雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 43

DIRT 43

チャンミンの監禁されている場所は、市街地から少し離れたところにある。

ほとんど人が来ない場所であるにもかかわらず、死角がないほど厳重に張り巡らされた監視カメラ。
それはあからさまに異様な光景だった。

唯一、建物へと続く入り口。
その入り口が見える場所でなおかつ監視カメラに映らない場所を探し出し、車を風景に紛れ込ませた。

建物へ入るカギを持っているのはただひとりだけ。
身内ということもあり、できるなら警察沙汰にしたくはないという要望によりいまの状況となった。

「…」

車内に、会話はない。

息を殺し、ただじっと建物へと続く道の入り口を注視していた。
待ち続けること5時間、午後8時。

遠くからヘッドライトが1対近づいてきた。
思わず息を飲む。

ゆっくりと建物へ続く道へと吸い込まれていくその車。
オレたちは頷きあい、車を発進させた。

1本道なのだから迷うことはない。
距離をとり、ライトはつけないまま細い山道を登っていくと、蔦が壁面にびっしりと絡み付いた家が1軒見えてきた。

「チャンミン…」

無意識に名前を呟いていた。
門の外側に車を止め、そっと中を窺う。

すでにムソクは中に入ったようで、外には誰もいなかった。
半分朽ち果てている門をすばやく潜り抜けて中へと進み、わずかな明かりを頼りに廊下を進んだ。

2階の、1番奥の部屋へと迷わずに進む。
扉に手をかけ、オレたちは静かに頷きあった。

そして、一気に扉を開け放ったオレたちは合わせたわけでもなく目を見開き、同時に吐き気を催した。

「…っ」

「な、なんてことを…」

部屋にはベットがひとつだけ。
その上には白い物体が置物のようにひとつ鎮座していた。
ベットの脇には医療用器具があり、そこから伸びだ管が白い置物のようなそれに繋がれている。

そして、覆いかぶさったひとつの大きな影。

「チャンミンっ!」

後から入室したオレはチャンミンの父の脇を通り抜け、ベットへと駆け寄った。
覆いかぶさっていたムソクを無理やり引き剥がしたオレは夢中でその身体を抱き寄せた。

青白い顔。閉ざされたままの瞳。

頬はこけ、身体は痩せ細り、生きているのか死んでいるのかもわからない。
でも、触れた瞬間、わずかなぬくもりが伝わってくる。

「チャンミン!しっかりしろ!」

「無駄だ」

ベットから転がるように落ちたムソクは静かにそう告げた。

「もう、何にも反応はしない」

「…っ」

「壊れてる」

殴りたい衝動に駆られた。

でも、それよりも早くもうひとつの影が動いた。
鈍い音がし、ムソクの身体はじゅうたんの上へと無様に転がった。

「お前…何をしたかわかってるのか!?」

「チャンミナはオレのものだ。永遠に、オレだけの…」

すでに、ムソクも異常を来たしているのか、高らかに笑う。
まるで最初からこれが目的だったと言わんばかりに。

「カギを出しなさい」

父親の命令に逆らうつもりはないのか、それともこの生活に疲れ始めていたのか、ムソクは抵抗することなくカギを差し出した。

男性はそのカギを受け取り、オレへと差し出す。

「ユンホ君、チャンミンを頼む」

「…はい」

握り締めた手を解き、再びチャンミンへと触れた。
足に嵌められた鉄の拘束具を外してみれば、くっきりと青黒くその痕が刻まれていた。

「…っ」

これ以上、見ていられない。
耐えてきたチャンミンには申し訳ないが、直視することはできなかった。

オレはコートを脱ぎ、その身体を包むようにして抱き上げた。

「チャンミン…。遅くなって、ゴメンな…?」

そう話しかけた瞬間、わずかにまぶたが震えた。

「チャンミン?」

「…」

輝きを失った瞳がわずかに見える。

「チャンミン?わかるか?オレだ、ユノだ」

「…」

痙攣するように震えるまぶた。
その際から、一筋の涙が零れ落ちていく。

「もう、大丈夫だから…。一緒に帰ろう。な…?」

「…ユ、ノ…」

いまにも消えそうなほどか細い声。
オレの目には、微笑んだように見えた。

泣きそうになる。

ぐっと涙を堪え、オレもまた無理やりに微笑んだ。
まだ、泣くときではないと…。

44へ続く。



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コメント

きっと、ユノだけを求めて、心も体も冬眠させてたんだよ。
ユノ、チャンミンを頼むね。

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チャンミンがユノに抱き締められる…場面を繰り返し読みました。

お願いです、ユノの下へチャンミンの心が 帰れますように。

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号泣😣

ユノが素敵すぎる。チャンミンの愛がここまでユノを変えたのね。
チャンミン😢ユノと幸せになって(>_<)

コメント

Re: 号泣😣

mari 様

コメント、ありがとうございます!
愛は偉大ですね~(笑)
ふたりに幸せな未来があるよう、応援ください(^^)/

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