雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 76

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Stranger 76



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



バルコニーから部屋へと戻り、チャンミンをソファへと座らせた。

「大丈夫か?」

「うん」

昨晩、無理をさせてしまったから、立っていることさえ辛いはずだ。

なのにそんなことはおくびにも出さず、微笑んでくれる。

身をかがませるようにしてそっと唇を重ね、優しく抱きしめた。

セックスしているほどじゃないけど、こうしてチャンミンに触れているだけで力が湧いてくる。

鼓動に耳を傾け、息遣いを感じ、ぬくもりに触れて。

「ユノ?」

「もう少しだけ…」

「…うん」

身を委ねるように目を閉じるチャンミンに微笑み、髪へと口づける。

しばしチャンミンを抱きしめ、会議場へと向かった。

部屋で休んでいても構わないと言ったんだが、一緒に来ると言って聞かないチャンミンを連れて。

たぶん、心配してくれてるんだろうな…。

手にはオレたちが話し合った内容が記された紙束。

これをすべて通達するだけでもかなりの時間がかかるだろう。

そして、そこからさらに割り振り。

とりあえずは…牢獄を管理する人間を配置しないとだ。

そこから話しを進めよう。

次に、アースのこと。

あの街で実践してきたこと、そして全土に拡張するための過程や方法。

おそらく1日じゃ終わらないだろうな…。

でも、とにかくやるしかない。

深呼吸をひとつ。

そして、会議室へと足を踏み入れた。

上から見ていた感じ、かなりの人数が減ったと思っていたが、とんでもない。

一番大きな会議室だというのに、すし詰め状態。

これでは話し合いどころじゃない。

「ユノ、僕が半分請け負おうか?」

「いや…」

確かに半分を託せば効率的かもしれない。

でも、チャンミンを矢面には立たせたくない。

何か間違いがあったら嫌だし。

「静かに」

大勢と向かい合うように設けられた議長席。

そこへと立ち、全員を見渡した。

うん、いい表情だ。

元怠惰の歩兵をしていた彼らと同じものを感じる。

とりあえず…部屋の拡大が必要だ。

目を閉じ、想像する。

どうせ、並びの部屋は無意味に設けられた小会議室が連なっているだけ。

ひとつにまとめても困る人はいない。

それに、これからともに新世界を作っていく仲間だ。

全員に話を聞いてもらいたい。

「ユノ」

「これくらいなら問題ない」

したことといえば、壁を取っ払って、机やいすを均等に並べただけ。

大して力は使っていない。

なのにチャンミンは不満げな顔。

心配性だ。

余計な心配をかけたくはないが、悪くはない。

それはつまり、愛されていることに他ならないから。

「座ってくれ」

ざわざと揺れる会議室。

領主たる力を前にして驚いているのか…?

まぁ、さほど使わない力ではある。

一番力を発揮したのは城を造ったときくらい。

いま考えれば、宝の持ち腐れだ。

オレから言わせれば、だが。

「では早速、会議を始める。最後に質問は受け付ける。とりあえず、概要だけを話した後、配属の希望を募る。それから各配属先ごとに詳細を説明する予定だ」

初めての会議と言っても過言ではない。

その出席者たちをひとりひとり、顔を確認するように見つめ、そっと息をついた。

とりあえず異論はないようだ。

ただじっと次の言葉を待っている。

「では、始める」

何日もみんなで話し合った、アースの今後。

受け入れてくれる人がどれだけいるだろう…。

残ってくれた人はおおよそ1200人ほど。

ここにいる全員が理解してくれるとは思えない。

やはり、不満を抱くものもいるはずだ。

どうしたってみんな、楽をしたいと思うはずだから。

でも、変えなければならない。

いまは大変でも、子どもや孫の世代まで見通せば必ず必要になる。

なぜなら、もうエデンは存在しない。

罪人と見なされ、切り捨てられた人々はもういないのだから。

だから、アナグラとアースにいま生きている人々でどうにかしなければならない。

いまだけを考えるではなく、遥か未来まで。

真剣に耳を傾け、メモを取る音とオレの話す声だけが会議室に響く。

チャンミンはといえば、真剣な顔で何かを紙に書き込んでいる。

気づかれぬよう覗き込めば、どうやら組織図を作っているようだ。

アナグラとアースを統合して作る新たなる世界の組織図。

管理体制が整わなければ、元の木阿弥。

いや、それ以上に酷い状況になりかねない。

そんなこと、させるわけにはいかない。

絶対に失敗は許されない改革。

でも、大丈夫。

オレにはチャンミンがいる。

そして、オレの元に集ってくれた人々もいる。

信じてくれる人がいる。

いま一度決意を固め、一同を見渡した。

一様に目が輝いていた。

オレとチャンミンが夢見た世界に、思いを馳せている。

充分な収穫だ。

おそらく、これからが大変なことはわかっている。

でも、その先にはきっとみなが笑って暮らせる世界が待っているはずだ。

だから、オレは進む。

チャンミンとともに、賛同してくれる人々ともに。

立ち止まることなく、ただ前を見て。

ゆっくりでもいい。

前へと進んでいきたい。

全員で、一丸となって、夢見た世界へ。

ふと、会議室の一番後ろに5つの淡い陽炎が浮かんでいた。

まるでオレたちを見守っているかのように。

知らず、微笑んでいた。

語りかけていた。

あんたたちの意思は無駄にしない、と。

どうか、これから先も見守っていてほしい、と。

おそらく、彼らに残された時間はもうない。

肉体を失い、精神のみで漂うには限界がある。

彼らもまたそれがわかっているだろう。

もう、大丈夫だ。

逃げたりはしない。

だから、安心して眠ってくれ。

必ず、実現してみせるから。



to be continued.








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