雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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バンビーノ! 62

バンビーノ




バンビーノ! 62



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



もう、心も身体もユノで埋め尽くされていた。

さっきまであった恐怖とか、不安とか、そういったものは綺麗さっぱりなくなってた。

ただユノの激しいセックスについていくのがやっとの状態。

ついていけてるかどうかは謎だけど…。

でも、僕なりに一生懸命受け止めてるつもり。

あくまでも僕なりに、だけど。

なんか、僕ってユノにお世話になってばかり。

何も恩返しできていない。

唯一、初めて自分で稼いだお金でランチをごちそうしたくらいだ。

もうちょっと稼げるようになれば、もうちょっとユノに恩返しできると思うんだけど…。

いつくらいになるかな?

1年後くらいにはできるようになっているかな?

それ以前に、続けてられるかな…?

だって、もしかしたら連れ戻されてしまうかもしれない。

嫌だけど。

ホントに嫌だけど。

最後まで自分の意思を貫き通すつもりだけど。

でも…。

万が一っていうことがある。

最悪の事態を想定してしまうのは、怖いから。

安堵を得たいから。

これくらいで済んでよかった、って思うために。

僕は、卑怯だ。

しかも弱い。

家出したのだって、父の言葉が原因だった。

ひとりで何もできない子どもが偉そうなことを言うな、と。

自分で稼いだこともないくせに、と。

確かにその通り。

なんだかんだで、僕は父や母に頼って生きてきた。

そしていまはユノに頼って生きている。

これじゃ家を出てきた意味がない。

でも…離れられない。

ユノと離れるなんて考えられない。

好きだから。

ホントに、ホントに好きだから。

知れば知るほどにどんどん好きになって、なくてはならない存在へと昇華した。

夢だけを追いかけて家を飛び出してきたのに、もうひとつ追いかけるものができてしまった。

いつかユノの隣に胸を張って並びたい、って。

そのためにも頑張らなきゃって。

だから、ここで挫けるわけにはいかない。

なんとしても父を説得しなければ。

僕のふたつに増えた大切なものを守るために。

「チャンドラ?」

「…」

ふと、聞こえてきた声。

「チャンドラ、大丈夫か?」

「…」

重たいまぶたをこじ開けると、ユノが心配そうに見下ろしていた。

あれ…?

どうしたんだろう。

ちょっと記憶があやふや。

ひとつずつ記憶を辿り、思わず顔を赤くした。

「大丈夫そうだな」

赤らんだ頬に口づけられ、隠れるようにケットの中にもぐりこんだ。

後悔しているわけじゃないんだけど、恥ずかしい。

冷静さを取り戻してしまったがゆえに。

いっそ、記憶から消してしまいたいくらい。

「ほら、掴まって?シャワー浴びるぞ」

ケットをはがれれば当然のことながら全裸。

悲鳴を上げるより先に抱え上げられた。

慌ててユノにしがみつき、ぎゅっと首筋に顔をうずめる。

「ゴメンな?ムリ、させて」

「え…?」

「もう、17時。そろそろ出かける準備しないとだから」

17時!?

