雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 11

metropolis 11

指さされた場所。

そこには千切れた腕や手、そして眼球。
いくつものパーツが元あった場所に置かれながらも、どれもバラバラ。

瞳は閉ざされ、身動きひとつしない。

死んでいる。

その表現が正しいのかはわからない。
でも、それ以外の表現方法もない。

ただただ、愕然とした。

「僕はこのアンドロイドの生みの親であり、チャンミンの…友人だ」

「え…?」

「このアンドロイドはチャンミンを元にすべて作っている」

理解できる範疇を超えていた。
感情も頭も飽和状態で、言葉すらなかなか理解できない。

「大学で…遊びで作り始めたんだ」

オレの状態など知らん顔で、淡々とその人は語り続ける。

「最初のころは失敗ばかりで大変だったよ」

語りながら男はさらに奥へと進んでいく。
オレもそのあとに続くしかなかった。

ふわふわと、歩いているのかいないのかもわからない状態のまま。

「試作品を何度も作ってスポンサー探して、この研究所を立ち上げた」

「…」

「チャンミンがずっと言ってた。僕たちの作ったものが世界に認められたら、迎えに行くんだって」

プシュっと音がし、壁に開けられた穴から風が吹く。

「無菌状態にしておかなければならないため、消毒が必要なんだ。我慢してくれ」

「…」

この先にあるもの。
まともに頭が働かない状態であるにもかかわらず、想像がついた。

同時に、寒気がする。

現代の世界で、こんなことがあっていいのか…?

疑問が湧き上がる。
でも、それを投げかけるにしてもうまく形にならない。

「チャンミンは眠り続けてる」

エアシャワーを浴び、さらに狭くて圧迫感のある部屋へとやってきた。
その部屋の中央にはカプセルのようなものがあり、淡い青の光がそれを照らしていた。

「…」

「エモーショナルシステムはチャンミンにしか作れない。君の元に送ったC-25試作機はクローン技術を応用したものだ。それが、チャンミンの最後の願いだったから」

もう、まったくわからない。

頭がついてこない。
整理ができない。

それこそ、夢であってほしいと願うほどに。

「エモーショナルシステムはチャンミンの夢だった。プログラミングではなく、経験によって成長し、異なる人格を形成していくシステム。正直、無謀だと思ったよ」

言葉はほとんど入ってこない中、ただカプセルの中に横たわるその人を見つめた。

あの時と全く変わらない容姿。
ほとんどの身体機能が停止していた。

ただ、呼吸するだけの置物。

「完成間近というところで事故に遭ったんだ。幸い一命はとりとめたけれど、目覚めることはなかった」

「…」

「なぜ目覚めないのかはわからない。頭部に強い衝撃を受けてはいるけれど、目覚めない理由にはならない。身体の傷は完治しているし。もしかしたら、なにか、心に深い傷を負ってるのかもしれないね」

ゆっくりと、感情を切り離したように語るその人を見つめた。
何を考えているのか、それを知りたくて。

「チャンミンはしきりに君のことを呼んでいた。ユノに逢いたいって。もしかしたら、こうなることを予期していたのかもしれないな」

目を伏せ、昔を思い出すように微笑む。
その微笑みはどこか寂しげで、切ないものだった。

「もしも自分に万が一のことがあったなら、自分の人格をコピーしてアンドロイドに移植してほしいと。そのアンドロイドをユンホ君の元へ送ってほしいと」

「…」

「事故に遭う2日前、酒を飲んでいた。珍しく酔っぱらってたみたいで、そう僕に言ったんだ。その時は何言ってるんだって、縁起でもないこと言うなって笑い飛ばしたけれど…」

閉じた瞼の裏から一筋の涙がこぼれていく。
泣くところなんか初対面の人間に見られたくないだろうと、オレはもう一度チャンミンを見つめた。

「セックスはした?」

しばしの沈黙。

それを切り開いたのはそんな突拍子のない質問だった。
思わず声を失う。

「C-25が一度戻ってきた時に聞いてきたんだ。同性でのセックスはできますか、って。だから、女性の感覚を一部埋め込んでみたんだ。ただ、報告がなかったからどうしたかな?と思って」

「…」

「もちろん感覚を埋め込んだとしても、排泄器官に異物を挿入するんだろうから痛みはある。少しでも軽減できればと思ったんだけど…どうだったのかな…。いまとなっては、報告も聞けないけど」

もしかして、オレはとんでもない過ちを犯してしまったんじゃないだろうか…。

後悔が激しく押し寄せてくる。

「あぁ、ゴメン。話が脱線しちゃったね」

「…」

「君をここに呼んだのにはわけがあるんだ」

もう、涙の影はない。

でも…いま、オレは泣きたい気分だった。
チャンミンに謝りたいと…。

「君は、どれくらいチャンミンのことを愛してる?」

12へ続く。



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コメント

すこ~し、いえ・かなり驚いたかもです。もしかして、ユノの愛?が試されてるのかな

コメント

Re: タイトルなし

yumi 様

驚いていただけて光栄です( *´艸`)
やっぱり、一筋縄でいかないのがドSたる葉月の妄想話なので(笑)
これからもどうぞお付き合いくださいませ♪

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