雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (94)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
9位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Stranger 18

Stranger1-2.jpg




Stranger 18



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



コイツは何を言っているんだ…?

思えば、最初からそうだった。

自分勝手で、傲慢で、人を人とも思わない。

最低なヤツ。

奴隷や下僕ならまだしも、人を物扱いして…。

ホントに腐りきったヤツだった。

なのに、なんだ…?

これじゃ、別人じゃないか。

僕が殺したいほど憎んでいた男は、こんなヤツじゃない。

だってアイツには謝罪なんて言葉は辞書になかったはずだ。

ましてや、殺せばいいなんて言うわけがない。

「オレを盾に使えばいい。好きなだけ。別に死んだって文句は言わない。お前にもう一度会いたくて、謝りたくて、話をしたくて、生きてきたんだ。願いは叶った。もう、思い残すことはない」

「…」

「ましてや、お前に殺されるなら本望だ」

何を考えている?

コイツの目的はなんなんだ?

穏やかな笑みを浮かべ、深い色の瞳で、当然のようにそう言い放つ。

「僕が…死ね、と言ったら…?」

「死ぬよ。その場で、目の前で死んでやる」

「…」

本気、だ。

わかってしまった。

だって、迷いがないんだ。

すべてにおいて。

「なんで…」

「お前が、好きだから」

まるで、時が止まったような錯覚がした。

いま、なんて言った…?

「愛してる、チャンミナ」

「な、なにバカなことを…。アナグラの人間は愛なんて感情はないはずだ」

「ないんじゃない。知らないだけだ」

動揺する僕と、相変わらず穏やかなその声音。

もう、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

「アナグラの人間は基本的に自分が一番好きなんだよ。それ以上のものを知らないだけだ。でも、オレは出逢った。チャンミナ、お前に」

「…」

「オレの命、好きに使ってくれて構わない。すべて、お前の自由にしていい」

本気だとその眼差しが物語っている。

でも、そうたやすく受け入れられるわけがないし、簡単に信じられるものでもない。

だって…命を差し出す、って、そういうことを言っているんだろう?

ほとんど僕のことなんか知らないくせに。

殺したい憎んでいる僕なんかに、そんなことが言えるのか?

普通、言えないだろう。

「お前の命、オレに守らせてくれ」

「…」

これ以上話をしていたら、頭がおかしくなりそうだ。

ただでさえ、自分の行動が理解できずに苦しんでいるというのに。

「チャンミナ」

背を向けると、再び名を呼ばれた。

呼ばれるたびに古傷が痛む。

無意識に、右手で左腕を抑えていた。

一方的に交わされた契約書が記されていたその左腕。

聖水で身体の穢れを清めたが、これだけはなくならなかった。

まるで、忘れるなと言わんばかりに。

逃げるためにバルコニーから飛び降りたあの日。

遠ざかるほどに左腕が引き裂かれるような痛みを覚えた。

聞けば、骨が砕けていたという。

それでもなんとか動かせるようになったのは、神の優しさ。

けれど、僕は神にも見捨てられた。

聖水で身体の穢れは落とせても、心の穢れまでは落とせない。

すでに、僕の心は罪を背負っていた。

怒りという大罪のひとつを。

神子として、神の憑坐として、誉れ高き大役をいただきながら罪人となる。

神官は、決断した。

僕を天上から追放することを。

正式なルートを通すではなく、いきなり突き落とした。

かばってくれたキュヒョンやミノとともに。

そして、地獄のような日々が始まる。

僕はただ、コイツを恨むことで何とか生きながらえた。

いつか殺しに行くと固く胸に誓いを立てて。

なのに…。

「頼む、チャンミナ。そばにおいてくれ」

「…」

伸ばされた手を払いのけ、ねめつけた。

「触るな」

「わかった。触らない」

少し悲しそうな表情。

どうしてそんな顔をするんだ?

あの時のように傲慢で、人をもてあそぶような態度で接してくれたなら、どれだけ楽か…。

怒りのはけ口が、見つからない。

これ以上話していても別の意味で苛立ちが募るだけ。

「愛してる、チャンミナ。それだけは、覚えておいてくれ」

「…」

ふざけるな、と一蹴したい。

でも、無意味に思えた。

それでもコイツならまだ愛しているとほざきそうで。

だから、立ち去った。

消えろと言うのは簡単だが、いまの状況を打開させるにはコイツを利用するのが一番手っ取り早い。

ならば、存分に利用してやろう。

雑巾のようにボロボロになるまで。

かつて、コイツが僕にそうしたように。

どこまで僕の心が持つか…それが少し心配だけど。

背に腹は代えられない。

早くこの土地を独立させ、自由を確立し、安定した生活を営めるようにする。

何よりも達成しなければならないのは、それ。

他は、後回しでいい。

コイツをどうするか考えるのも、すべて。

「チャンミン」

家へ入ると、ふたりそろって僕を出迎えてくれた。

かけがえのない、僕の親友。

「大丈夫か?」

「大丈夫だよ。昔とは違うから」

「でも、顔色が悪い。今日はさっさと寝て、嫌なことはすべて忘れちゃいなよ」

忘れられたら、どんなに楽だろう。

できることなら記憶をすべて消してしまいたいくらいだ。

「アイツ、なんだろう?チャンミンを穢したのは」

「…」

「なんで助けたりなんかしたんだ?あのまま放っておけば勝手に死んでくれたのに…」

そんなの、僕だって知りたい。

身体が、勝手に動いてしまったんだ。

「キュヒョン、とりあえず休ませてあげようよ。今日はいろいろあって疲れてるだろうし」

「そうだな…顔色も悪いし。ほら、さっさと部屋に行けよ」

「ありがとう。おやすみ」

「朝寝坊していいからね?見回りは僕とキュヒョンでやっておくから」

ミノの言葉に微笑み、小さくうなずいた。

こういう時は頼ったほうがいい。

下手にムリしても、余計に心配をさせるだけだから。

ふたりに見送られて部屋へ入り、深く息をつく。

ベットへと身を投げ出し、目を閉じた。

今日は、力を使いすぎた。

おかげで目を閉じるとともにすぐに意識は沈んでいく。

抗うことなく身を委ね、明日を待った。



to be continued.






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうでしょうね~(´∀`*)ウフフ
しかしユノ様…潔すぎ(笑)

ドンヘ君が気になります?
いまのところ、ユノ様の味方はドンヘ君しかいないですからね~www
いったい、どうなっちゃうんでしょう?

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君も辛かったんです(T_T)
ユノ様、ようやく自分の想いを告げられましたね!
この1歩が重要です♡
このユノ様の想いを聞いて、チャンミン君はどうするのかな?
ちゃんと伝わったかな?
まだチャンミン君の気持ちは不明なままですが…(;^ω^)

コメント

Re: タイトルなし

あ◇ 様

潔すぎですよね~(´∀`*)ウフフ
元がカッコイイからどんどん美化されちゃうんです(笑)
完全に葉月の個人的なフィルタがかかってますがwww

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.