雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Heaven's Day X'mas sp.3

Heavens Day Xmas1



Heaven's Day X'mas sp.3



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



わずかだけだけど、ふたりきりで過ごす時間。

それが何よりも愛しい。

ついこの間まで、愛なんてものを知りもしなかったのに、だ。

この心の中に巣食うものがそれだと気づかされ、実感することで、日々が鮮やかに色を放ち、輝きだす。

いままでそれを知らずに生きてきたのだと思うと、もったいないような気がしてくる。

もっと早くにチャンミンと出逢えたなら、と。

腕の中で余韻を残した顔で身体を休めているチャンミンを見つめ、そっと唇を寄せた。

するとゆっくりとまぶたが開いていく。

「ユノ…」

「大丈夫か?」

「うん」

少し、だるそうだ。

一度のつもりが、それじゃ済まなかったから。

もう一度そっと唇を寄せ、優しくその身体を抱き起こす。

「シャワーを浴びて出かけよう。ケーキ、届けないとだろう?」

「うん」

誰かに届けさせてもいいのだが、そろそろ取り替えが完了しているだろう遊具を見せてやりたい。

きっと喜んでくれるはずだ。

ふたりでは狭いからとメインのバスルームへと向かい、愛欲にまみれたその身体を清める。

そして服をまとわせ、車へと乗り込んだ。

まずはチャンミンがケーキを予約した店へ、商品を引き取りに。

大きなホールケーキを3つ受け取って、今度は施設へ。

驚かせたいからと気づかれぬよう、裏口から施設へと入ってそのままキッチンへ向かった。

「あら、チャンミン君」

「ケーキ買ってきたんで、夕飯の時にでもみんなで食べてください」

「ホント!?きっと、みんな喜ぶわ」

園長も心なしか嬉しそうだ。

確かに、一番小さいサイズのケーキひとつを分け合っていたのが、今年は一番大きいサイズを3つ。

喜ばないはずもない。

ふと見渡せば、小さなクリスマスツリー。

しかもかなり古いものだ。

「チャンドラ」

「うん?」

「ちょっと出かけてくる」

「え?」

「すぐ戻るから子どもたちと遊んでろ」

思い立ってしまったんだ。

茫然とするチャンミンを残して車へと戻り、行先を告げる。

どうせなら大きいものがいい。

いっそ、木ごと買ってしまおうか?

