雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 7

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Stranger 7



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



朦朧とする意識の中に聞こえた声。

意味がわからない…。

オレを好きになれ?

なれるワケないじゃないか…っ。

憎むことなら容易い。

いまだって憎くて仕方がない。

この男のせいで僕の身体はおかしくなってしまった。

無理矢理に抑えつけられた心は、壊れる寸前。

憎むことでしか生きる意味さえわからないほどに。

泣いたって意味はないとわかっていながらも、泣くくらいの自由しか残されていない。

いつしか、考えることさえ諦めてしまいそうだ。

辛すぎて、苦しすぎて、悲しすぎて。

いっそ、あきらめれば楽になるのだろうか…。

人形のようにただそこに在るだけの『物』となれば。

でも、そうもできない。

だって、心はちゃんと僕の中にある。

僕は人形じゃない。

生きているんだ。

なのに、その権利さえ奪われてしまった。

このまま生きることに価値はあるのか…?

そう、考えてしまう。

自ら命を絶つことは最大の禁忌だけど、この状態を永遠に強いられるのであればいっそ…。

「チャンミナ」

「…」

ぼんやりと虚空を見つめていた僕の視界に彼が姿を現す。

涼しい顔で。

僕を見下すように。

怒りが沸々とこみあげてくる。

心の奥底にもたらされた火種は時間とともに膨れ上がっているようだ。

「オレが憎いか?」

当たり前だ。

できることなら二度と顔を見たくないくらい。

できることなら、いますぐこの場から立ち去りたいくらい。

「とりあえずこれを飲め」

「…」

何もいらない。

この男の施しなど、絶対に。

「単なる水だ。何も入っていない」

それでも頑なに口を閉ざしていると、彼は自ら1口水を飲んだ。

「ほら。なんともないだろ?」

「…」

「チャンミナ」

無理矢理に飲み口を押しつけられても、固く閉ざした口に入るわけもなく、顎を伝い落ちていく。

「頼むから飲んでくれ。このままじゃ死んでしまうだろう?」

死んだほうが何百倍もましだ。

こんなところで永遠に憎い男に蹂躙されるくらいなら。

僕は、死を選ぶ。

迷うことなく。

顔をそむければおもむろに顎を掴まれて引き戻される。

瞬間、唇が重なり合った。

「…っ」

顎を強くつかまれているせいで、開いた唇の隙間から入り込んでくる生ぬるい液体。

吐き出してやろうと思ったのに、唇は解放されず。

それどころか侵入してきた舌が我が物顔で暴れまわるせいで、それもできなかった。

耐えきれずゴクリと飲み干せば、ようやく解放された。

「飲め。飲まないならまた同じことをする」

卑怯者だ…。

キスされるくらいなら自分で水を飲んだほうがいい。

でも、いまのキスでまた身体がおかしくなり始めている。

ようやく落ち着いてきたというのに。

ユノの手から水差しを奪い取り、口へと運ぶ。

なんだかんだ言いながらも身体は水分を欲していた。

すーっと吸い込んでいくような感覚。

不覚にも、おいしいとさえ思ってしまった。

「…」

ふと、かすかな物音が聞こえた。

「入れ」

抑揚のない声で応じたかと思えば、扉が開く。

現れたのは先ほど湯殿にもいた侍女。

同じ服を着ているから間違いないだろう。

その人は深く頭を垂れ、台車とともに部屋の中へと入ってきた。

「お食事をお持ちいたしました」

「あぁ。終わったら呼ぶから下がっていろ」

「かしこまりました。失礼いたします」

「…」

食事…?

これが…?

台車には見たこともないものばかり。

いったい、なんなんだ?

僕の知っている食事とは全く違う。

「好きなだけ食べろ。足らなければまた持ってこさせる」

「…」

「言っとくが、食べないというならまたさっきみたいに無理矢理押し込む。そのつもりでいろ」

想像だけで寒気がした。

冗談じゃない。

誰かが一度口に入れたものを、押し込まれるなんて。

しかも、それが憎い相手ならなおさらに。

そんなことされるくらいなら、とフォークを手にした。

けれど、どこからどう手を付けていいのかがわからない。

見たこともない料理ばかりだから。

「どうした?」

「…」

口なんか利きたくない。

でも、どうやって食べるものなのかもわからない。

とりあえず…サラダだけはわかる。

これが僕たち一族の主食だから。

緑色の葉っぱを小さくまとめて口の中へ。

久しぶりの食事に、違う意味で涙が出そうになる。

まだ、生きているんだな…って。

「こっちも食べろ」

「…」

ちらりと見やれば、ユノがちょうど指示したものを食べようとしていた。

フォークでカットして、一口大にして放り込む。

なるほど。

そうやって食べるものなのか。

しかし…いったい、なんなんだろう?

見たことのない料理ばかりでホントに困る。

恐る恐る茶色の塊を口へ放り込んだ瞬間、驚いた。

なんておいしいんだろう。

いままで食べてきた何よりもおいしい。

噛むとじゅわーって何かが口の中に広がっていく。

その汁がまたおいしい。

なんで僕はいままでこんなおいしいものを食べずに過ごしてきたんだ?

もったいない…。

「うまいか?」

「…」

つい、我を忘れていた。

あまりのおいしさに必死で食べていたことに気付き、気まずさに耐えきれず視線を逸らした。

「気に入ったなら追加で用意させよう」

「…」

僕の答えを待たず、ユノがガラスでできた鈴を鳴らす。

すると、すぐに扉がノックされた。

「同じものをもう1皿用意させろ」

「かしこまりました」

空になった皿を差し出し、先ほど同様に抑揚のない声でそう告げる。

なんか…僕に話しかける時とは全然違う。

まるで別人だ。

「何かついているか?」

凝視していると、いぶかしむようにユノがそう問いかけた。

また慌てて視線をそらし、今度は黄金色のスープへと手を伸ばした。

これもすごくおいしい。

いったい、どうやって作ってるんだ?

何から作れるんだ?

できるなら、教えてほしいくらい。

そしたら、戻ってみんなに食べさせてあげられるのに…。

「気に入ってもらえたみたいだな」

気づくと、彼は微笑んでいた。

見たこともないような優しい笑顔で。

でも、そんなことで絆されるわけがない。

許せるはずがない。

憎しみが消えるわけもない。

けれど…少しだけ、ほんの少しだけ、心にのしかかっていた絶望が和らいだ気がした。

たぶん、錯覚だろうけど。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

めっちゃ好きみたいです(笑)
でも、自覚は…まだかな~?
チャンミン君は、かなりユノ様を嫌悪しておりますね…。
まぁ、あんなことされたら当然ですけど(;^ω^)
いったいどうなっちゃうんでしょう?

コメント

Re: あはは‼

ペ◇マミー 様

どんな時でも食欲旺盛です(笑)
さすがチャンミン君www
いったい、何者なんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
謎があり過ぎ??

会ってるかな~?
会ってるといいな~♡

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君も謎だらけ(笑)
食事をして、少しは心落ち着くといいのですが…(;^ω^)
でも、こんなことじゃ心の傷は癒えないですよね~…。

確かに、こんな始まりは初めてかもwww
DIRTに近しいけど、ここまでじゃなかったですしね~(´∀`*)ウフフ
いったいこのふたり、どうなっちゃうんでしょう?

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