いったい、何時間寝ていたんだろう。

だって、ベットに向かったのが…確か、22時頃だった気がする。

すぐには寝なかったわけだけど、それでも完全に寝すぎだ。

間違いなく12時間以上寝ている。

「身体、大丈夫か?歩けそう?」

「わ、わかりません…」

でも、なんとなく下肢の感覚はあるから大丈夫な気がするけど…とにかく恥ずかしい。

原因が原因だから。

「下ろすぞ?」

「うん」

足の裏にタイルの冷たい感触。

腰が抜けちゃうのは嫌だから、ユノにしがみついたまま。

「どう?とりあえず立てそうか?」

おそるおそる手を離してみれば、なんとかひとりで立つことはできた。

ちょっと腰が重いけど。

「大丈夫です」

「よかった…。歩けなかったらどうしようかと思ってたんだ」

ほっとした表情でそう呟き、頬にキスをしてくる。

しかも1度じゃなくて、2度、3度と。

「ゆ、ゆの…っ」

「ん?」

夢中になっているときはいいんだけど、素面の時はやっぱり恥ずかしい。

しかも、全裸だし。

シャワーも約束通り毎日ユノと一緒に浴びているけどやっぱり恥ずかしくて、こればかりは慣れられそうにない。

終わったあとの脱力感も半端ないし。

のろのろと服を着て、髪を乾かされて、そして18時を少し過ぎた頃に家を出た。

ちょうど帰宅ラッシュ。

道路はどこも車がいっぱい。

いつもなら20分くらいの道のりだけど、30分ほど。

早めに出てよかったなんて会話をしながら、父の到着を待った。

時間の経過とともに緊張して来て、不安になって、思わずユノの手を握った。

「大丈夫だって」

どこからその自信は来るんだろう。

でも、ユノのその笑顔に、ホントに大丈夫な気がしてくる。

まるでユノは僕の精神安定剤だ。

「あ、来た」

「…」

振り返ると、父がこちらに歩いてくるところだった。

相変わらずきっちりとスーツを着て。

でも、表情は硬い。

「お忙しいところ、申し訳ありません」

「いや…」

会話が続かない。

それどころか、僕は一言も発することができなかった。

「で、見てほしいものというのは?」

「こちらです」

そう告げ、ユノが先頭を切って歩き出す。

迷うことなくミヌの直営ショップへと足を踏み入れ、僕の制作したカバンが陳列された棚へ。

「…」

父の眼にはどう映るのだろう。

緊張と不安。

「これをお見せしたかったんです」

両手で陳列されているカバンをひとつ持ち上げ、父へと差し出す。

「これは?」

「どう思われますか?」

たぶん、父は気づいている。

僕が作ったものだって。

だから、いまだ表情は硬いまま。

じっと受け取ったカバンを細部まで見つめていた。

まるで粗を探すように。

「わかっていらっしゃるとは思いますが、チャンミンが作った商品です」

「…」

「独学で勉強をし、ここまでのものを作れる人間がどれだけいると思いますか?」

「…」

外見、中身、真剣そのもの。

思わず、生唾を飲む。

「私は驚きました。こんなにも丁寧に作り上げられたカバンは見たことがない」

「…」

「実は、知らなかったんです」

「知らなかった?何をだね?」

「これを、チャンミンが作ったということを」

穏やかな話口調。

細心の注意を払っているのがわかる。

苛立たせてしまっては余計にこじれるだけと知っているからだろう。

やっぱり、ユノは大人だ。

僕の理想の人。

「感動しましたよ。これを初めて見たとき。こんなにも丁寧な仕事をする職人がまだいるのか、って。同時に、負けられないと思いました」

「…」

まさか、ユノがそんなことを思っていてくれたなんて…。

嬉しくて、泣きそうだ。

だって、ユノは僕の憧れの人。

ユノの作ったカバンに出逢わなければ、いまの僕はいない。

知らぬ間に出逢って、恋に堕ちて、恋人になって。

そして、かけがえのない人になった。

ユノのくれるその言葉が、自信になる。

やっぱり、諦めたくない。

諦められない。

僕がやりたいのは、これだ。

父の思いが分からないわけではないけど、これだけは譲れない。

絶対に。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

お父様の心に届くかな?
理解してくれるかな?

ふたりの出逢いはまさしく運命!
お互いの作品がお互いに刺激を与え、いい方向に成長してってますね~(´∀`*)ウフフ
ただ、ユノ様の場合は別の意味で刺激されちゃってますけど(笑)

天気が大丈夫そうでよかったですね(^^♪
楽しんできてください♡

コメント

Re: きゃ~

y◇ki 様

一応、年上ですからね~(´∀`*)ウフフ
それに、ユノ様必死です!
チャンミン君を連れて帰られちゃったら大変ですからね(;^ω^)
お父様、認めてくれるかな?
どうなるかな~??

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