雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 14

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Stranger 14




★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



目覚めてみると、見たこともない部屋だった。

いや、正確には部屋でもない。

かろうじて屋根と壁があるくらいの、いまにも崩れ落ちそうな小屋。

木でできた格子のようなもので囲われたその小さな部屋に転がっていた。

「…」

ズキズキと後頭部が痛む。

手をやれば、わずかに腫れているような気がした。

でも、気にするほどではない。

「起きましたか?」

不意に聞こえてきた声。

顔を上げると、トモダチとなりつつあった門番がいた。

申し訳なさそうな顔をして。

「あんなに怒ったとこ初めて見ました。旦那、なんかやらかしたんですか?」

「…」

そりゃやらかしたさ。

取り返しのつかないほどの失敗を。

「とりあえず、ここで大人しくしててください」

「もしかして…門番を外されたのか?」

「え!?あ、いや、そういうわけじゃ…」

「すまなかった…」

間違いなく、オレなんかをかばったせいだ。

誇りを持って門番という仕事をやっていただろうに…。

「あ、謝らないでください!オレ、旦那が悪いヤツだなんて全然思ってませんから!」

いい子、なんだろうな…。

なのにどうしてこんなところにいるのだろう。

いったい、天上人の罪人の基準とはなんなんだ?

いままで考えたこともなかったが、ここに来たことでその疑問に気づいてしまった。

「お前はいいヤツだな…」

「それを言うなら旦那でしょ」

「別に…オレはいいヤツじゃない」

「いいヤツですよ。だって、旦那ならこんな檻すぐに抜け出せるでしょう?飛び出して、オレを殺して逃げればいいのに、それをしないんですから」

もっともな意見だが、彼にとってやはりアナグラのイメージはそういう輩の集まりなんだろうな…。

事実だが、情けなく思う。

アナグラに住まう者として。

「あまり、アナグラの住人を信じるなよ?」

「信じませんよ。旦那だけです」

「オレのことも信じないほうがいい」

根本は、なんら変わらない。

オレだってチャンミンと逢う前までは、まったく同じ性質を持っていた。

あのころのオレなら間違いなく、アースの住人達を奴隷が下僕のように扱っていただろう。

別に死んだって構わないくらいに。

でも、ただひとり、チャンミンに出逢ってから世界が変わってしまった。

「あの…やっぱ、名前聞いたらマズイですかね…?」

「ユンホだ」

別に構いはしない。

知ったところで、力のない者たちにとっては意味のない代物。

「オレはドンヘって言います!」

なんていうか…人懐っこいヤツだな。

警戒心が薄いっていうか…。

「オレ、ユンホさんの味方ですから!」

味方、か…。

そんなことを言われるのは初めてだ。

誰も信用なんかできないから。

でも、ここはアナグラとは全く違う。

管理をしているのはアナグラだが、別の世界だ。

同時に、住んでいる人々も。

「ありがとう」

その言葉に、語るその瞳に、ウソは感じられなかった。

一切。

だから、素直にそう告げた。

「あ、腹減ってないですか?こんなものしかないけど、持ってきたんです。一緒に食おうと思って」

「…」

差し出されたのは、蒸かしたいもだった。

まともな食料などない中で、これを確保するのは大変だっただろう。

でも、オレのためにと持ってきてくれた。

こんな場所だけど、一緒に食べようと。

「悪いな。でも、大丈夫なのか?オレみたいなのと親しくしてたら…」

「大丈夫です。この前、ユンホさんが助けてくれた人も、それを見てた人も応援してくれてて、これ食べさせてやりなってくれました」

なんて、いい人たちなんだろう。

知れば知るほどに、罪人とは思えない。

もしも戻れることになったなら、過去のリストを再確認しよう。

何か、理由があるはずだ。

罪人とみなされたきっかけとなるものが。

「ドンヘは…なぜ、ここに?」

「オレは、ここで生まれたんです。両親は、去年殺されました」

「すまない…」

「ユンホさんが謝る必要ないですよ!やったのはユンホさんじゃないですし、そんな人じゃないってもうわかってますから」

