雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Bittersweet ep.5-10

Bittersweet3.png




Bittersweet ep.5-10



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どうやら、ユノが大学へ行く気になってくれたみたいだ。

しかし、まさかそんなところで火がつくとは…。

たったそれだけのことでやる気になってくれるんなら、もっと早く見せておけばよかった。

いや、お父さんの言葉があってこそか?

だったらいいタイミングだったと言える。

でも…運命っていうのは皮肉なものだな…。

わかってはいたんだけど、いまになって実感してしまった。

そんなことを考えながら3人分のお昼ご飯が完成。

今日は少し寒いから、スープスパゲティにしてみた。

トレイに乗せてリビングへと運べば、なにやら親子で内緒話をしてる。

かすかに聞こえてくる声。

時折耳に届く単語だけではどうにも内容まではわからない。

邪魔をするのもどうかと思い、静かに器をテーブルへと並べた。

その器を置く小さな音に気づいたようで、ユノが思い切り身体を跳ねさせた。

「い、いつからそこに!?」

「つい10秒ほど前からです。大丈夫ですよ?立ち聞きはしてませんから」

他人に聞かれては困ることもあるだろう。

そう思っての言葉だったが、ユノは曲解したようで大慌て。

「仲間はずれとかじゃないからな!変に勘ぐるなよ!」

変に勘ぐっているのはユノであって、僕じゃない。

でも、慌てふためくユノも可愛いからとりあえずそのまま放置してみた。

「お口に合うかわかりませんが、どうぞ」

「ありがとう。遠慮なくいただくよ」

「チャ、チャンミン!」

「ユノも冷めないうちに食べて?」

あたたかいものは、あたたかいうちに食べる。

これが一番だ。

フォークを握らせてあげれば、途端に瞳が潤みだす。

「お、怒んなよ…っ」

「怒ってませんよ」

ホント、からかいがいがあるというかなんというか。

飽きる気がしない。

お父さんはといえばそんな僕たちを見て笑ってる。

「ホントに?怒ってない?」

「怒ってるように見えますか?」

「…見えない」

怒っているように見えないと言ったくせに、まだ不安顔。

まぁ、確かに逆の立場だったらユノが不貞腐れていただろうな。

生憎と僕はそんなことで腹を立てるようなこともない。

人は人、僕は僕。

それが基本スタンスだから。

たぶん、ユノは理解できないだろうけど。

とりあえず落ち着かせるように頭をなでて、もう少しだけ器をユノのほうへと寄せた。

「ほら、食べて?」

「ん…食う」

まだ少し腑に落ちないようだが、食べる気にはなってくれたらしい。

パクリと1口パスタをほお張り、熱さに身悶える。

熱いのは見ればわかるだろうに、なぜに冷ますことなく口へ放り込んだ?

これにはお父さんも苦笑いだ。

「相変わらずだな、お前は」

つまり、昔から変わらないと?

学習能力が備わっていないということか?

知れば知るほど、興味がわく。

ユノを窺いながらも丁寧に食べ進める。

トマトベースのスープが跳ねてコックコートについたら面倒だ。

けれど、ユノはお構いなし。

スパゲッティをすするものだから、赤いシミが白い制服に浮かび上がる。

まるで水玉模様のように。

脱がせてから食べさせるのをすっかり忘れていた。

失敗したな…。

「こ、こら、ユンホ!スープが跳ねてるぞ!」

「え?うわっ!」

「ホントにお前は…」

慌ててこすろうとするユノを留めたのはお父さんだった。

危ない、危ない。

余計にシミが広がるところだった。

「とりあえず、脱ぎなさいっ」

フォークを器へと置き、慌しく制服を脱ぐ。

無造作に丸めてソファの隅へと置き、何事もなかったようにまた食べ始める。

しかも、嬉々とした表情で。

反省の色はなし。

また同じことを繰り返すな…。

ユノらしいけど。

「ごちそうさま。チャンミン君は料理もうまいんだな。驚いたよ」

「いえ、単に独り暮らしが長いだけです」

「独り暮らしが長くても、料理ができない人間もいるよ」

お父さんはそう呟きながら、ちらりと隣を見やる。

その視線には気づかず、器を持ち上げてスープを飲み干すユノの姿。

確かに。

放っておいたら、インスタントラーメンもまともにできないし。

何も返せず、苦笑い。

僕の心中を察してか、お父さんが声を立てて笑う。

ユノも何も言い返せないみたいだ。

じろりとお父さんを睨みつけてはいたが、小さく息をついた。

「いろいろ大変だろう?家事全般、できないから」

その通り。

でも、床上手にはなっている…とは口が避けてもいえないな。

「いったいユンホは誰に似たんだかなぁ…」

「う、うっさいな!仕方ねぇだろ!できねぇもんはできねぇんだからっ」

仲がいいな…。

やっぱり、羨ましい。

「チャンミン君は誰に習ったんだい?」

「僕は、料理は母に。製菓は父に習いました」

「いいご両親だな。ユンホにも少しその知識を分け与えてほしいところだ」

分け与えたいのは山々だが、ユノが覚えられるとは思えない。

たぶん、お父さんもわかっているだろう。

「建築は?」

「え…?」

「どう見ても、素人のレベルじゃない。誰かに教わったのかな?」

「それも、父に」

「お父さんはもしかして建築関係の勉強でもしてたのかい?見たところ、壁紙も、店舗のリフォームも素人とは思えない出来栄えだ。チャンミン君自身が器用なのもあるんだろうけど、知識のある人が作ったようにしか見えないんだが」

「はい…。祖父が、建築関係の生業をしているので、勉強はしていたはずです」

実際、僕も直接は聞いたことがない。

父の実家に関することを口にするのはタプーみたいな暗黙の了解があったから。

「そうか。ぜひ、私も話してみたかったな」

「…」

微笑むしかなかった。

できることなら、僕だって話したい。

謝りたい。

父が死んでからずっと思っている。

決して、叶うことはないけれど。

ふと、思いつめているとユノの手がきゅっと僕の手を握った。

顔を上げてみればじっと窺うような眼差し。

また過去に囚われそうになった僕を、間一髪で引き止めてくれた。

すごいな、ユノは。

生活能力は低いかもしれないけれど、やっぱり僕には必要な人だ。



つづく。






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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様のためならなんだってしちゃいますよ~(´∀`*)ウフフ
なにしろチャンミン君、ベタ惚れですから(笑)

今度はおじいちゃんが気になっちゃってる?
いったい、何者なんでしょうね~www
まだまだ謎がいっぱい♡

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