雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 36

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Stranger 36



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



死んだように眠っていた。

身体は重く、だるいのに心だけは満たされている。

寄り添うぬくもりが心地よく、体内に残されたユノの欠片は甘い痺れをまだ残していた。

禁断症状ではない。

ただ、名残があるだけ。

「…っ」

身体を起こそうとすると、不意に腕を引かれた。

そのままなだれるように倒れ込み、ユノの腕の中。

鼓動を耳元で聞きながら顔を上げれば、ゆっくりとまぶたが持ち上がっていく。

「…」

注がれる優しいまなざし。

様子を窺っているみたいだ。

「大丈夫か…?」

腰を撫でられれば、思わず声がこぼれる。

たったそれだけのことで身体の奥が疼くみたいに。

「湯浴みして、出かけよう。早いほうがいい」

もうしばらくこうしていたいところだけど、生憎と時間はない。

ユノの言葉に頷き、浴場となった場所へと向かった。

身体を洗い流し、服をまとい、そして家を出た。

こうして家の外に出るのは4日ぶりだ。

「歩けるか?」

「大丈夫」

「辛くなったらすぐに言ってくれ」

ユノに支えられるようにして集落のはずれまでたどり着いた。

まだ、闇のほうが幾分濃い時間。

もうしばらくすれば、少しだけ明るくはなるけど、厚い雲が覆っているせいでなかなか陽は届かない。

おかげで作物も成長が悪く、収穫ができない状態だ。

これも、少しは改善されるのだろうか…。

行く道に見つけた枯れ果てた畑を見て、ふとそんなことを考える。

「門を出たら、馬を呼ぶから」

「馬?」

「あぁ。呼べば来る」

呼ぶって、どうやって呼ぶのだろう…。

だって、見渡す限りの荒野。

遥か彼方にかろうじて建物が見えるくらい。

とてもじゃないけど、声が届くレベルじゃない。

「城についたら、まず食事にしよう。そして、少し休んでから審判の間に行く。審判が終わったら、すぐに婚姻の儀に移るよう手配しておくから」

「大丈夫だよ。このまま審判の間に…」

「ダメだ。いざというときに動けないと困る」

ユノの言葉はもっともだった。

確かに、いざというとき動けないようでは足手まといになってしまう。

頼るだけではなく、できる限りのことをしないと…。

そんなことを考えていると、すぐ隣から澄んだ音が鳴り響いた。

何事かと振り返れば、ユノが唇に指先を唇にはさみ、笛のように鳴らしていた。

綺麗な音…。

もしかして、これが馬を呼ぶ方法なのだろうか?

半信半疑のまま待っていると、彼方から何かが近づいてくるのが見えた。

「あ…」

ホントに、来た。

御者もつけず、馬だけが。

砂煙を立てながら駆けてきた馬は、漆黒の毛をもつ綺麗な馬だった。

ユノの前で止まり、嘶く。

そして、伸ばしたユノの手に鼻面を向け、甘えるようにすり寄ったのだ。

よく懐いている。

「チャンミナ」

差し出された手を反射的にとっていた。

そのままふわりと抱き上げられ、馬の背に。

ユノはと言えば、手綱を持ち、鐙に足を引っ掛けて颯爽と馬へ跨る。

「どうした?」

カッコ良さに見とれていると、不意にそんな声が欠ける。

なんでもないとかぶりを振り、そっと頬へ口づけた。

「カッコイイなと思っただけ」

「…」

素直に告げれば、かすかに頬が赤らんだ。

もしかして…。

「ユノ、照れてる…?」

「…」

バツが悪そうに顔をそむけるユノが、あまりにも可愛く思えた。

あんな恥ずかしいことをすらすら言うくせに、こんなことで照れるなんて。

「ユノなら言われ慣れてるんじゃないの?カッコイイ、なんて」

「…チャンミナに言われるのと、その他大勢に言われるのじゃ意味が違う」

それはつまり…僕だから、っていうことか…?

