雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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バンビーノ! 54

バンビーノ




バンビーノ! 54



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



次の日から、ユノはなぜかミヌの事務所まで送ってくれることになった。

いつもは駅までなのに、道が違うと尋ねれば、事務所まで送ると。

いいって断ったのに、ダメって言われて。

何度も何度も同じ問答を繰り返して、結局僕が折れた。

「仕事終わったら迎えに来るから、いい子で待ってろよ?」

「ひとりで帰れますっ」

「ダメ。いいから、待ってろ。わかったな?」

「ユ、ユノ!」

完全に言い逃げだ。

窓から手だけを出して振りながら走り去っていく。

「もう…」

ユノは過保護すぎる。

もちろん、嬉しくもあるんだけど。

「朝からラブラブだな」

「…っ」

見られてた!?

ホントに恥ずかしい…っ。

「仕事も私生活も充実してて羨ましいなぁ」

「そ、そんなこと…」

ないとはウソでも言えなかった。

だって、ホントに充実してるから。

「毎日毎日、キスマークまでつけて」

「!?」

「ごちそうさま、ってカンジだな」

ニヤニヤとからかうような笑み。

耐えきれず走り出し、トイレへと向かった。

鏡を覗き込めば、首筋にくっきり紅い鬱血痕。

いつの間に!?

って…昨日しかない。

ゴハン食べた後、またそのままバスルームに連れて行かれて、そのあとは当然のようにベットへ。

いつもなら見えないところにしかつけないのに…。

これじゃ、どう足掻いても丸見えだ。

誤魔化しようもない。

恥ずかしすぎてトイレでうずくまっていると、ノックする音が聴こえてきた。

「チャンミン。そろそろ出てこい」

いったい、どんな顔して出て行けばいいの…?

「おーい」

「…」

でも、いつまでもトイレに閉じこもっているワケにもいかない。

恥ずかしさをこらえて扉を開けば、見知らぬ人がいた。

「この子?ユノの恋人って」

「???」

「へぇ…」

おもむろに顎を掴まれ、思い切り凝視され、僕はただただ茫然とするほかない。

「あ、あの…」

「あのユノがねぇ…ふぅん…」

「おい、そろそろ離してやれよ。チャンミンが困ってんだろ?」

ミヌがそう告げれば、ぱっと手が離された。

思わずミヌの後ろへと逃げ込む。

「ミヌの後ろに隠れられるワケないでしょ?」

「それはオレが小さいって言いてぇのか?」

「え?だって小さいじゃん」

な、なんか、怖い…っ。

一触即発な雰囲気。

おどおどとしていると、不意にふたりして大笑い。

状況について行けず、僕は瞬きを繰り返しながらふたりを交互に見比べる。

「コイツ、バカそうに見えるけどオレんとこの専属モデル。こいつもユノと同じ中学出身」

「あ…」

そういえば見たことがある。

名前は知らないけど。

「よろしくね?バンビ」

「…っ」

まさかユノ以外にバンビって呼ばれるとは思わなかった。

なんで?

どうして?

