雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 10

Love Again




Love Again 10



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



男とか、女とか、どうでもよかった。

ただ、チャンミンといると楽しい。

だから、オレのものにしたいって思った。

単純に。

なのにチャンミンのヤツは嫌だとかほざく。

でも、もう決めた。

チャンミンは、オレのものだ。

変な虫が寄りつこうものなら、殴り飛ばしてやる。

そうだ…。

エリックに釘刺しておかないとな。

あの野郎、オレの知らないところでチャンミンにキスしやがって…。

手とはいえ、許せない。

そのくせオレにはさせてくれない。

せめてほっぺただけでもと、必死に追いかけているといつの間にか目的も忘れて鬼ごっこになってる。

この歳で何やってんだかと思いながらも、楽しくて仕方ないんだ。

逃げるチャンミンの笑顔が、はしゃぐその姿が、可愛くて。

「ユノ、しつこいっ」

「お前が逃げるからだろっ」

ようやく捕獲したのは30分ほど経ってからだった。

捕まえたのはいいけど、全力で走り回ったせいでもう限界。

腕を取るなり、コンクリートの上に倒れ込んだ。

こんなに走ったのはいつぶりだ…?

小学校の運動会以来かも。

中学生の時はもう既に体育祭なんかサボってたし。

高校に関して言えば、入学はしたけど一度も登校することなく退学した。

あの時はそれでいいと思ってたけど、いまになって行っとけばよかったと後悔した。

だから、チャンミンには勉強をしてほしい。

オレと同じ過ちを繰り返してほしくないから。

なんて。

所詮、独りよがりだけど。

「チャンミン」

呼びかけてはみたが、はぁはぁと苦しそうに呼吸するばかり。

でも、表情は明るい。

肌に浮かんだ汗が月明かりに照らされ、妖しく光っていた。

酸素を欲する身体を引きずるように、起こし月明かりを遮るように見下ろした。

「なぁ、キスくらいいいだろ?」

問いかければ長い睫が震え、まぶたの裏から大きな瞳が姿を現す。

そして、小さく微笑んだ。

「嫌だ」

無理矢理キスすることもできた。

でも、しなかった。

正確には、できなかった。

「…」

そのまま腕を窄めて、覆いかぶさるように抱きしめる。

「重い」

「黙ってろ」

色気も何にもないけど…なんだろう、この満たされるカンジ。

言葉を交わさずとも、ぬくもりが何かを訴えかけているように思えた。

その小さな声を聞き取りたくて耳を澄ましても、聴こえない。

「チャンミン…」

「…?」

「チャンミナ」

「なに…?」

コンクリートの上、投げ出されたままの手。

その手が背中に回ってくれれば、聴こえるような気がする。

でも、言ってやってもらうでは意味がない。

チャンミンの意思で、チャンミンから抱きしめ返してくれないと。

「時間、大丈夫?」

「…」

どこからともなく聞こえていたエンジン音は、消え失せていた。

たぶん、移動したんだろう。

まぁ、ひとりいないところで問題はない。

ちゃんと顔は出したし、面倒だけどあいさつ回りもしたし。

だから、どうでもいい。

いまはただ、チャンミンとこうしていたい。

「ユノ?」

「大丈夫だから心配すんな」

「…うん」

ふたつの鼓動が重なり合う。

このまま、融けて、ひとつになれたらいいのにな…。

でも、そんなことはできない。

バカなオレでもそれくらいはわかる。

ゆっくりと身体を離して見下ろせば、チャンミンがゆっくりとまぶたを開いた。

呼吸は落ち着いたみたいだけど、まだ少しだけ上気している頬。

手のひらで包み込むように撫でて、微笑んだ。

「連絡、してこいよ」

「は?なに?いきなり…」

「絶対、返事するから」

「…」

微笑みが曇り、視線がすーっと離れていく。

「約束する」

「…」

「お前との約束は、絶対に守る。だから…オレのことを信じろ」

そう簡単に信じられるものではない。

百も承知だ。

オレだってそうだった。

いまでも、信じられる人間は数えるほどしかいない。

だから、チャンミンにとっての信頼できる人間になりたい。

心の中に踏み込みたい。

固く閉ざした扉をオレだけに開いてほしい。

「これから、それを証明してく」

「…なんで…?」

「さぁ?なんでだろうな」

そればっかりは、わからない。

自分のことなのに。

「よし…じゃぁ、メシ食って帰るか」

バイト、増やさないとだな。

これからいろいろ出かけたいし。

いろんなとこ連れてってやりたいし。

「また食べ放題?」

「そ。そのほうがめいっぱい食えるだろ?」

「じゃあ…今日は、僕が奢る」

「は?」

じっとオレを見つめたままの瞳。

その瞳を見つめ返していると、可愛らしい笑顔が浮かんだ。

「今日、楽しかったから。そのお礼」

仮にも中学生。

そしてオレは一応社会人。

中学生に奢ってもらうって、どうなんだ…?

「行こう?」

「そんなことしてたら小遣いなくなるぞ」

「大丈夫だよ。余ってるから」

いったい、いくらもらってるんだ…?

確かに、家を見た感じ、裕福そうではあったけど。

「あの家、愛情はないけどお金だけはあるから」

「…」

いい機会、かもしれない。

もしかしたらあまり話したくないことかもしれないけど、知りたい。

チャンミンのことを、もっと。

「両親は…」

「母さんは愛人の家。父さんは、職場近くにマンションを持ってて、そっちで暮らしてる。だから、僕はいつもひとり」

なんでもないことのように語っているけど、本当はどう思っているんだろう…。

だって、まだ中学生だろ?

まだ甘えたい年頃のはずだ。

それなのに、大人になることを強制的に促されてしまった。

オレは…まだ、母親がいたから。

「チャンミナ」

呼びかければ小さく首をかしげる。

だから、そっと頭を撫でた。

オレにはこうやってやることしかできない。

「ユノ?」

上目づかいでオレを見つめたまま、不思議そうにオレを呼ぶ。

微笑み、手を引くようにして起こした。

口に出すには、あまりにも情けない気がして。

「とりあえず…メシ、行くぞ」

「うん」

バイクを止めてある場所まで歩いて戻り、ヘルメットを被せる。

そして、走り出した。

先日来た食べ放題の焼肉店に足を踏み入れ、なんとなくまた並んで腰を下ろす。

「普通、そっち側じゃない?」

確かに。

「いいんだよ」

「狭い」

「文句言うな」

だって、隣にいたいんだ。

隣にいれば、嫌でもチャンミンに触れられる。

呆れた表情も、しょうがない人だとこぼす苦笑いも、全部オレのもの。

「あ!ちょ…っ、オレのカルビ!」

「早い者勝ち」

「この野郎…っ」

肉の取り合いして、ケンカみたいなじゃれ合いして。

焦ったって仕方ない。

オレたちにはまだ時間がある。

だから、ゆっくり知っていけばいい。

そうすることできっと、信頼関係は築けるはずだから。



to be continued.








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