雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 6

Love Again




Love Again 6



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ようやく口を利いてくれた。

初めて聞いた声は、まだどこか少年っぽさを残している。

心地よく耳に届く。

どうしても帰りみたいだけど、帰さねぇよ。

なんだろうな…。

露骨に避けられているからか、余計に構いたくなる。

普段、しないようなことまでして。

「到着」

またヘルメットにもたついているから外してやって、頭をそっと撫でる。

「好きなだけ食っていいからな?」

「…好きなだけって…食べ放題じゃないですか」

「そ。庶民の強い味方」

実際、オレの生活はカツカツだ。

家賃と、食費と、光熱費と、バイクの維持費。

それだけでほぼ給料は消えていく。

給料日前ともなれば、手元に残っているのは小銭くらい。

どうやって暮らそうかと悩むほどに。

ま、なんとか食いつないでるけど。

今月も間違いなく同じ道をたどるだろう。

最悪、実家に駆け込めばなんとかなるしな。

「先に入ってようぜ」

車とバイクでは断然、バイクのほうが早い。

思いっきり、すり抜けて来たからな。

でも、チャンミンを乗っけてるから安全運手はしてたつもり。

ひとりならもっと無茶な運転してる。

手を引いて店内へと入り、あとでふたり来る旨を伝える。

ぐいっと逃げられないようにチャンミンを奥へ押し込んで、ソファの上で胡坐をかいた。

「まずはどれから行く?いっそ、全種類制覇するか」

何しろ食べ放題だし。

頼んだもん勝ち。

若い男が4人もいるんだから、食えるだろう。

「好きにすれば?」

もう、どうでもいいという風体だ。

それはそれで好都合。

「お前、いまいくつ?ミノと同じ中学生?」

「…中3」

ぼそっと、不機嫌そうな表情で呟く。

「15?」

そうだけど、何か…と、目が語ってる。

ホント面白いな。

大体のヤツはオレに怯えて、ビクつくっていうのに…全然だ。

それどころか刃向ってくる。

しかも、地味に。

迷惑そうというか、面倒くさそうというか。

「ちゃんと学校は行ってんのか?」

「…」

「学校はちゃんと行っとけよ?後で行っときゃよかったって後悔しても遅いんだから」

「…アンタは後悔してるんですか?」

珍しくまともな言葉が返ってきた。

でも、あえて視線はメニューに落としたまま。

あからさまに食いついたら、また引くだろうし。

「まぁ…ぼちぼち?」

って言いながらも、結構後悔してたりする。

あんまりそういうのしたくないけど、こればかりは仕方ない。

まともに高校に通って、卒業できてたら…フラれなかったかもしれない、とか。

いや、どっちにしろ変わらないか。

高校に通ってたって、結局のところオレはオレ。

何も変わらない。

「とりあえず…カルビ全種類制覇してみっか」

「ハラミ」

ぽつりと聞こえた囁きにも似た声。

でも、ちゃんとオレの耳には届いていた。

「ご注文、お伺いします」

「カルビ全種類と、ハラミ全種類と、コーラと…チャンミン、飲み物は?」

「アイスコーヒー」

「です」

「かしこまりました」

メニューを閉じ、チャンミンを振り返れば頬杖をついてぼんやりと遠くを眺めている。

そういえば、スタンドでもどっか眺めてたな。

「何が見えんの?」

「…別に」

中学生とは思えないくらい疲れ切ったその表情。

オレが中学生くらいのときはもっとこう…感情的だった気がする。

胸に巣食うやるせないものをところ構わず吐き出して、暴れまわって。

チャンミンは、ため込むタイプ…なんだな。

たぶん。

オレとは正反対だ。

無意識に手を伸ばし、白いきめ細かい肌に触れてみればビクンと大きく跳ね上がる。

でも、何も言わない。

ただ責めるようにオレを睨みつけるだけ。

「なに…?」

「なんとなく」

そう。

理由は特にない。

ただ、なんとなく…触ってみたかった。

それだけ。

はぁっとわざとらしいくらい大きなため息が聞こえた。

無表情、無反応だったチャンミンが、少しずつ変わってきてる。

ちゃんと言葉のやり取りもできるようになってきたし。

「お、肉来たぞ」

まだ1回目の注文だというのに、テーブルの上にはたくさんの肉。

おまけ程度にドリンクが置かれた。

トングを手に持って、網の上に隙間がないほど肉を並べ、コーラを1口。

「焦げてる」

「え?どこ??」

「まんなか」

敷き詰めてしまったせいで、火の具合がよく見えない。

言われるまま真ん中にある肉を持ち上げてみれば、確かに焦げている。

「貸して」

ぱっとトングを奪われ、テキパキと肉を焼いていく。

うまい下手っていうのもあんまりないんだろうけど、間違いなくオレよりはうまい。

「ゴハン、食べたい」

「大盛り?」

「うん」

思いがけず、可愛い返事。

初めて中学生なんだなって、普通に思えた。

追加でゴハン大盛りをふたつ頼んで、ついでにナムル。

焼きあがるまでの時間つぶしに。

「焼けたよ?」

「お、サンキュー」

焼けた肉にタレをたっぷり絡ませ、白いご飯と一緒に口へ。

久しぶりに肉だな…。

うまい。

「ちょ…っ、お、お前らなに先に食い始めてんだよっ」

「遅いお前らが悪い」

とりあえず、時間がもったいない。

何しろ2時間の食べ放題だからな。

しかもラストオーダーはその20分前。

時間との勝負だ。

食うもの食って、腹が膨れたらまたチャンミンと話せばいい。

そう、思ってたんだけど…。

「お前、細いのによく食うな…」

ペース変わることなく、最後までパクパクと。

成長期とはいえ、食い過ぎなんじゃ…?

でも、全然止まる気配がない。

結局制限時間きっかりまで食べ続け、終了と同時に手を合わせる。

「ごちそうさまでした」

涼しい顔して、そう言いやがった。

もしかして、ものすごい兵かも。

余計に興味を覚えてしまったじゃないか。



to be continued.








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