雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 52

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Stranger 52



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



初めてかもしれない。

こうやって、ユノが甘えるように僕へ触れてくるのは。

なんか、嬉しいな…。

ユノはいつも、僕の前で無理をしているみたいだったから。

完璧な人間なんていない。

いつでも、どこでも元気な人間なんていない。

生きているんだから、浮き沈みは人それぞれにあるわけで、こんな状況で元気でいられるはずがない。

なのに、ユノは気丈に振舞おうとしている。

一生懸命なんだろうけど、やっぱり僕の前でくらい力を抜いてもらいたい。

決して、幻滅することはない。

嫌いになることもない。

いまだってほら、甘えてくるその姿が可愛いとか思ってる。

そんなことを考えながら落ち着くのを待っていると、ゆっくりとユノが頭をもたげた。

「人の手の中で踊らされるのは嫌だけど…よくよく考えてみたら、これで夢が叶うかもしれない」

「え…?」

顔を上げた途端、いきなりそんなことを呟きだした。

いったい、どういう意味だ?

「みんなを救えるかもしれない」

「ホ、ホント…?」

「あぁ」

真剣なその表情。

自信に満ちたその顔は、かつてのユノを思い出す。

どこまでも傲慢で、どこまでも自己中心的だった、出逢ったばかりのあのころ。

いまでこそ別人みたいになってしまったけど、やっぱりユノだ。

「その前に、1か所だけ連れて行ってほしい場所がある」

「…?」

「この神殿のどこかに、あの5人の身体が眠っているはずだ」

どういうことだ…?

なんで、ユノがそんなことを知っている?

やっぱり、何かを思い出してる…?

「あいつらは、精神体だった。絶対、どこかに身体が眠っている」

「…」

聞きたいけれど、いまは聞かないほうがいいかもしれない。

ユノに言われたとおりにしよう。

「こっち。開かない扉があるんだ。この奥に」

疑問を胸にしまい、手を引いた。

石畳を進み、神殿の内部へ。

扉を開けば祭壇がある。

ほとんどの時間を過ごしたこの場所。

懐かしい反面、虚しい気持ちになってしまう。

ここで過ごした時間はなんだったんだろう、と。

でも、無意味ではない。

こうしてユノと出逢えたことで、それは意味を持った。

だから、それでいい。

さらに足を進め、その奥へ。

ひんやりとした空気が前方から流れてくる。

奥へ進めば進むほどに、肌寒さを感じるほどだった。

窓ひとつない、湿った空間にふたりの足音だけが響き、ただひたすら足を前にと動かした。

長い廊下を進むと、正面にひとつの扉が待ち受けていた。

「ここか…?」

ユノの問いに、小さくうなずいた。

この先に何があるのか、それはもう僕にもわからない。

扉を見据えたまま、おもむろにユノが手を差し出すから慌てて引き留めた。

「チャンミナ?」

「な、なにか罠があったらどうするんだっ」

「大丈夫だ。罠は、ない。ただ、資格のない人間は開けられないだけで」

やっぱり、何か知ってる…?

