雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 44

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Stranger 44



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



怖くない、とは言えない。

真実を知ること、ユノが何者なのかということ。

でも…信じたい。

それに、ユノを愛している気持ちは本物だ。

恐怖を抱えながらも、不思議なことにその想いは変わらない。

だって、殺したいほど憎んでいた人。

その憎しみすら薄れるほどに愛してしまった人。

いま僕の前の前にいるユノが本当のユノなら、僕の気持ちは変わらない。

たとえ、ユノが誰であっても。

立ち上がったユノを見つめれば、ユノもまた不安を抱いているようだ。

それを隠すように、気づかれないように微笑むと、神官たちが消えた扉を見据えた。

「行こう」

「うん」

目をそらすわけにはいかない。

手を握り直し、ゆっくりとふたり同時に歩きだす。

扉の向こうは柔らかな光が射しこむ1本道。

もう二度と見ることはないと思っていた生まれ故郷。

光に満ち溢れ、柔らかな風が吹き、葉のささやきが聴こえる。

かつては心が穏やかになったこの光景や空気も、いまはこころをざわつかせるだけ。

かろうじて平静を保てているのは、手から伝わるぬくもりがあるから。

ユノがそばにいてくれるから。

「ここが、エデン…」

「…」

「想像していた通りだけど、ちょっと違うな…」

独りごとなのか、それとも僕に語り掛けているのか。

判断がつかなかった。

「チャンミナの理想は、この世界か?」

「…」

すぐには答えられなかった。

少し前までは、確かにこの世界が理想だった。

でも、いまは頷けない。

僕の知らない何かが、この世界にはある気がして…。

視線を落とし、問いに答えるべき言葉を探していると不意に手を引かれた。

「戻ったら…もっと話そう。チャンミナの思い描いている、理想の世界が知りたい。夢を実現するために」

「…」

あやふやになった理想の世界。

うまく、話せるだろうか。

「それから、オレたちの未来も」

「…」

あぁ、そうか。

ユノは”約束”が欲しいんだ。

もしかしたらという不安があるから。

「うん」

だったら、僕は約束を交わすだけ。

ユノと話しながら、もう一度理想の世界を探そう。

もちろん、根本は変わらない。

みんなが笑顔で過ごせる、幸せに満ち溢れた世界。

微笑みを交わし、再び歩きだす。

そして、たどり着いたのはひとつの部屋。

長いテーブルは20人ほどが同時に食事を取れそうなくらい大きい。

白いクロスをかけられ、その上には豪華な食事があった。

普段、僕たちが食べていたものとは全く違う。

アナグラで初めて食べた料理と同じように感じられた。

「どうぞ、おかけください」

窺うようにユノを見やれば小さなうなずきが返ってくる。

そして、同時に腰を下ろした。

「どうやら、気に入っていただけたようですね」

そう、シェダルが穏やかな声で告げる。

ユノに向かって。

その言葉に、ユノは眉根を寄せた。

いぶかしむように。

「御眼鏡に適って何よりです」

「どういう、意味だ…?」

かすかに口元に笑みが浮かんだ。

5人、同時に。

まるで示し合わせたように。

それが、不自然で、悪寒が背筋を駆け上がる。

「そのままの意味です。さぁ、どうぞ。冷めないうちにお召し上がりください」

ジェダルはユノを知っている…?

でも、ユノは知らないみたい。

困惑しているのがすぐに見て取れる。

「食欲がありませんか?」

「お前たちと仲良く食事するつもりはない。お前たちの目的はなんだ?」

「目的?そんなものはございません。我々はただあなた様のために献身してきただけ」

声に震えはない。

いや、そもそも抑揚自体がない。

まるで感情そもそもがないように。

笑顔の仮面を張りつけ、穏やかさを装って。

まるで中身がごっそり抜け落ちているみたいだ。

「あなた様の願いを叶えるために」

「何を、言ってるんだ…?」

対して、ユノの声は震えていた。

ぎゅっと、膝の上に乗せられていた手が握りしめられている。

懸命に冷静さを保つように、困惑を悟られないように。

「人と同じように生き、愛するものを見つけ、小さな幸せを胸に生きてきいきたい。そう、あなた様が仰られた」

ユノを見つめ、ジェダルは静かにそう告げた。

さも当然のように。

「ですから我々はあなた様の御眼鏡に適う人をと、努力してまいりました。すべては、あなた様の幸せのために」

その言葉に、僕の心の中に芽生えた不安が成長し始める。

まさか、僕は…。

「幾度となくあなた様の元へ使いを出したのですが、うまくあなた様の元へ届かず…。ようやく届いたのがこの神子でした」

一瞬、神官が全員、僕を見つめた。

ユノもまた僕を見つめている。

驚いたように目を見開いて。

僕もまた、ユノを見つめ返すしかなかった。

まさか、僕は神官の思惑通りに動かされていたのか…?

操られていたのか…?

そんな、バカな…。

「僕は…わざと、計画的にアナグラへ堕とされた…?」

「堕としたのではない。神子たる使命を与えただけだ。歴代の神子と同様に」

つまり、神子として生まれた人たちはみな、アナグラに…?

ざわっと心が揺れた。

抑えきれないほどの怒りがこみ上げてくる。

それは、力となって現れた。

ドンと地響きを伴う音が聴こえ、神殿を覆っている壁が石くずになれ果てる。

「チャンミナ!」

ユノの叫びになんとか我を取り戻したが、怒りは収まらない。

「何を怒っている?」

「神子としての責務だろう?神に身も心も捧げるのは。お前は見事にその役目を果たした」

「…っ」

「チャンミナ、落ち着け」

落ち着いてなんかいられない。

いられるわけがない。

僕は、こいつらのせいであんな目に遭ったことになる。

凌辱されて、穢されて、自ら命を絶とうと思うほどの絶望に駆られて。

「落ち着くんだ」

どうしてユノはそんなに落ち着いていられる?

まさか、知っていたのか…?

いや、知らないはずだ。

知らなかったと、信じたい。

ユノの思惑ではないと。

でも…。

「オレは、オレだ。そんなことを頼んだつもりはないし、頼んだ記憶もない」

「当然です。あなた様は、浄化を望まれた。生まれ変わり、神としてではなく、人の子としての生を。だがしかし、我々には導く神が必要です。それはあなた様以外に考えられない」

「それはお前らの勝手だろう。オレは、そんなことを望んでいない」

肩を掴む手に力がこもる。

骨がきしむほどに。

その痛みに、少しずつ冷静さが戻ってくる。

ユノが僕のために怒っている。

それは、この計画がユノの思惑ではないと暗に示しているような気がした。

これが、演技でなければ…。



to be continued.






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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうなんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
ちゃんと理解できるかな~?
うふふふふふwww

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