雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 51

DIRT 51

夕方ころにようやく落ち着いた。
汚れた服を着替えて部屋を出れば、家政婦のその人が掃除をしていた。

「…」

最初に自己紹介をされた気がするが、正直名前すら憶えていない。
これだけ迷惑をかけておいて、失礼な話だ。

「あの…」

「チャンミン様…。もう、大丈夫ですか?」

「すみませんでした。迷惑、かけてしまって…」

頭を下げたその瞬間、持っていたシャツがするりと抜けていく。

驚いて顔を上げればその人がシャツを手に取り、洗濯機の置いてある脱衣所へと向かうところだった。

「ケーキ、冷蔵庫に入っています。一応、蝋燭とプレートもつけていただいたので確認ください」

「…」

さも何もなかったかのように振る舞うその人。
心の中でもう一度感謝の言葉を述べ、冷蔵庫を開いた。

中には白い箱がひとつ。
取り出してみると要望通り、イチゴのたくさんのったケーキがあった。

イチゴに寄り添うように置かれているのはユノの名前とバースデーメッセージ。
初めて過ごす誕生日に自然と期待が膨れ上がる。

喜ぶ姿が見たくて、そうするとケーキだけじゃ足らない気がして、キッチンへと立つ。
袖をまくって手を洗おうとし、一瞬動きが止まった。

「…」

深く息を吸い込み、またゆっくりと吐き出す。
落ち着こうと試みるが、どうしても汚い気がする。

「チャンミン様。洗いすぎなければ大丈夫ですよ?休んでいただけで、手はさほど汚れていませんから」

「…はい」

水にぬらし、ハンドソープを手に取り、できる限り優しく撫でるように洗う。
物足りないし、どんどん汚れが広がっていくような気がして。

ハンドソープを足そうとした瞬間、手が誰かによって掴まれ、覆っていた泡が洗い流されていった。

「さぁ、ユノ様のために夕食の準備をしましょう」

「…」

心がまた過去に囚われてしまったまま、動けない。

「チャンミン様」

肩に、何かが触れる。
ビクっと異常なほど身体が揺れ、飛びのいていた。

「もうすぐユノ様が帰ってきてしまいますよ?楽しい誕生日にしてあげましょう」

「…はい」

ゆっくりと動き出す。
けれど、手はいまだ震えており、思うように動かない。

気づかぬふりでその人は、僕の代わりに着々と準備を進めていく。
普通に接していてくれるせいか、恐怖が引き潮の如くいなくなっていく。

いや、いなくなったわけではない。
鳴りを潜めているだけ。

また、いつどこで暴れだすかわからない。
それがまた、新たな恐怖となっていくようだった。

「間に合いましたね?」

「はい、ありがとうございます」

心を誤魔化しながらそう告げ、出来上がった料理が所狭しと並ぶテーブルを見つめる。

真ん中には買ってきてもらったケーキ。
あとは蝋燭に火をつけるだけ。

「帰ってこられたみたいですね」

かすかな物音を聞きつけ、その人が呟く。
慌てて蝋燭へ火を灯し、僕は一礼して去っていくその人を見つめた。

部屋を出る間際、明かりを消して、扉を閉めて。
僕は心の中でその人にもう一度感謝の言葉を告げた。

ありがとう、と…。

52へ続く。



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コメント

頑張れ、チャンミン❗

心の傷は難しいですよね。でも、、薄紙を剥がしていくように、少しずつ。幸せな誕生日になりますようにm(__)m

コメント

Re: 頑張れ、チャンミン❗

mari 様

心の傷は見えないですからね…。
独りではつらくとも、ふたりなら大丈夫。
少しずつ、ユノが癒してくれるはずです(*´ω`*)

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コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

コメント、ありがとうございます!
チャンミンもユノのために一生懸命です。
私もオーラスまで頑張って生きていきますっ!
あんまりいい席ではありませんが、
参戦できるだけもよしとしなければ。
でも、やっぱり今回のコンサートが入隊前の最後のコンサートなんですね…。
帰ってくるまで頑張って妄想の中で生きなければ~(ノД`)・゜・。

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