雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 12

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Stranger 12



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



それから、アースへと足しげく通った。

毎日、毎日。

オレが目を光らせているとわかれば、下級の眷属たちも大人しくなるだろうと踏んで。

ただ、いつどこで爆発するかはわからない。

抑圧と抑制は紙一重だ。

間違えれば、自らを危険にさらすこととなる。

別に死ぬことは怖くないが、面倒に巻き込まれるのは嫌だ。

できることなら、静かに過ごしたい。

ただひたすら、チャンミンのことだけを想って。

しかし、しばらくはできそうにもない。

問題が多すぎて。

しかも、どの問題においても解決の糸口さえ見いだせない。

早く片付けてしまいたいのに…。

「今日も来たんですか?」

すっかり顔なじみとなった門番。

最初は敵愾心しかなかったが、最近ではこうやって言葉を交わし、微笑みすら見せてくれるようになった。

「旦那、もしかしてヒマ人?」

確かに毎日顔を出していれば、そういう風にとられても仕方ない。

苦笑いを浮かべれば、門番は幼い笑顔を浮かべた。

「でも、今日来てよかったかもしれないですよ?」

「どういう意味だ?」

「今日、こっちのほうにリーダーが様子を見に来るらしいんです。だから、顔くらいは見れるかも」

「そうか」

ようやく顔を拝めるかもしれない。

通い詰めている甲斐があったというものだ。

いったい、どんな人物なのだろう…。

少し、興味がある。

生きる目的や意味を見失った、罪を背負った人々に希望を授ける人物。

容易いことではない。

絶対に。

「でも、その格好じゃバレバレかな?」

「…」

確かにその通りだ。

汚れひとつ、ほつれひとつない服。

明らかに場違い。

「いや、大丈夫だ。遠巻きに見ている」

「いいんですか?話せるチャンスですよ?」

「話をするなら、正式な場でちゃんとしたい。こんなところでお目通り願うのは卑怯だからな」

当然のようにそう言い放てば、男は驚いたように目を見開いた。

そして、腹を抱えるようにして蹲り、大笑い。

「だ、旦那…それ、なんかの冗談っすか!?」

「至って本気だが?」

「だって、アナグラの人間が卑怯とかって…っ」

ヒーヒー言いながら、それでもまだ笑っている。

でも、その通りだ。

アナグラに住まう人々の人間性は限りなく卑怯だ。

出し抜くことに知恵を絞り、どうやって蹴落としてやろうかと腹の探り合い。

誰一人として心を許すことはできない。

いつ、寝首をかかれるかもわからないから。

「まぁ…オレも、アイツに出逢わなかったら同じ性質だっただろうな」

「アイツ?」

「あぁ」

色あせることなく、記憶にとどまり続ける彼の姿。

できるなら、逢いたい。

逢って、謝って、そしてもう一度やり直したい。

生きていれば、だけど。

「いい人に巡り合ったんっすね」

「あぁ」

唯一、オレの心を動かした人。

たぶん、オレを恨んでいるだろう。

いまだに。

それでも、恨まれているとわかっていても、オレの想いは変わらない。

たぶん、この先100年、200年経ったとしても。

「旦那みたいな人ばっかだったらよかったのに」

「まぁ…いないだろうな。アナグラには」

レアな性質を持っていることはわかっている。

散々言われてきた。

幼いころから。

そして、彼に出逢ってからは余計に。

煙たがれる程。

「いっそ、こっち側に来たらどうっすか?旦那なら、すぐ馴染めると思います」

「考えてみるよ」

アナグラにいるよりは、こちらのほうが合っている気がする。

こちらへ通うようになってから、ここに住まう人々と接するようになってからそう思い始めた。

でも、そう簡単にはできない。

何しろオレは次期領主であり、次期統主。

一応。

血縁的に仕方なく。

別にそういったものに興味はないが、他の誰かが統治したならこれ以上に荒れてしまうだろうことは容易に予想がつく。

ならば、どうにかしたい。

おそらく、オレにしかできないことだから。

「…」

しかし…。

この人たちはいったいどんな罪を犯したというのだろう…。

日々、大量に送られてくる罪人リスト。

あまりにも多いため、捺印するだけで精いっぱいの状態。

中身までは目を通していなかった。

だからこそ、こうやって直接話しをしてみて、違和感が生まれる。

どこが罪人なのか、と。

この人たちが罪人だというなら、アナグラの住人はすべて罪人だ。

アナグラの住人のほうが間違いなく腐ってる。

日々、一生懸命生きている彼らのどこに罪がある?

はっきり言って、理解できない。

天上人のすることは。

「あ…」

ぽつりと呟かれた声。

思考を切り替えると何やらにぎやかな声が聞こえてくる。

「どうやら来たみたいっすよ?」

明らかに空気が変わった。

あくまでもオレは部外者だ。

トモダチとなりつつある門番が声のするほうへ駆けていくのをしばし眺め、ゆっくりとオレもまた歩み寄った。

みな、生き生きとしている。

入口のほうにいた人たちとはまったく様子が違っていた。

しかも、子どもの声がする…?

もしかして、ここで生まれた子どもたちだろうか。

罪人とはいえ、心がないわけではない。

それに、元を正せばオレの両親も彼らとなんら変わらない。

ただ、罪人となるのが早かったか、遅かったかの違い。

多少の資質もあるが。

アナグラ自体、両親たちのためにエデンより与えられた住処。

新参者が迫害を受けるのは摂理と言っていいかもしれない。

オレにしてみれば、おかしな話だけど。

もっと言えば、罪人をアナグラに押し付けることすらおかしい。

自分たちでどうにかしろ、と言いたいけど…誰に言っていいのかさえわからない。

そんなことをぼんやりと考えながら、輪へと近づいた。

こんなにも人がいたのかというくらい集まっている。

身を隠していたのか…?

それ以外、考えられない。

「…」

周囲に視線を走らせてから、中心部へと目を向けた。

どれがリーダーだ…?

すぐに、わかった。

子どもたちに囲われ、手を引かれるその人。

目を見開いた。

その後ろ姿が、記憶の中にある彼とピッタリ合致したから。

細い肩や腰、華奢な背中と、すらっと伸びた手足に小さな頭。

まさかと思いながらも、心臓がやかましいほどに脈打つ。

「せんせー、おべんきょーおしえてー」

「じゃあ、今度僕の家においで?」

「うん、やくそくー」

声も、同じだ。

間違いない。

「せんせー、おかあさんがね、ここイタイイタイっていうのー」

腰を指さしながら懸命に訴える子どもに微笑んで、そっと頭を撫でる。

「お母さん、どこにいるの?」

「あっちー」

彼の手を引き、右方向を指さす。

ひとたび彼が移動すれば、輪もまた自動的に流れていく。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

そりゃチャンミン君でしょ~(´∀`*)ウフフ
さて…ユノ様はどうするのかな?
そしてチャンミン君は?
まだまだ謎だらけ(笑)

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Re: こんな風に再会しちゃうのね…

K◇O 様

こんな再会になっちゃいました…(T_T)
感動的とは程遠い再会です…。

いったいどうなっちゃうんでしょう?
とにかく…ユノ様に頑張ってもらうしかない!
頑張って~(>_<)

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

いつにないカンジのお話でしょう?
でも、こういう世界観が葉月は好きだったりします♡
チャンミン君に出逢ったことで変わったユノ様。
いつかチャンミン君も変わるかな?
早く分かり合えるといいんですけどね~(´∀`*)ウフフ

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