なんだよ、それ。

余計に可愛いじゃないか。

また、ユノの新しい一面が見れた気がする。

「今度、教えようか?乗馬」

「ホント?」

「あぁ、もちろんだ」

いますぐには無理かもしれないけど、落ち着いたらふたりで遠駆けをしてみたい。

そして、ユノの育ってきたこの世界をもっと知りたい。

「掴まってろ」

「…」

この場合、どこに掴まればいいんだろう…。

掴まるところなんて、どこにもない。

迷った末、取った行動はぎゅっとユノに抱きつくことだった。

ふっとかすかに笑う声が聞こえる。

やっぱり、違ったみたいだ。

でも…このままでいい。

少しでも長く、そして近く、ユノを感じていたい。

審判の間に行くと決めたけど、やはり、不安だから。

「チャンミナ?」

「うん?」

「具合でも悪いか?元気がない」

「そんなことないよ」

「オレに…ウソをつくな」

寂しそうなその呟き。

弾かれたように顔を上げれば、傷ついた瞳があった。

「ちょっと…不安になっただけ。でも、大丈夫。ホントに」

「オレの前では無理をするな。弱音でも、泣き言でも、何でも言え」

「…」

「全部、オレが受け止める」

そのままでいいと、言ってくれているようだった。

つい、演じるクセがついていた。

人々の期待を裏切らないように、希望に添えるように。

それがいつしか当たり前となって、誰にも弱音を吐きだせなくなった。

キュヒョンや、ミノの前でさえも。

大丈夫と言い聞かせて、なんとか心を誤魔化す日々。

正直、息苦しさを感じたときもあった。

でも…いまは、違う。

肩の荷がひとつ降りたようなカンジがする。

「頼りにしてる」

そう告げれば、誇らしげに微笑み、ひとつ大きくうなずいた。

任せろと言わんばかりに。

「ユノ」

「なんだ?」

「もしも…僕が領主として選ばれなかった場合、どうしたらいいと思う?」

いまのところ、唯一の手立て。

でも、それは確かなものではない。

違った場合、他の手段が必要となってくる。

「それなら心配ない」

「え…?」

「一応、オレは領主の子だ。婚姻を結べば、現領主ほどではないがそれなりに融通は利く。根本的な解決には至らないかもしれないが、緩和策は取れるはずだ。たとえば、食料の配給であったり、居住区の確立なり」

まさか、ユノはそこまで考えていたんだろうか…。

僕が思っていたことより、もっと先のことまで。

ユノは、スゴイな…。

僕なんかとは器が全然違う。

「チャンミナ、何か変なことを考えてるだろう?」

「え…?」

「なんとなく、チャンミナの思考回路がわかってきた」

なんか…恥ずかしい。

ダメな人間を暴かれているみたいで。

「心配するな。オレがついてる」

「ユノ…」

心強い、と思った。

なんだろう…。

自信が満ち溢れている気がする。

「チャンミナがいれば、なんでもできる気がするんだ」

「…バカ」

そんなのは錯覚だ。

僕がいようといまいと、ユノはきっと上に立つべくして生まれてきた人。

生まれ持った器の大きさが違うんだ。

でも…嬉しい。

素直にそう思えた。



to be continued.






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Re: タイトルなし

あ◇き 様

10時の更新を楽しみにしてくださってありがとうございますm(__)m
ユノ様がカッコよすぎるという噂もありますが…(笑)
ま、事実なのでイイですよね~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

合ってますよ♡
ユノ様は傲慢と色欲の領主の皇子様です(´∀`*)ウフフ
でも…ちょっと裏があるんです(笑)

婚儀まではもうしばらくお待ちくださいませ♪
いろいろ考えたんですけどね~( *´艸`)

どんなの買ったんですか?
今度見せてくださいね~(≧▽≦)

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Re: いよいよ🎵

ペ◇マミー 様

いいカンジになってますね~(´∀`*)ウフフ
そして、お話もようやく前進(笑)
いったいどうなるんでしょう?
もちろん、ユノ様がカッコイイことには変わりないのですがwww

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

カッコイイのに可愛いんです♡
そりゃチャンミン君もメロメロですよ~(´∀`*)ウフフ
こんな男の人がいたら、誰だって惚れちゃいます(笑)
身も心も深く繋がり、これからどうなるんでしょう?
なにしろまだ問題が賛成してますからねwww
ま、何があってもユノ様が守ってくれますけど( *´艸`)

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