雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 44

DIRT 44

そのまま、病院へと駆け込んだ。

事前に知り合いの医師へ連絡をしておいたが、想像以上だったのだろう。
出迎えるなり愕然とし、窺うようにオレを見つめた。

「ワケあり、なんだ。警察沙汰にはしたくない。頼む」

「…とりあえず運んで。話はそれからだ」

ストレッチャーへとチャンミンを乗せ、その傍らを早足で歩く。

「チャンミン…」

ずっとそばにいてあげたいが、そういうわけにもいかない。
検査室が近づき、手を離そうとした瞬間、逆に手を掴み返された。

それは、子どものような弱々しい力。

「ユ、ノ…っ」

助けを求めるような声に、心が痛む。
離れかけた手を握りなおし、オレは薄く開かれたその瞳を見つめて頷いた。

「ここにいるから、大丈夫。な?」

検査ならば問題ないだろうと、返事をしてしまってから医師を見つめる。
苦笑いを浮かべながらも無言で頷いたのを確かめ、チャンミンとともに奥の部屋へと向かった。

オレの願いもあって、事細かな検査が行われた。
急を要するかもしれないと、深夜にも関わらずだ。

結果は明日ということで、1日入院することとなった。

「チャンミン…」

かすかな寝息。

胸に耳を押し当てれば鼓動も聞こえる。
ぬくもりも感じられる。

でも、どうしてだろうか。
不安が消えない。

このまま、消えてしまいそうで…。

結局、一睡もできないまま朝を迎え、オレはチャンミンとともに医師の元を訪れた。

「よく眠れたかな?」

筋肉の衰えが著しく、立つことも儘ならないチャンミンは車椅子。
目は開いているものの、表情は乏しい。

「とりあえず、身体的なものに大きな異常は見られなかったよ。栄養失調気味なのと、足首の擦過傷だけは少し治療が必要だが、あとは問題ない」

「…」

「食欲はどうかな?」

聞こえているのか、いないのか。
反応は皆無。

医師はわずかに眉根を寄せた。

「チャンミン」

視線を受け、身を屈めるようにして耳元で名前を呼べば一瞬身体が震え、オレを振り返った。

「食欲、ある?」

「…」

意識してゆっくり問いかけると、しばらく考えるように首をかしげ、静かにかぶりを振った。

「チャンミン」

車椅子を90度回転させて、正面に座り込む。
そして手を握り、虚ろなその瞳を見上げた。

「何か、食べたいものは?」

問いかければまた逡巡し、かぶりを振るう。

「じゃあ…オレの食べたいものでいい?」

頷いたのを確かめ、オレは安堵から微笑んだ。
食べたいものとは言っても、いきなり普通の食事などできるわけがない。

思い出したのは、チャンミンが最初に作ってくれた料理だった。
入院の必要がないのであれば、少しでも早く連れて帰りたい。

「連れて帰っていい?」

「大丈夫だよ。傷口は清潔にして、食事は栄養バランスよく且つ規則正しく。筋力がだいぶ低下してるから、運動も欠かさずにね」

「わかった」

もう一度膝をかがめてその顔を見上げると、大きな瞳がオレを映し出す。

「オレと一緒に、もう一度暮らしてくれる…?」

できるならこのまま連れ帰りたいが、チャンミンの意志を尊重しなければならない。

少し不安を感じながらも問いかければ、わずかに微笑みが浮かんだ。
そして、かすかに手が握り返された。

「よかった…」

心の底から呟き、そして数年ぶりに心からの笑顔を浮かべた。

45へ続く。



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やっと・・・なんでしょうか。二人で 
二人の幸せを感じられるように、、、
なって欲しい・・・けれど。。。まだ遠いのかな、、、すぐそこまで来てるのかな。いろいろ考えちゃって胸が苦しい、ってか、とっても切ないです。

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