雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 11

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Stranger 11



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



翌日、オレはアースへと向かった。

オレたちが統治している場所だが、足を踏み入れるのは初めてだった。

荒野、という言葉が一番近いだろうか…。

乾いた土と、枯れ果てた木と。

そして、住まう人々も枯れ果てている。

死んだ魚のような目。

生気なんかまるでない。

うつろな目と、痩せ細った身体と、ボロボロの服。

罪人とはいえあまりにもみずぼらしい。

生きている意味があるのかと思ってしまうほどに。

「…」

想像以上だ。

無償労働をさせるにしても、この待遇では捗るものも捗らない。

何より、こんな痩せた地ではろくなものも育たない。

特に何も考えないままに日々食事をしていたが、もしかしたら下級の者たちはもっとひどい生活をしているのでは?

それこそ、食事もままならないほどに。

別にオレの心配することではないかもしれないが、気になってしまう。

たぶん、チャンミンに出逢う前までなら考えもしなかっただろうな…。

でも、変わってしまった。

愛することを知ってしまったがゆえに。

オレの住まう地では同情や愛情など、無意味に等しい。

付け込まれ、利用され、裏切られるのが関の山。

けれど、考えてしまうんだ。

もしもそれがチャンミンだったら、と。

食事もままならない生活を強いられていたら?

精も根も吸い取られ、労働を押し付けられているのだとしたら?

すぐにでも助けだしてやりたい。

せめて、チャンミンだけでも。

その他がどうであっても構いはしない。

オレにとってはチャンミンがすべてで、その他は無意味だから。

馬をゆっくりと走らせながら、現実を目に焼き付ける。

死んだように動かないものもいれば、怯えるように身を隠すものもいる。

中には、物乞いするものまで。

それほどに切羽詰まっているのだろう。

けれど、ここで情けをかける必要はない。

少しでもそれを見せたら、群がってくるだけだ。

あえて素通りし、さらに奥へと進んでいく。

すると、どうだろう。

表情が少しずつ変わってきた。

人々の姿はほとんど見えないのに、ところかしこから敵意に満ちた視線を感じる。

チクチクと、針を刺すように。

奥へ進めば進むほどに増えていく。

だんだんと、土地も変わってきた。

生活感というものが垣間見え始め、井戸らしきものもいくつか点在している。

そして、井戸を中心に、住まいと思しき石を積み上げて作られた家々も。

「何をしに来た」

背中に声を受け、振り返る。

そこには、ギラギラとした眼差しを持つ青年がいた。

しかも、ふたり。

手には武器と思しきもの。

農具などの作業に必要としているものは支給しているが、武器を支給することはない。

おそらく、自ら作りあげたのだろう。

たとえば鉄を溶かし、再度作り上げる。

間違いなく、反乱分子。

「視察だ。お前たちは?」

「…」

問いに対する答えはなかった。

「立ち去れ。ここは、我々が統治する場所。これ以上踏み込むなら、敵とみなす」

つまり、これより先に入らなければ攻撃はしかけてこないということか?

反乱分子というから、やみくもに襲いかかってくるものと思っていた。

もちろん、負けるつもりはないが。

「お前たちのリーダーと話がしたい」

なんとなくの思いつきだった。

せっかく出逢えたのなら、意図を知りたい。

話が通じる相手ならば。

いきなり襲いかかってくるような輩ではないことから、たぶん、会話は成り立つ。

「帰れ。話すことはない」

「敵対することが目的か?それとも権利か?」

敵対が目的であれば間違いなく既に襲いかかってきているはず。

つまり、他に目的があるはずだ。

それがわかれば対策も打ちようがある。

オレたちとしても、労働力は必要なのだから。

もちろん、利己的な生き物であるオレたちアナグラの住人たちが素直に要望を聞くことはないが。

だが、緩和はできるはずだ。

「何か、目的があるんだろう?」

「…」

ちらりと男たちが視線を交わし合う。

どうするかと相談するように。

「すぐに答えが出せないようなら、また明日出直してくる。リーダーに確認を取っておいてくれ」

「…」

おそらく、ここで粘っても埒が明かない。

今日すぐに結論など出ないだろう。

彼らはあくまでも、歩兵。

門番的な存在なのだろうから。

そして、本拠地はさらにこの奥にある。

まだ見ることは叶わない。

長いは無駄だと、来た道を戻ろうとしたその時だった。

何やら騒がしい声が聞こえてくる。

囃し立てるような声と、恐怖におびえながらも助けを乞う悲鳴にも似た声と。

「…」

下級の者が憂さ晴らしに来たか…?

オレの目の届くところでそんなことをされるわけにはいかない。

馬の腹を蹴り、声の聞こえる方向へと駆け出した。

だんだんと大きくなる声。

そして、この目にその声の持ち主が映し出された。

案の定だ。

馬に跨り、執拗なまでに人々を追いかけまわす同族の姿があった。

しかも手には剣を持っている。

割り込むように馬を滑り込ませた。

「何をしている」

「…っ」

卑しい声ではやし立てていた声が一気に止んだ。

そして、愉悦に歪んでいた表情は、醜く歪んでいた。

失敗した、と言わんばかりに。

「去れ」

紋章も持たない、下級の同族。

身を包んでいる服を見ればわかる。

そして、色を見ればどこの眷属にあるのかも。

逃げるように去っていく男たちを見送り、そっと息をつく。

馬上からでは失礼だと、地に足を下ろした。

「不躾な真似をしてすまなかった。彼らにはオレから指導をする」

逃げまどっていた罪人にそう告げれば、驚いたように目を見開く。

それは、後から追いかけてきた門番も同じだった。

オレからしてみれば当然のこと。

罪人とはいえ、オレたちが管理する土地に住まうものだ。

生まれや育ちがどこであっても、ここにいる以上は。

言葉を失っている彼らに頭を下げ、再び馬へと跨った。

しばらくは目を光らせる必要がありそうだ。

あんなことをされていては、反乱が生まれるのも致し方ない。

オレたちの態度を変えなければ、いまある反乱分子を抑えたところでまた別のところで反乱が生まれる。

トカゲのしっぽ切りでは意味がない。

何か対策を考えよう。

そう結論付け、オレはアースを後にした。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

変わっちゃったんです♡
しかし、チャンミン君はホントんどこ行っちゃったんでしょう?
再会できるのか?
いや、しないとお話になりませんが(笑)
まだまだ謎だらけ~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

お忙しい中、コメントありがとうございますm(__)m
そう!
素質もなしに上に立った人の下で働くのはものすごく大変です…(T_T)
って、すみません…愚痴になっちゃいました(;^ω^)
チャンミン君、ユノ様の本質がわかるかな?
今度こそちゃんと理解しあってほしいですね~♡

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