雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Stranger 79

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Stranger 79



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



目を疑った。

だって、ミノの手紙ではもう、キュヒョンはひとりでも歩けないほどだって聞いていたから。

ほとんどをベットの中で過ごし、にぎやかな声に時折微笑んでいるって。

すごいなって、ユノのことを褒めて、僕にはちゃんと支えてやれよって言ってるって。

なのに、突然現れたキュヒョンは顔色もよく、しっかりと自分の足で立っていた。

僕を少し離れたところから見つめて、微笑む姿は記憶の中のキュヒョンそのままだ。

早くキュヒョンの元に行きたいのに、押し寄せる人々がなかなか許してくれない。

ご機嫌いかがですか?

お招きいただきありがとうございます。

どれも似たような言葉ばかり。

いつもならちゃんと対応するけど、いまはそれどころじゃない。

「す、すみません。後程、改めてご挨拶を…」

それを繰り返し、ようやく一番奥のテーブルへとたどり着いた。

「キュヒョン!」

「久しぶり、チャンミン。元気だった?」

元気だった?なんて…。

それは僕のセリフだ。

「な、なんで…」

「それがさ…なんか、いきなり窓から光の塊みたいなものが入ってきたと思ったら、オレのここに吸い込まれてったんだ」

ここ、と言いながら自らの胸を指す。

「光?」

「あぁ。そしたらなんか元気になった。招待状貰ってたから、とりあえず行ってみようかって。馬なら間に合うしってなって、ミノと慌てて来たんだ」

招待状…?

そんなものを送った記憶はない。

だって、キュヒョンの状態を知っていたから。

ムリをさせたくないし、気も遣わせたくないし。

ただ、ゆっくりと休んでいてほしかった。

ちゃんと、もう一度会いに行くその日まで生きていてほしかったから…。

「まさか…」

招待状を手配できる人で、キュヒョンの存在を知っている人。

そんなの、独りしかいない。

振り返ってみると、遠くからその人は僕を見つめ、微笑んでいた。

いつでも見てると言わんばかりに。

「もしよかったら、って。チャンミンがキュヒョンに逢いたがってるから。もしも体調が良くて来れそうなら、迎えを出すって手紙に書いてあった」

全然、知らなかった…。

いつも隣にいたのに、まさかそんなことをしているなんて…。

「でも、あの光…なんだったの?いきなり元気になっちゃったんだよ?僕、ビックリしちゃった」

「光…?」

「うん」

思い当たるものがひとつだけあった。

でも、まさか…な。

そう。

それこそまさか、だ。

彼らはユノのために動いていただけ。

それ以外で何かをするなんて、到底思えない。

けれど、思い当たるものがそれしかない。

だって…キュヒョンの寿命は、ホントに間もなく尽きるはずだった。

力を使いすぎたがために。

僕も、ユノと婚儀を結んでいなければとっくに死に絶えている。

キュヒョンと僕が使う力は魂を削って行使するものだから。

「まぁ、いいや。今日は久しぶりにめいっぱい飲み食いさせてもらうぞ?何しろ、ここんところ味のほとんどない粥ばかりで飽きてたんだ」

笑いごとじゃないのに、キュヒョンは楽しそうに笑う。

それくらい体調が悪かったってことじゃないか。

さすがにミノもむくれている。

「ヒドイ!僕が一生懸命作ったのに…っ」

「冗談だよ。ミノには感謝してる」

冗談にしてはたちが悪い。

ミノが不憫だ…。

「なぁ、チャンミン」

「…?」

「いまさらだけど、こっちに越してきてもいいか?」

「え…?」

突然、キュヒョンが真面目な顔でそう告げた。

手には山盛りの料理を持っているから、なんとなくおかしな絵面になってるけど。

「なんか、もうしばらく生きられそうだし…。それなら、この世界のために何かがしたい」

「キュヒョン…」

「アイツに任せきりなのも腹立つし、チャンミンを独占されるのもおもしろくないからな」

「僕もなんかお手伝いするっ」

どうしよう…。

なんか、すごく嬉しい。

これから先も、キュヒョンとミノと一緒にいられる。

諦めかけていた夢がまたふっと浮上した。

「それに、お目付け役が必要だろ?アイツがバカなことしやがったら、ぶん殴ってやんないと」

「アイツっていうのは、オレのことか?」

突然背中から聞こえてきた声に、思わず飛び上がった。

振り返ればいつの間にかユノが真後ろに立っていて、少し不機嫌そうに僕を見下ろしている。

「帰ってくるのが遅い」

「え…?」

行ってこいって、快く送り出してくれたのに?

