雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 41

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Stranger 41



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どれくらい、経ったのだろう…。

さっぱり時間の感覚がない。

ただ夢中で愛して、注いでいた。

枯れ果てるんじゃないかと思えるくらい。

でも、不思議だ…。

まだ愛したりない気がする。

いつになく重く、だるい身体。

腕の中には変わらずチャンミンがいて、無防備な寝顔を晒している。

一番、心安らぐ時かもしれない。

しかし、これはまだ仮初の時間。

すべてが終わらない限り、これが永遠になることはない。

早く、ふたりきりで過ごしたい。

誰にも邪魔されず、余計なことに気を取られることもなく。

そばにいられればそれだけで満足だったはずなのに、もう物足りなくなってる。

なんて、貪欲なのだろう…。

卑しいにもほどがある。

でも…。

いまなら、もしかしたら、チャンミンも同じように望んでくれるかもしれない。

こんなオレを受け入れ、愛してくれる天使のような人。

オレのせいで嫌な思いを散々させてしまった。

だからこそ、これから先は幸せだけを感じていてほしい。

できればそれを、オレがもたらせられればと願う。

額にかかるかみをそっと払いのけ、閉ざされたまぶたへと口づける。

「ん…」

かすかにこぼれた吐息。

まつ毛が揺れ、ゆっくりとまぶたが開いていく。

とろんとしたその瞳。

いまだ、余韻に浸っているようだ。

「ゆ、の…?」

「ここにいる」

労わるように優しく抱き寄せれば、甘い吐息がこぼれる。

甘えるように身を寄せて、気持ちよさそうに微笑んで。

「夢、見た…」

「夢?」

「ユノと、ふたりきりで暮らす夢」

「全部が終わったら、叶えよう」

腕の中で幸せそうな笑顔を浮かべたままコクリと頷く。

子どものようなこの姿。

オレの前だけで見せてくれるその姿が愛しくて仕方がない。

きっと、これがチャンミンの本来の姿。

いつもは救世主のように祀り上げられ、いつも気丈に振舞ってはいるだけ。

誰を頼ることもできず、独りで必死に戦ってきた。

だから、少しでも多く休んでほしい。

せめてオレの前だけでも。

「ユノ」

「…?」

目は閉じたまま。

でも、はっきりとチャンミンはオレを呼んだ。

「早く終わらせよう。全部。だから…協力して?」

「あぁ」

もちろんだ。

オレにできることなら、なんだってする。

「じゃあ…まず、湯浴み」

手を伸ばして、起こしてと言わんばかりの態度。

ふっと口元を緩め、その身体を抱き起した。

「仰せのままに」

同じようにほころんだ頬へ口づけ、ゆっくりと回廊を進んでいく。

「皇子!」

もうしばらくこの幸せに浸っていたかった。

それを阻むように呼ぶ声が聞こえ、駆けてくる足音が聞こえた。

「何事だ」

「りょ、領主様が…っ」

「父がどうかしたのか?」

「先ほど、急に倒れられて…」

なぜ…?

それが、真っ先に浮かんだ疑問だった。

領主に何かある場合は、必ず神官からの通達がある。

もしかして、オレが不在の間に…?

いや、この取り乱しようを見れば、なかったのは明らかだ。

「ユノ、お父さんの所に行ってあげて。僕はひとりで大丈夫だから」

「いや…チャンミナも一緒に行こう」

婚姻の儀は済んだ。

つまり、チャンミンはすでに家族となっている。

父も母も知らないだろうが。

別に、親子と言えど深いつながりも絆もない。

単なる”同族”という認識だけ。

だから、倒れたと言われてもなんら心乱れることはなかった。

薄情と言われるかもしれないが、これもまたアナグラの性質といっても過言ではない。

「とりあえず、湯浴みをしてからだ。この格好じゃ失礼にあたる」

「そんなこと言ってる場合?」

「父と言えど、ほとんど話したこともない。血のつながりなど、あってないようなものだ」

どうせ、臣たちも取り乱したふりをしているだけ。

尊敬の念も、親愛の情もないのだから。

ただ、オレにアピールしているだけだろう。

次期領主となるオレに。

目的地である湯殿に足を踏み入れ、丁寧にその身体を洗い流していく。

その間もチャンミンはオレを窺っているようだった。

「急がなくていいの?」

「別に急いだところで何も変わらない。それに、オレは父よりもチャンミナのほうが大事だ」

まんべんなく身体を洗い、綺麗になったその身体をそっと抱きしめる。

「オレは、チャンミナさえいてくれればそれでいい」

「ユノ…」

それに、オレの頭の中には打算があった。

もしも父がこのまま目覚めなければ、オレが領主を継ぐこととなる。

しかも、父は領主だけでなく統主でもある。

権限は大きく、他の領主に対しても命令ができるほど。

そして、何よりチャンミンと一緒に神官への面会ができる。

「軽蔑するか?薄情だと」

オレのすべてはチャンミンにしか向かわない。

感情も、思考も。

他のことなんかどうだっていいんだ。

チャンミンが望むから手伝っているだけで、もしチャンミン以外の願いなら見て見ぬふりをしていた。

きっと。

「しないよ、軽蔑なんて」

華のように微笑んで、そっと唇が重なり合う。

「愛してる、ユノ」

その言葉に満たされる。

チャンミンが愛していると言ってくれるなら、なんだってやってやる。

「行こう?お父さんの所へ」

「…あぁ」

新しい服をまとい、手を取り合って歩き出す。

父の部屋はしんと静まり返っていた。

慌てる人々も、慟哭する人々もいない。

いつも通りな風景だ。

違うことと言えば、ベットに横たわったまま動かないことだけ。

まるで、置物のようだ。

「先ほど、息を引き取られました。眠るように」

「死因は?」

「わかりません。神官からいまだ連絡も…」

神官と言う言葉に過剰反応してしまう。

まさか、これも神官の企みでは…?

意図することはわからないが、何かの目的をもって、知らないところで動かされている気がする。

いったい、何が起こってる…?

計り知れない巨大な闇が、ゆっくりと近づいてきている。

そんな予感がしてならない。

知らず、チャンミンの手をきつく握りしめていた。

この手は絶対に離さない。

何があっても、絶対に。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

結婚してないですよ?
だって、アナグラの人は自己愛しかないですから(笑)

領主兼統主となって喜ぶべきかどうなのか…?
いったいどんなカラクリがあるんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
そして、ふたりに幸せは訪れるのかな??

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

動き始めましたよ~(´∀`*)ウフフ
ユノ様が領主兼統主となれましたが、なんだか裏がありそうな…?
とりあえずチャンミン君の危険は回避できましたが(笑)
しかし…アナグラっていうのは寂しい世界ですね…。
でも、これからふたりが変えてくれるはず!
チャンミン君が甘えられるのはユノ様だけ( *´艸`)
ラブラブですね~♡

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