だって、ユノもここに来るのは初めてなはずだ。

でも、知っている。

茫然と見つめていると、ユノもまたそれに気づいたようだった。

動揺をあらわに視線を泳がせ、口元を出て覆った。

「オレ…」

「とにかく、進もう。いまは、やるべきことをやらないと」

「…」

どうしてだとか、なんでだとか、そんなことはどうでもいい。

目の前のことをひとつずつ片付けていく。

それだけだ。

考えるのは後回し。

もちろん気にはなるけど、いくら考えたって意味はない。

ユノも無意識なのだろうから。

「大丈夫だよ、ユノ。怖がらなくて大丈夫」

「…」

混乱しているユノにそう告げれば、かすかに微笑みが浮かんだ。

少し顔色は悪いけど、とりあえずは大丈夫そうだ。

口元を覆っていた手をドアノブへと伸ばし、そっと押し開く。

どれだけ閉ざされたままだったのか、軋む音が静かな廊下へ不気味に響き渡った。

「…」

扉の奥にあったのは、深い闇の中へと続く階段。

1メートル先も見えない。

思わず進むことにためらいを覚えるほど、不安がこみあげてくる。

「チャンミナ」

「…」

差し出された手のひら。

そうだ。

ひとりじゃない。

手に手を重ね、足元を確かめるように1段ずつ降りていく。

お互い、言葉はなかった。

コツ、コツという足音だけが響く。

漂う空気はカビ臭くて、湿った香りがする。

手に汗をかきながらも、繋いだ手をぎゅっと握りしめた。

「怖いか?」

「大丈夫」

告げればむっとしたように眉根を寄せる。

「チャンミナこそオレにウソをつくな」

揚げ足を取られた気分だ。

でも、拗ねたようなその表情がまた可愛く思える。

こらえきれずに笑えば、さらにしかめっ面。

しかも睨んでくる。

でも、全然怖くないし。

螺旋状の階段をじゃれ合うようにしながら降り、かすかな光がこぼれはじめる。

ようやく、階段が終わった。

「…」

そこは、上にあった祭壇とうり二つ。

違うところと言えば、5つの棺桶のようなものが並べられていた。

これは…なんだ?

不規則に並べられているようだが、何かの意図がある気がする。

中を覗き込み、目を見開いた。

思わず飛びずさり、ユノへと抱きつく。

死んでいるのか…?

なぜ、こんな地下にこんなものが…?

「アイツらの肉体だ」

「え…?」

「オレたちが見ていたのは精神体であって、これが本体」

「…」

そんなことが、可能なのか?

つまり、それは肉体と精神を切り離すということ。

普通に考えて、不可能だ。

「これを、壊す」

「え…?」

「これがエデンの礎になってる。これを壊せば、本来の世界に戻る」

「…」

言わんとしていることは、わかる。

でも、それでいいのか…?

ここを壊すことで、どんな弊害が出るかわからない。

もしかしたら、すべてが無に帰すかもしれない。

「大丈夫だ。アナグラに影響はない」

「…」

ホントに?

どうしてそう言い切れるの?

でも、問いかけることはできなかった。

僕にできることは、ユノに従うことだけ。

きっと、大丈夫。

根拠はないけど、ユノの言葉に間違いはないはずだ。

ユノの頭の中には僕の知らない情報や知識が詰まっている。

それは間違いないから。

「絶対に、オレから離れるな」

「…うん」

しっかりと手を握れば、同じように握り返される。

そして、もう一方の手を持ち上げると、真っ赤な炎が浮かび上がった。

小さな炎はみるみる巨大化し、部屋を覆い尽くさんばかり。

なのに、不思議と熱さはない。

それ以上に、ユノはどうしてこんな力を当然のように扱えるのだろう…。

やはり、あいつらが言った通り、ユノは神の生まれ変わりなのか?

記憶はなくても、細胞レベルで力の使い方を把握しているとしか思えない。

「…」

いくらユノを見つめてみても、理由などわかるはずはない。

顔色ひとつ変えず、眉ひとつ動かさず、1歩間違えれば取り返しのつかないほどとなる巨大な力を使いこなす。

怖い反面、魅了される。

ユノ自身が強い光を放っているような気がして…。

見惚れていると、急に腕を引かれた。

「逃げるぞ」

気づけば、この部屋は崩れ落ちそうになっていた。

パラパラと石が天井から降ってくる。

真っ暗だった階段は、ユノの手に宿った炎によって明るく照らし出されている。

必死に、駆け上がった。

通り抜けたそばから瓦礫が落ちてくる。

足を止めてしまったら、僕たちも命を落とすことになる。

漠然とそう感じた。

だから、必死に、いまだかつてないくらい一生懸命、前だけを見て駆け上がり続けた。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうなっちゃうんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
ふたりとも戸惑っているみたいですが(笑)

テミン君盗み出す?
盗めるかな~www

映画、割合楽しかったですよ♡
ただちょっとラストが好みじゃなかったかな…(;^ω^)
また新大久保で大判振る舞いしてきちゃったんですか?
相変わらずのようで( *´艸`)

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