雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 20

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Stranger 20



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



いったい、アイツは何がしたいんだ…?

僕の知っているアナグラの住人は、自分の非を認めたりしない。

利己的で、自己中心的で、他人のことを慮ったりなど絶対にない。

なのに…アイツは謝ってきた。

その上、愛してるだって?

自分の命を好きに使って構わないだって?

正気の沙汰じゃない。

あんなヤツ、知らない。

見たことない。

エデンでも、アナグラでも、アースでも。

時間をおいて少し頭の整理はできたが、それでもやはり理解できない。

しかも、子どもたちに武術を教える?

ありえない。

絶対に、ありえない。

何か、裏があるはずだ。

簡単に信じちゃいけない。

何度も痛い目に遭ってきたじゃないか。

同じ轍は踏まない。

そうして、観察が始まった。

どこかで絶対にボロがでるはずだ。

小さなほころび。

それを見つけ出す。

口先だけで、人をたぶらかすだけのヤツだと。

来る日も、来る日も。

目を光らせていたけれど、何もボロが出ない。

それどころか、この集落に住むほぼ全員が彼を慕い始めていた。

気さくな人だと。

教え方もとても丁寧で、優しくて、思いやりに溢れていると。

アナグラにもこういう人もいるんだと。

「チャンミン…」

「…」

周囲の変化に僕はもちろん、キュヒョンやミノも戸惑いを隠せなかった。

でも、楽しそうな彼らを見ているとこれでいいのかもしれないと思ってしまう。

ただ…不安は拭えない。

アイツがいつ裏切るとも限らないから。

どうしたらいいんだ?

子どもたちの笑顔を曇らせたくはない。

僕たちが初めてここに来た時、子どもたちに一切笑顔はなかった。

死んだような目で、家から出ることもなく、生きることに疲れているかのように。

そんな姿を知っているからこそ、切にそう願う。

「キュヒョン、ミノ」

「ん?」

「なんでも言って。僕たち、仲間でしょ?」

「あとで、アイツを連れてきて。確かめるから」

これしか、方法はない。

アイツの本心を確かめるためには。

「どうやって?」

「それは…僕だけが知っていればいい」

「チャンミン」

わかっている。

キュヒョンの言いたいことは。

「チャンミニひょんはなんでそうやって独りで抱え込もうとするの?僕たちって、そんなに頼りない?」

「違う。そうじゃない。でも…これは、僕とアイツの問題だから」

「それこそ違うだろ?もう、チャンミンとアイツだけの問題じゃない。この集落自体の問題だ。爆弾を抱えているようなものなんだぞ?」

その通りだ。

だから、早めに危険分子は摘んでおかなければならない。

爆発する前に。

「チャンミン!」

きっと、話したところで理解なんかできない。

僕でさえ、半信半疑だ。

下手をしたら、僕が命を落とすことになるかもしれない。

志半ばにして。

でも…なんでだろう。

直接アイツと話したからだろうか。

あの時のアイツの目に、ウソ偽りは一切見えなかった。

迷いひとつなかった。

そして、心のどこかで信じてしまっている。

あんなに真っ直ぐな眼差しを向けられたら、誰だってそうなる。

それでも疑っているのは、怒りがあるからに他ならない。

曇りのない目でアイツを見ている人々と、色眼鏡でアイツを見ている僕。

ホントはもう、答えはそこにあるんだと思う。

でも、ちゃんと確かめなければならない。

僕のためではなく、ここに住まう人々のために。

キュヒョンとミノを残し、先に家へと戻った。

心構えが必要だったから。

それをなしに迎えたなら、また力が暴走してしまう。

ありあまる力。

大きすぎる破壊の力。

1歩間違えればこの集落ごと爆発するだろう。

それは、絶対にしてはならないから。

目を閉じて、深い呼吸を意識して。

どれくらいそうしていたのか、控えめなノック音が響いた。

「どうぞ」

応じれば、ゆっくりと扉が開く。

先に入ってきたのはキュヒョンだった。

そして、アイツ、後ろにはミノが佇んでいた。

「ありがとう。ふたりとも、下がって大丈夫だから」

「…」

ダメだとその眼差しが語っていた。

言葉ではなく、瞳で。

「キュヒョン」

「…何かあったらすぐに呼べ。扉の向こうにいる」

「ありがとう」

去り際、キュヒョンがアイツを睨み付けていく。

何かしたら承知しないと脅しでもかけるように。

でも、アイツは小さく頭を下げただけ。

礼儀を重んじているみたいだ。

アナグラの住人のクセに。

「…」

扉が静かに閉まり、部屋にはふたりきり。

呼んだはいいけどどう切りだせばいいのかもわからない。

「チャンミナ…」

沈黙を破ったのは、彼だった。

「ここの子どもたちは、いいな。生き生きとしている。アナグラとは大違いだ」

「…」

「それに、飲み込みも早い。もう、基本的な形を覚えてしまった」

嬉しそうにそう語る彼は、やはり僕の知っているアイツとは別人のようだ。

こんなに表情豊かではなかった。

声にもあまり抑揚はなかった。

整った顔立ちだったからか、人形のような印象しかない。

そして、いつも見下すような視線で、神経を逆なでする言葉ばかり吐いていた。

僕の記憶の中のアイツは。

「お前の目的は?」

「そんなもの、ない。あるとすればただ、チャンミナのそばにいたいだけだ。最期を迎えるその時まで」

「…」

やっぱりだ。

視線にわずかな揺らぎもない。

言葉に詰まる様子もない。

真っ直ぐ、どこまでも真っ直ぐ僕を見つめてくる。

隠すことなど何一つないとでも言うように。

「愛する人のそばにいたいと思うのは、そんなにおかしいことか…?」

「…」

「わからないんだ。オレの周りには、愛を知るものはいない。どうやって愛を伝えるべきなのか、どうしたら伝わるのか、さっぱりわからない。いまも、手探り状態だ」

自嘲するような笑み。

汗と砂ぼこりにまみれたぼさぼさの髪をかき上げる。

傷ひとつなかったその手はいまや薄汚れていた。

服も、ボロボロだ。

見た目も中身も、僕が知っているアイツじゃない。

「どうしたら、信じてくれる?この想いが本物だって」

確かめるすべは、ない。

でも、試すことはできる。

これが正しいやり方だとは思わないけど、それしかなかった。

「じゃあ、僕の前で死んで見せて」

ウソならば、虚言ならば、逃げるだろう。

僕を殺してでも。

さぁ、早く本性を見せろ…。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

でしょうねぇ…。
どうなっちゃうんでしょう?
まさか…??
翻弄されまくってますね~(´∀`*)ウフフ
葉月的には楽しくて仕方がない(笑)

ま、そりゃソフトドリンクだけってなるでしょうね~(;^ω^)
ケガ人が酒なんて、誰に聞いてもNGものでしょ?
治るなら別ですけどwww

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

このユノ様なら、言われた通りにしちゃうでしょうね~…(>_<)
いったいどうなっちゃうんでしょう?
チャンミン君次第!
ハラハラ、ドキドキですね~(´∀`*)ウフフ

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