恨まれても仕方がないのに、ドンヘはオレに笑顔を向けてくれた。

そんなこと、できるものじゃない。

同族というだけで、恨まれても仕方のない行為だ。

「結構、多いんですよ?ここで生まれたヤツ。ここにいるのはほとんどそういうヤツです」

「そうか…」

これ以上、聞いてはいけない気がした。

気にならないわけじゃない。

なんか、掘り起こしてはいけない気がしたんだ。

「だからこそ、オレは納得できない。罪人の子どもは生まれながらにして罪人。そんなのは絶対におかしい。だから、戦ってるんです」

その通りだ。

生まれながらに罪人などいるわけがない。

なのに、罪人として扱われている。

「オレにできることはないか?」

「え?」

気づくとそう問いかけていた。

自分でも驚いたが、ドンヘもまた驚いているようだった。

そりゃそうだ。

ドンヘたちを苦しめているのはオレたち一族。

オレが言える立場じゃない。

それくらいはわかっている。

でも、無意識にそう尋ねていた。

「オレも、アナグラで生まれた人間だ。だから、ここにいる人たちとなんら変わりはない」

最初の罪人として堕とされた人間はいまやオレの両親を含め、3人しかいない。

あとはすべてアナグラで生まれた者たちだけ。

なのに、我が物顔。

おかしな話だ。

「本気で、言ってるんですか?その…できることっていうのは、その…ユンホさんにとっての仲間と戦うことになるんですけど…」

「仲間などいない」

「え…?そ、それって、どういう…」

「そのままの意味だ。信頼できる仲間などいない。みな、腹の探り合いだ。いつ寝首をかいてやろうかと機会を窺っているだけ。あんなのは、仲間じゃない。単なる、顔見知りだ」

そう。

たかだがそれだけの関係。

いや、関係というものさえ、そもそもない。

「なんか…寂しいっすね」

「寂しいというのもわからなかった。愛するということも。すべて、彼が教えてくれたんだ」

いま、ここにいるオレはすべて彼が作りあげた。

足りなかったものを、埋めてくれたのも。

「じゃあ…とりあえず、オレとトモダチになりませんか?」

「トモダチ?」

そういえば、友人と呼べる人も誰一人としていない。

当然か。

信頼できないのだから。

「オレとなってくれるのか?」

「もちろんです!」

「じゃあ…とりあえず、その敬語…やめないか?堅苦しいのは嫌いだ」

「了解」

どちらからともなく、手を差し出した。

格子越しに交わす握手。

なんとも、変な始まり方だ。

もしかしたら明日にでも殺されるかもしれないのに。

そして、奇妙な生活が始まった。

お世辞にも牢屋とは言えない部屋で日がな一日を過ごす。

仕事に追われることもない。

腹の内を探られることもない。

ただ、格子越しにドンヘと話をするだけ。

今日はどうだったとか、明日は何があるとか。

下らない内容なのに、妙に楽しい。

退屈さも忘れるくらい。

「なぁ、ユンホ」

「ん…?」

「その…お前を変えてくれた人って、どんな人?」

「…誰、だろうな」

まだ、言えない。

言ってはいけない。

最初に伝えるべきは彼だから。

謝罪と感謝と、薄れることなく募った想いを。

もちろん、告げられる日が来るかはわからない。

もう一度逢えるかも。

できれば逢いたいし、話がしたい。

願うくらいは許してほしい。

想うくらいは。

彼が知ったならまた逆鱗に触れてしまいそうだけど…。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

やっぱり、ドンヘ君しかいないでしょ~(´∀`*)ウフフ
ユノ様を理解してくれるのは♡
確かにドンヘ君が悪役っていうのはあまりないかも…。
想像できないわ~(;^ω^)

アナグラが心配?
それともふたりの関係が心配?
ま、教えないですけど(笑)

今日はお仕事なんですね!
葉月はようやくお休みげっと(≧▽≦)
たまには大連休が欲しい…(T_T)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ドンヘ君でした♡
ようやくユノ様に味方ができたカンジ?
なんか安心しちゃいますよね~(´∀`*)ウフフ

チャンミン君と出逢ったことで変わったユノ様ですが、いまだ思い報われず(;^ω^)
理解しあえる日は来るのかな~?
じゃないとユノ様が悲しすぎる…(T_T)

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