まだ、10分も経ってないのに?

「心配は不要だ。バカなことをするつもりはない。チャンミナさえそばにいてくれれば」

「…」

いったい、僕がいなくなったら何をするつもり…?

想像するだけで、怖い。

「そうやって束縛ばっかりしてると、いつか愛想つかされるんじゃないか?チャンミンにだって自由は必要だと思うけど?」

「束縛しすぎているか?」

「え!?あ、その、えっと…」

していない、とは言えなかった。

だって、事実自由は一切ない。

もちろん、それで不自由を覚えたことはいまのところないけれど。

「わかった。じゃあ、1日1時間だけ自由に行動していい。行先は必ず告げてからにしてくれ。心配で仕事が手につかなくなる」

ものすごく、嫌々なんだろうな…。

眉間にしわが寄ってる。

声もいつもよりちょっと低いし。

「それじゃ、全然自由じゃないだろ?もうちょっと心にゆとりもてないわけ?チャンミンはアンタのペットじゃないんだから」

「キュ、キュヒョンっ」

「いいんだよ。これくらい意見できるヤツがいないとな」

「ペットだとは、一度も思ったことはない。チャンミナは、チャンミナだ」

あ…ものすごく傷ついている。

落ち込んでる。

「ユ、ユノ、こっち!」

とにかくユノを宥めなければ。

ホントはものすごく繊細で、ものすごく傷つきやすい人だから。

特に、僕のことになると。

控室へと引きずり込んでイスへと座らせ、頭を抱えるようにして抱きしめた。

「すまない、チャンミナ。オレの勝手な行動で、苦しめてたか…?」

「苦しんでなんかいないよ。毎日、幸せ」

「でも…」

「キュヒョンの言ったことは気にしないで?僕の言葉を信じて」

そう告げれば、そっと手のひらが背中へと触れる。

「ユノ」

呼びかければ瞳が頼りなく揺れている。

信じてって言ったのに、信じられないみたいだ。

「愛してるよ、ユノ。だから、これからもずっとそばにいて?」

「チャンミナが、嫌じゃないなら…オレはそうしたい」

「でも、仕事とプライベートの分別はつけよう?いつでもどこでも僕が一緒じゃ、相手の人も話しづらいときもあるだろうし、ね?」

「…」

不服そう…。

ユノは片時も離れたくないらしい。

もちろん、それくらいユノが僕を愛してくれているっていうことだから嬉しいは嬉しい。

でも、さすがに仕事にそれを持ち込むのは…ね。

「今度から、確認する。承諾を得られればいいか?」

嫌だと言える人がどれくらいいるだろう…。

謎だけど、仕方ない。

僕にその判別はできないし、それ以上にユノはその区別がつかないだろうし。

「うん」

「じゃあ…明日から、そうする。もしダメだった場合は、隣の部屋にいてくれ。ひとりでどこかに行くな」

「わかったよ。約束する」

誓いの口づけを交わせば、触れるだけでは収まりきらない。

腰を抱き寄せられ、いつの間にかユノの膝の上へ座るような格好で唇を貪っていた。

「ん…っ」

「チャンミナ…」

まだパーティの最中なのに…。

たくさんの人が隣の部屋にいるのに…。

どうしよう。

燃え上がった火はそう簡単に消えるものじゃない。

「愛してる、チャンミナ」

あ~…もう。

たぶんね、僕もユノと同じなんだよ。

片時も離れたくない。

束縛されていたい。

そうやってユノが求めてくれることで、愛を量ってしまう。

きっと、僕たちは似た者同士。

愛想をつかすなんて、絶対にありえない。

たぶん、キュヒョンもわかっててからかったんだ。

元気になってくれたのは嬉しいけど、今まで以上に大変かも…。




生まれる前から結ばれていた魂。

これからも君だけをただ愛し、守り抜く…。



The END.








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はじめまして!
最悪な出会いで始まった恋が、こんなハッピーエンドで終わるなんて…涙が止まりません!!
辛すぎる運命に何度も胸を痛めながら、二人の愛に何度も心を温めながら読ませていただきました。
こんな素晴らしい小説を残してくれてありがとうございます!!

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