「ユノが拾った野良猫にバンビって名づけて飼ってるって聞いてたんだ」

「の、野良猫…?」

「しかもめちゃくちゃ溺愛してるって。ジョンヒョクひょんから」

で、溺愛って…。

嬉しいけど、やっぱり恥ずかしい…っ。

作業部屋に逃げ込んでみたけど、当然のことながらあの人も入ってくる。

逃げる場所もなくなって、なぜか僕の隣にやってきて、ジロジロ。

「あ、あの…」

「金持ちのボンボンだって言ってたからどんだけ性格の悪い勘違い野郎かと思ってたけど、小動物みたいで可愛いね~」

「チュンジェ、そろそろやめとけよ」

「困ったことがあったらなんでも言ってね?オレ、可愛い子ちゃんのためならなんでもしてあげる」

ミヌに助けを求めてみても、肩をすくめて見せるだけ。

「今日のアフターは空いてる?おいしいもんでもごちそうしてあげようか?あ、それともお酒のほうがいい?」

「え?あ、えっと、ユノが…」

「いいの、いいの。ユノなんかほっとけば」

どうしよう…。

このままじゃホントに連れて行かれてしまう。

だって、ものすごく強引。

僕なんかじゃ絶対に断りきれない。

そんな時だった。

抱えていたカバンの中で何かが存在を主張するように震えだす。

慌ててカバンの中に手を入れて、携帯電話を取り出した。

「ユ、ユノ…っ」

わらにもすがる思いでぎゅっと両手で携帯電話を握りしめて、電話の向こうにいるユノへと呼びかける。

『チャンドラ?どうした?なんかあったか?』

そんな問いかけが聞こえた矢先、するりと携帯電話が手の中からすり抜ける。

「あ…っ!か、返してくださいっ」

「ユノ?今日、ユノのバンビ借りるから。ちゃんと家まで送り届けてやるから心配しないで。じゃーね」

せっかくユノと繋がっていたのに、戻ってきた携帯電話は単なる無機質。

あわただしくかけなおせば、すぐに声が聞こえてきた。

「ユ、ユノ…っ」

『すぐ迎えに行くからじっとしてろよ?』

「う、うん…っ」

とてもじゃないけど、作業なんてできない。

距離を取ろうとしても詰めてこられて、気づけば壁際。

これ以上逃げるスペースもない。

早く…っ。

心の中でユノに助けを求めながら、ただひたすらに耐えた。

おそらく5分ほどだろう。

でも、僕にとってはものすごく長い時間。

ユノの姿が見えるなり、作業台を飛び越えて駆け出した。

「ユノ…っ」

誰にかまうことなく、腕の中に飛び込んだ。

「チャンドラ…」

ぎゅっと抱きしめてくれる強い腕。

ようやく、安堵した。

「大丈夫か?何もされなかったか?」

何もされなかったけど、怖かった。

ホントに。

僕、あの人苦手だ…っ。

「嫌われたな」

「なんで!?まだ何もしてないじゃん!ゴハン誘ったくらいで」

「ゴハン誘ったくらい?オレには脅迫してるようにしか見えなかったけどな」

「は!?」

心外だと言わんばかりの態度。

くるりと僕を振り返り、ツカツカと歩み寄ってくる。

逃げようとしたけど、僕とチュンジェの間にユノが割って入った。

無言のまま、お互い睨みつけるだけの時間。

どうしよう…。

もう、ホントに頭の中はそれしかない。

だって、仮にもユノの先輩だし。

もしも僕のせいで仲が悪くなっちゃったりとかしたら…。

「ユノ、ちょっと過保護すぎじゃない?」

「そう?普通だと思うけど?これくらい」

「ウワサ通りの溺愛っぷり。そんなんじゃ愛しのバンビにいつか愛想つかされちゃうよ?」

「それは、ない」

当たり前だ。

そんな日は絶対に来ない!

もしかしたら、逆はありえるかもしれないけど…。

でも、そうなったらなったで、精いっぱい頑張るだけ。

「わかった、わかった。じゃあ、百歩譲って、ユノ込みでいいや。今夜空けといて?」

「どうする?」

振り返ったユノがそう尋ねる。

どうしよう…。

正直に言えば、行きたくない。

でも、僕の答えでユノとチュンジェの関係にひびが入っても困る。

「嫌だってさ」

「!?」

「ま、自業自得だな。お前、いつもいつも強引すぎなんだよ」

ユノの言葉に驚いていたら、今度はミヌが口を挟んでくる。

ふたりに責められ、チュンジェは納得がいかないと言わんばかりのしかめっ面。

「どこが強引なの?普通でしょ?」

「お前の普通は世間一般とズレてんの。前から注意してただろ?」

「…」

ミヌの言葉に子どもみたいに頬を膨らませ、そっぽを向く。

もしかして、そんなに悪い人じゃないのかな…?

ちょっと、怖いけど。

「ユノ…」

「ん、もう大丈夫だからな?」

そっと抱きしめられ、そのぬくもりに目を閉じた。

すーっと余分な力が抜けていく。

うん、もう大丈夫。

怖いのは、すっかりなくなっていた。



つづく。






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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ご名答!
チュンジェ君はチョンジン君ですよ~(´∀`*)ウフフ
なかなかの強烈キャラです(笑)
チャンミン君はすっかり苦手になっちゃったみたいですね~www

忘れられていたなんて…。
お願いしますよ~(>_<)
頼りにしてます♡

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