雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 54

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Stranger 54



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



呆然としていた。

いったい、何が起こったんだ…?

厚い雲が避け、まるでこの世の終わりのようだった。

でも、避けた雲の裏から現れたのは、青い空。

見上げていると、ポツ、ポツと雨が降り始めた。

手のひらに、頬に、額に、雫が落ちてくる。

初めてかもしれない。

ここで、雨に触れるのは…。

「…」

アースは…?

ほとんど雨が降らず、干ばつ続き。

おかげで農作物はほとんど育たず、枯れていくばかり。

キュヒョンの力がなければ、飲み水さえ確保できないほどの過酷な状況。

もしもアースにこの雨が降っていたなら、人々の暮らしは楽になる。

ほんの少しかもしれないけど。

気休めにしかならないかもしれないけど。

確認をしたくても、高い塀が邪魔をしていてアースを見ることは叶わない。

「チャンミナ。いったん、審判の間へ行く。それから集落へ行こう」

「…うん」

焦っても仕方がない。

やるべきことは片付けていかないと…。

向こうへ戻ったら戻ったで、やらなければならないことが山積みだし。

手を引かれ、もう幾度となく訪れた審判の間へと向かった。

途中、神殿があった場所へ目をやれば、既に瓦礫の山と化していた。

あれこそが、エデンだったんだ…。

そう、実感した。

アナグラとエデンは別のものではなく、同じものだったんだと。

エデンは、まやかしの世界だったんだと。

「チャンミナ」

「…?」

「大丈夫か…?」

「うん」

いろいろなことがあり過ぎて、もう頭の中はぐちゃぐちゃだ。

でも…きっと、ユノのほうが混乱してる。

表に出さないだけで。

また、僕に隠そうとしている。

僕もそうだから、責めることはできない。

「そばにいて」

儀式の邪魔にならないように離れようとすると、不意に引き留められた。

そのまま引き寄せられ、腕の中に収められる。

「ここに、いてくれ」

「…うん」

ユノがいてほしいというなら、いるだけ。

邪魔にならないように腕の中でじっと、ユノを見つめていた。

僕を抱きしめたまま、水晶へと差し伸べる。

触れた瞬間、光が迸った。

この光景ももう3度目。

即位する紋章を指し示す、そのはずだった。

しかし光は高く舞い上がり、紋章すべてを指し示す。

まるで、支配者はお前だと言わんばかりに。

どうして…?

憤怒は僕が即位したはずだ。

なのに、憤怒の紋章までも光が射し示していた。

そして現在も領主が在籍する怠惰さえも。

いや…これがあいつらのシナリオだったのかもしれない。

ユノにすべての力を戻すのが。

「チャンミナ、上を見ろ」

「…?」

促され、天井を見上げた僕は目を見開いた。

そこにあったのは、棺が模っていた文様と同じもの。

アルファベットのWと似たような形の…。

「!?」

何を意味するのもなのか、考えている僕の視界に映り込む。

それに、僕はさらに目を見開いた。

「ユ、ユノ!」

「…?」

さっきまでなかったはずだ。

なのに、ユノの首筋には天井に浮かび上がった文様と同じものが浮かび上がっていた。

「チャンミナ?」

「首に、同じ文様が…」

「え…?」

鐘の音が鳴り響く中、審判の間を抜け出した。

ユノの部屋へと向かい、鏡を見せれば、ユノもまた驚いたように目を見開く。

「…」

擦っても、消えない。

まるで刺青のように、それは肌に刻まれていた。

「痛い、とかは…?」

「いや…それは、ない」

この世界に何が起こっているのか、ユノに何が残っているのか…。

わからないことばかり。

やらないことは山ほどあるのに、それ以上に疑問だらけ。

でも、その疑問に対して応えを持っている人は、もういない。

「これと同じ文様を、知っている」

「え…?」

視線をそらし、ユノは部屋の片隅へ。

棚から古い1冊の本を取りだして、僕の元へと戻ってきた。

「これは…?」

「この世界で一番古い書物だ。傲慢の領主が受け継ぐとされてきた」

「読んでも、いい…?」

「あぁ」

促され、ベットに腰を下ろす。

そして膝の上に本を置き、ゆっくりと開いた。

記されていたのは、まるでお伽話のようだった。

この世界の始まりを綴った物語。

その中で、この紋章を持つものは神と称され、敬われていた。

世界の創造主として。

しかし、創造主は奉られることに精神を疲弊させ、壊れていった。

魂を7つに分け、導くものとして7人を据え、自ら命を絶つ。

人々は、嘆き悲しんだ。

先導者を失い、世界は破滅への道を歩き始める。

それを阻止するため、また、神を転生させるため、5人の人柱が選ばれた。

最も、力のある5人が。

その5人は礎となり、神のいない世界の管理者として肉体と精神を切り離される。

神が生まれ変わり、先導してくれるまで、導くものとして在るために。

あくまで、物語。

でも、ところかしこに通じるものがある。

僕たちがここ数日の間に知ってしまった出来事に。

「もしかしたら、本当なのかもしれない。あいつらの語ったこと、すべて」

それを確かめるすべは、もうない。

真実を知る人は、消えてしまったんだ。

エデンとともに…。

「オレは…大きな過ちを犯してしまったんじゃないのか…?あいつらは…世界のために、礎になった。なのに、オレは…」

「ユノのせいじゃない」

「でも…」

不安と悲しみと憤り。

様々な負の感情が入り乱れている。

すべて、自分のせいだと思ってしまっている。

僕の言葉も届かないくらい、罪の意識に苛まれていた。

「ユノ」

「…」

「これは、僕たちの責任だ」

ユノが罪を背負うというなら、僕もまた罪を背負う。

ひとりになんか、させてやらない。

絶対に。

「チャンミナ…」

膝の上で握りしめられていた手が、僕へと向かって伸びてきた。

その手が、かすかに震えている。

しかし、その手は触れる寸前に止まった。

「ユノ…?」

僕を見つめていた瞳が、僕の後方を見つめていた。

呆然と、目を見開いて。

振り返った僕もまた、目を見開いた。

なぜならそこに、陽炎のような5人の影が佇んでいた。

「なんで…」

肉体は、なくなったはずだ。

エデンとともに。

まだ、精神だけが残ってる…?

「我らが神よ…」

「いま一度、我らを導き給え」

「正しき世界へ」

「神の望むべき世界へ」

「我らをあるべき場所へ」

口々に告げられるその言葉、その重み。

人々のために、この人たちは人柱となった。

命を差し出した。

「ユノ」

「…」

「ここで、逃げだしちゃダメだ。先に進もう」

ユノの背負っているものは、1歩間違えれば押しつぶされてしまうほどに大きく、重い。

でも、この人たちはユノを待っていた。

精神だけになっても、ユノが還ってくるのを待っていたんだ。

その気持ちを無碍にはできない。

「ユノ」

「オレに、できるのか…?」

いつだったか、ユノがそうしてくれたように、その足元に膝をついた。

そして、手を握り、真っ直ぐに見つめる。

「大丈夫。ユノはひとりじゃない。僕がいる」

大して役には立たないだろう。

でも、ひとりより、ふたりのほうが背負うものは軽くなる。

ひとりでは辛くとも、ふたりならば。

乗り越えられるはずだ。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、できるかな?
大丈夫なのかな?
まだ5人の正体がわかっていないようで…(;^ω^)
わかってる方、いらっしゃいますよ?
やっぱり自称マニア(笑)

葉月も最近肩と首が一層酷い状態に…。
車に乗っていると漏れなく激痛が走ります(T_T)

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