雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 42

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Stranger 42



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



繋がれたままの手がじっとりと汗ばんでいた。

振り返れば、真剣な横顔。

声をかけることさえできないくらい、空気が張りつめていた。

しばしユノの父と過ごし、部屋へと戻った。

それでもまだ、ユノは何か思いつめた表情を浮かべている。

「…」

そっとしておいたほうがいいのかもしれない。

でも、放っておけない。

意を決して歩み寄り、そっと身体を包み込んだ。

「チャンミナ…?」

身長の割に小さな頭を抱え込むようにして、そっと後頭部に手を添える。

柔らかな髪を撫でれば、ユノの手が腰へと絡み付く。

引き寄せられるように膝へと座らされ、小さく微笑んだ。

「僕にはにとりで背負いこむなって言ったくせに、ユノはひとりで抱え込むなんてズルいと思う」

「…」

不貞腐れたフリでそう告げれば、かすかに笑みが浮かぶ。

じゃれるように何度も口づけられて、きつく抱き寄せられて。

肩に頭を預け、目を閉じた。

「タイミングが、よすぎる気がしないか…?」

しばらく待っていると、そんな囁きにも似た問いかけが聴こえてきた。

顔を上げようとすればそのままでいいと促すように手のひらがそっと後頭部を押し戻す。

「なんか、誰かの思惑のようなものを感じてならないんだ」

どういう意味だろうか…。

タイミングと大まかに言われても、具体的なものがわからない。

誰かの思惑という部分では同意できるけど。

「あまりにも、父の死は突然すぎる。しかも、若すぎる」

「…?」

「アナグラの寿命は約1000年。父は、まだ600にも届いていない。しかも病も持っていないし、毒を盛られた形跡も、呪詛をかけられた形跡もない。死因がわからないんだ」

なんの前触れもなく訪れた死。

確かに、それは不自然かもしれない。

まだアナグラのことがよくわからない僕にはなんとも言えないけれど。

でも、ユノが言うからにはやはりおかしいのだろう。

「アナグラでは、どういう風に命が管理されてるの?」

「管理?」

「うん。エデンでは、蝋燭の館というのがあって、そこで人々の命が管理されてる」

神官しか入ることのできない、神殿のさらに奥にある場所。

そこでは人の数だけ蝋燭の火が揺れている。

「蝋燭の長さが、その人の寿命。火が消えれば、その人は死を迎えるんだ」

告げた瞬間、ユノの身体が震えた。

一瞬ではあったけれど、確かに。

「それは…たとえば、アナグラに堕とされた人々の蝋燭はどうなるんだ…?」

「え…?」

「破棄、されるのか?それとも…」

ユノの想像していることが、わかってしまった。

途端、恐怖に足がすくむ。

「もしも、オレの想像が正しいのなら…父は、エデンに殺されたことになる」

「…」

否定はできなかった。

もしも神官が同一人物だったなら、アナグラに干渉していることは間違いない。

そのうえ、蝋燭の館に足を踏み入れる資格も有している。

つまり、アナグラに堕とした者の蝋燭がいまだエデンにあるのなら、命の灯を消すことなど実に容易い。

そっと息を吹きかけてやればいいことだ。

「チャンミナ…」

ユノもまた恐怖に苛まれている。

苦しいほどにきつく僕を抱きしめて、小刻みに震えていた。

僕も、同様に。

「神官に、会いに行こう。会って、確かめよう」

「…」

それしか方法はない。

「審判の間に行く」

「え…?」

「オレが領主たる素質があるか、審判を仰がなければならない。鐘がなれば、オレが今日から領主となる」

神官に面会できるのは領主のみ。

継承しなければその資格を得られないということ。

わかってはいる。

でも、これ以上ユノを巻き込んでいいのか…?

僕が想像していた以上に、危ない橋を渡っている気がする。

信じたくはない。

神に仕える者が人の命をもてあそぶようなことをしているなんて。

しかし、この想像が事実なら、辻褄が合う。

ただ、目的がわからない。

なんのためにそんなことをしているのか。

ぱっと思いついた目的に、咄嗟にかぶりを振った。

そんなこと、あってはならない。

絶対に、そんな恐ろしいこと…。

「チャンミナ?」

言えない。

こんなこと、ユノにだって言えない。

恐怖に震えていると、ユノがまた抱きしめてくれた。

落ち着かせるように背中を撫でて、口づけを繰り返して。

「心配するな。お前は、オレが守る」

焦ってはダメだ。

ちゃんと、ゆっくり考えなきゃ。

でも、何度考え直してみても、可能性はゼロにならない。

それどころか、パズルノピースがひとつずつ嵌り、形を作り上げていく。

一番、あってはいけない可能性が。

「チャンミナ、どうしたんだ?」

「…」

しがみつくので精いっぱいだった。

そうしていないと、いままで築き上げたものが足元から崩れて行ってしまいそうで。

震えが、止まらない。

「大丈夫。大丈夫だから…な?」

ユノはまだ気づいていない。

最悪の可能性に。

いや、アナグラで育ったから、考えが及ばないだけなのかもしれない。

「チャンミナ」

恐怖は収まらないまま、急かされるように審判の間へと向かう。

昨日、僕がそうしたように、ユノが水晶へと触れた。

目がくらむほどの閃光。

ぎゅっとユノに抱きつき、離すまいと腕に力を込める。

そして、鐘が鳴り響く。

響く荘厳な音が2日間連続で。

そして、光は…。

「これは…?」

光は、中央に掲げられた紋章を指示していた。

「父が統べていた、傲慢の紋章だ。これで、神官に会える」

1歩前に進めた。

でも、目の前は断崖絶壁。

破滅へと近づいただけにしか思えない。

見てみないふりをしてしまいたい。

できるならば。

けれど…。

「チャンミナ」

ユノの眼差しに迷いはなかった。

恐怖は、まだある。

でも、ここで立ち止まるわけにはいかない。

ユノの力強いまなざしに、揺れていた心がぴたりと止んだ。

やるしかないんだ、と。

この先どうなったとしても、ユノと一緒なら大丈夫。

乗り越えていける。

「行こう、ユノ」

どうせ、あと2年足らずの命だったんだ。

怯えていたって、仕方がない。

「あぁ」

そして僕たちは婚儀を行った社へと向かった。

互いの手の甲にはそれぞれの紋章。

これが通行証となる。

儀式を行った場所のさらに奥の部屋へ。

その部屋に足を踏み入れたとき、僕は目を見開いた。

呼吸も忘れるほどの驚愕。

そこは、まさしくエデンの神殿だった。



to be continued.






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

難しいですか?
そうでもないと思うのですが…(;^ω^)
ひ◇み様には復習が必要ですね(笑)
理解できるよう、頑張って~(´∀`*)ウフフ

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Re: 初めまして♪

ウリカ◇アジnene 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m
ドキドキ・ワクワクしていただくありがとうございます♡
これからも情景が見えるような文章を綴れるよう頑張ります('◇')ゞ
どうぞ、よろしくお願いいたします(≧▽≦)

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