!?な、なに言ってんだよっ!」

あ…でも、って言っちゃった。

禁止なのに。

「ユノはわかりやすいね」

「…っ」

顔を真っ赤にさせて、口をパクパクさせて。

片思い、なんだ。

そして相手はまだユノの想いに気づいていない?

それとも、気づいていて知らないフリ?

スープを温め直し、フライパンに油を敷いてハンバーグを焼く準備。

ご飯はもう炊けているし。

朝からハンバーグっていうのはどうかと思うけど…。

「幼馴染、なんだ。2コ上で、いま大学生。大学に入学と同時に一人暮らし始めちゃったから、あんま逢えなくなっちゃったんだけど…」

聞きたくない。

そんな話。

でも、遮る勇気も僕にはない。

ユノが話すなら、僕はその言葉を聞くという選択肢しかない。

痛みを感じないはずなのに、ツキンと胸が痛む。

「いつもさ、急に連絡してくんだよ。昨日みたいに。オレに可能性はないってわかってんだけどさ…なんか、諦めきれなくて」

「そう…」

「チャンミンは、好きなヤツとかいないのか?いまじゃなくても、昔とか」

聞いてどうするつもりなんだろう…。

「昔は、いたよ」

「いまは…それどころじゃないか」

「…うん」

言うつもりはない。

これから先もずっと。

だって、言えないだろう?

僕はユノが好きなんです、なんて。

フラれるどころか、いまある関係さえも崩れてしまう。

だったら、僕はこのままがいい。

離れなければならないくらいなら、たとえ辛くてもユノのそばにいることを選ぶ。

「オレ、ホントにバカだよなぁ…。っていうか、情けない?女々しい?」

「そんなことないよ」

「告白してきっぱりはっきりフラれりゃ諦めもつくんだろうけど…でも、フラれるってわかってんのに告白するのもなぁ…」

そう。

フラれるとわかっているから、しない。

いまのままでいい。

たとえ臆病者とののしられても。

「祈ってるよ」

「え?」

「ユノが幸せになれること」

僕にできることはそれだけだ。

それしかできない。

「お、おう!ありがとな」

嘘をつくのがうまくて、よかった。

照れくさそうに笑うユノに微笑みを返し、気づかれぬようそっと息をついた。

これでいい。

そう、心に言い聞かせて…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、実は意中の人がおりました(>_<)
最低?
でも、ノーマルな方ですし。
なので正常な反応かと(笑)
人たらしなのは間違いないですね~(´∀`*)ウフフ
ひ◇み様と一緒♡

チャンミン君の切ない片想い…。
いったい、どんな結末が待ち受けてるんでしょうね~?
お楽しみに~( *´艸`)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

そうなんです!
実はユノ様には意中の方が…(T_T)
新しい葉月爆弾、いかがですか??
この三角関係(?)どうなるんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
チャンミン君、辛すぎる(>_<)
早くこの不幸を一身に背負ったチャンミン君を幸せにしてあげたいのですが…(;^ω^)

コメント

Re: いつも、読んでいます。

ユ◇トモ 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

切ない展開になってきましたね…。
チャンミン君が辛すぎる(T_T)
今後、このふたりはどうなっていくんでしょう?
どうぞお楽しみに~(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: こんにちは

y◇ki 様

不器用で健気…。
いつもならユノ様のためにあるような形容詞ですが、今回ばかりはチャンミン君(笑)
いったいどうなっちゃうんでしょう?
ユノ様も少なからずチャンミン君を特別に思っているようですが…?
両想いになるにはまだ時間がかかるかな~…(;^ω^)

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ヤダヤダ
チャンミン切ないよー(ToT)

コメント

Re: タイトルなし

ch◇ka♪ 様

切ないですね…(T_T)
早く幸せになってもらいたいです…。

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