「…」

いや、そうなるといろいろと大変そうだ。

小さな子どもたちや、働いているボランティアの人たちでは手に負えなくなる。

やはり、家の中におけるサイズで大き目のものにしよう。

そして近くのホームセンターへと向かい、家の中における物で一番大きなクリスマスツリーを購入した。

半ば車へと押し込むようにして施設へと戻り、全員が食事をとる一番大きな部屋へと搬入する。

「ユ、ユノ!?これ…」

「買ってきた」

とりあえず立ててみたが…なかなか立派だ。

これならば子どもたちも喜ぶだろう。

「チャンドラ、飾り付けを手伝ってくれ」

「う、うんっ」

電飾を木へと巻きつけ、リースや鈴、サンタクロースなどの人形を吊るす。

なかなかセンスが問われる作業だ。

どうしても偏ってしまう。

チャンミンはここでも器用さを発揮していて、見栄えがいい。

まぁ、いい。

とりあえず飾ってあれば。

最後の金や銀のモールを飾り付け。

「うわぁ…」

スイッチを入れれば色とりどりに輝きだした。

いい感じだ。

「ユノ、写真撮っていい?」

「あぁ」

携帯電話を取り出して、新しいクリスマスツリーに向かって何度もシャッターを切る。

その横顔は子どものようで、はしゃいでいるのが一目瞭然だ。

思い付きだったが、買ってきてよかった。

「ユノ」

「なんだ?」

「外にあるジャングルジムとブランコもユノ、だよね?」

「オレと親父からだ」

ホントはすべてひとりで用意したかったが、仕方ない。

こればかりは。

でも、来年には全額自分で払えるかもしれない。

1年間、まじめに働いていれば。

とはいえ、受験が近くなるからさほどバイトもできなくなるだろうが。

「ユノ」

感慨深げにツリーを見上げていると、不意に細い腕が絡み付いてくる。

いつの間にか傍らにやってきたチャンミンが、甘えるように抱きついていた。

「ありがとう」

うん、悪くない。

言い方は悪いが、施設なんて正直どうでもいい。

すべてはチャンミンのためだ。

喜ぶ顔が見たいっていう安直な発想。

ついでだから部屋にも用意させておこうか。

確か、物置にいまだ眠っているはずだ。

幼少期に買い与えられた、大きなクリスマスツリーが。

「ほら、子どもたちが待ってるぞ」

「みんなユノと遊びたいんだって」

「は?」

「この前サッカー教えてくれたでしょ?それが嬉しかったみたい」

大したことは教えていない。

ただ、蹴るときはサイドを使えと言っただけ。

それが教えたことになるのか?

だとしたら、ずいぶんと安上がりだ。

「ほら、行こう?」

手を引かれ、中庭へと向かえば一斉に走り寄ってくる。

思わずたじろげば、チャンミンが楽しそうにふふっと声を立てて笑った。

「ユノ、人気者だね」

「オレじゃなく、チャンドラだろう」

あくまでもオレは付き添いだ。

チャンミンが帰るなら躊躇うことなく帰るし、チャンミンが来ないなら来ることもない。

「ゆのひょん、さっかーおしえてーっ」

口々にそんな声が聞こえてくる。

しかも中には女の子まで。

「チャ、チャンドラ」

助けを求めるように呼んでみても、楽しそうに笑うばかり。

その間にも小さな手が手を掴んだり、足を掴んだり、服を掴んだり。

ぐいぐいと引きずられていく。

これは、どうしたらいいんだ…?

サッカーを教えると言っても、大した知識はない。

学校で習うレベルだ。

運動神経は割といい方だから、ある程度のことはできるけれど。

戸惑っている間に中庭の中央へと到着していて、ボールがころころと足元に転がってきた。

「ユノ、頑張って」

「…」

完全に他人事。

小さな女の子たちに囲まれ、チャンミンが遠巻きにそんな声を投げかけてきた。

頑張ってと言われては、頑張るしかない。

幻滅されたくないし。

仕方がないと足元に転がってきたボールを浮かし、リフティングをしてやればどよめきが起こる。

たかだがリフティングだぞ?

こんなの、誰だってできるはずだ。

そう思っていたのだが…なかなか難しいらしい。

ボールがあっちにころころ、そっちにころころと大忙しだ。

はたして今日中にリフティングができるようになるのだろうか…。

いや、無理だな。

だいぶ時間がかかりそうだ。

チャンミンはといえば、ブランコに乗る女の子のそばで漕ぐのを手伝ってあげている。

どうやら喜んでもらえているみたいだ。

普段はおままごとに興じている子どもたちも、遊具で楽しそうに遊んでいる。

夕暮れまではしゃぎまわり、園長の声に応じて建物の中へ。

あれだけたくさんいた中にはいつの間にかオレとチャンミンだけになっていた。

「帰るか?」

「うん」

きっと、ケーキも喜んでくれるだろう。

これだけ運動したのだから、おなかも空いているはずだ。

園長に挨拶だけをし、迎えに来た車へと乗り込む。

「残りの時間はオレのためだけに使ってくれ」

そう囁けば、大きな瞳をさらに大きくさせたチャンミンが振り返る。

はにかんだような笑みを浮かべて、嬉しそうにコクリと大きくうなずいて。

「ユノ」

「なんだ?」

「今日は、ありがとう」

「別に礼を言われることはしていない」

ただ、チャンミンに喜んでもらいたかっただけ。

少し前まではすべて自分中心で回っていた世界がいまや、チャンミンを中心に回っている。

チャンミンが喜んでくれれば、自然と楽しくなる。

オレに見せてくれる笑顔がそうさせるんだ。



to be continued.








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