雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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キ・セ・キ 15

キ・セ・キ2




キ・セ・キ 15


★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



うだうだ悩んでいるうちにチャンミンがバスルームから姿を現した。

しっとりとした肌はほのかに薄紅色に色づき、妙な色気を醸し出している。

おかげで、どこを見ていいのかわからないほどに。

また心臓がバクバク言い始めて、完全に挙動不審だ。

「ユノひょん?」

「ちゃんと拭かないと風邪ひくぞ?」

心を誤魔化すようにそう告げ、肩にかかっていたタオルで少し癖のあるその髪を優しく拭う。

「ユノひょん」

「ん?」

「昨日みたいにさらさらにしてほしいです」

少しくクセっ毛だから、普通に乾かしたのでは緩くウェーブがかかってしまう。

確かに、今日は少しふわふわしていた。

「ブラシとドライヤー、ある?」

「うん」

パタパタと駆けていき、またパタパタと戻ってくる。

手にはオレが言ったとおり、ブラシとドライヤー。

それを受け取り、タオルをフローリングへと静かに下ろした。

まずはドライヤーだけで水気を飛ばしていく。

粗方乾いてきたら、ブラシを使って髪を伸ばすようにしてドライヤーを当てる。

毎日のようにやっている作業。

取り立てて何か特別な感情を抱く作業ではないんだけど、相手が好きな人となるとやっぱり違う。

次第に髪がつややかに輝き始め、まるいシルエットができあがっていく。

昨日も思ったけど、見事にまるい後頭部だ。

まさに理想的。

「はい、完成」

鏡を見せれば、嬉しそうに笑顔を浮かべ、満足そうにうなずく。

「ユノひょんは魔法使いみたいです」

「魔法使い?」

「うん」

美容師なら誰にでもできることなんだけどな…。

でも、そういってもらえると悪い気はしない。

「何度でも魔法かけてあげるよ」

「ホント?」

「ホント。約束する」

さらに笑顔が幼くなっていく。

見てるだけで幸せになれるような可愛らしい笑顔。

また、頬にキスをしていた。

無意識に。

これは…かなりマズイぞ。

まだ決心もできていないのに、行動だけが先走ってる。

「じゃあ、オレもシャワー浴びてくるな?」

「タオル用意します」

「いや、いいよ。自分の家で浴びてくるから」

「え…?」

「ほら、着替えもないし。すぐに戻ってくるから」

「じゃ、じゃあ、一緒に行ってもいいですか?ユノひょんの家、見てみたい」

見て、面白いのか…?

だって、同じマンションだし。

隣だし。

間取りも同じで、ただ左右が逆になっているだけ。

まぁ、チャンミンが見たいっていうなら断る理由はないけど…。

「じゃあ、一緒に行くか」

「うん」

引きこもり、だよな…?

でも、部屋からは出るんだ。

出ると言っても隣の家だけど。

チャンミンが怖がっているのは人ごみだから、このくらいなら平気ってことなんだろう。

この時間なら他の住人に逢う確率も少ないし。

案の定、誰にも会うことなく隣のオレの家へと到着。

ソファに座らせ、バスルームへと向かった。

いつも通り、少し熱めのシャワー。

シャワータイムは割と長いほうなんだけど、外でチャンミンが待っていると思うと落ち着かない。

洗うだけ洗ってバスルームを出て、服をまとう。

「チャンミン?」

リビングに戻ってみれば、ソファの上で少しつまらなそうに唇を尖らしている。

「どうした?」

「…」

「チャンミン?」

さっきまでいっぱいしゃべってくれたのに、いきなりだんまり。

シャワーを浴びているわずかな時間に何があった?

膝をかがめ、俯くその顔を見上げる。

「何があったのか教えて?」

「…それ、誰ですか…?」

ようやく聞けた声。

むくれているみたいだけど。

そして、指さされたものを認め、失敗したと心の中で呟いた。

「これは…」

「彼女、ですか…?」

「正確には、元カノ、だな」

隠しても仕方ない。

バレてしまったのなら、ちゃんと話さないと。

チャンミンにウソはつきたくないから。

「元カノ…?」

「そう。ここに引っ越してくる前にフラれた」

「ユノひょん、フラれたですか…?」

改めて言われると傷つくな…。

チャンミンのおかげでだいぶ吹っ切れたんだけど。

「うん、フラれた」

「まだ…その人のこと、好きですか…?」

「どうかな…?大して好きではなかったような気がするんだ」

不謹慎かもしれないけど、そんな気がする。

確かに見た目は可愛かった。

みんなが羨ましがるくらいには。

でも、それだけだ。

たとえばデートの約束をしていたとして、ドタキャンにあったとしても”仕方ない”で済んでしまう。

なら、どこへ遊びに行こうか、と。

誰と遊ぼうか、と。

同時に、彼女が誰と遊んでいようが別に気にもならなかった。

トモダチと遊びに行く、と言えば、行ってらっしゃいと返すだけ。

そのあと、別に何を聞くこともなく。

彼女が自発的に話してくれればもちろん聞くけど、自分から聞いたことはない。

なんか…オレって意外に淡泊?

そんな気がしてきた。

「ユノひょん…?」

チャンミンの手がそっとオレの手を包む。

なんか心配させた?

その手を握り返し、微笑んだ。

さっきまで不貞腐れていたのに、いまは泣き出しそうなほど瞳が濡れてる。

もしもチャンミンと恋人になれたとして、誰かと遊びに行くっていったらオレはどうすんだろう…。

「…」

想像だけで、すげぇムカついた。

それがたとえミノであっても、ふたりきりは嫌だ。

なら、オレも一緒に行く。

いや…違うな。

どこであろうと、誰とであろうと、絶対オレもついていく。

めちゃくちゃ心狭いかもしれないけど…。

「僕…すごく、嫌な奴です」

「え?」

いったい、なにがどうして、そうなった?

話しの展開についていけない。

その間にも大きな瞳からしずくが零れ落ちて、オレの頭の中はパニックだ。

「チャ、チャンミン」

落ち着くようにと祈りを込めるように抱きしめ、頭を撫でる。

どうしようか。

なんでこんなことになった?

もう、ぐっちゃぐちゃ。

でも…ちょっとだけ冷静さを取り戻した頭の中で、囁くポジティブなオレがいる。

もしかして、妬いてくれてるんじゃないか、って。

そんなことあるわけないと思いながらも、それならば辻褄が合う。

納得がいく。

「なぁ、チャンミン」

「…はい」

頼りなく、震える声。

腹部に顔を押し付けているせいで、少しくぐもっている。

「オレのこと、好き…?」

「…好き」

子どもみたいなその呟き。

だからかな?

オレが抱いている想いと違うように感じるのは。

でも、もしかしたら同じなのかな…。

それに、言わせておいて、言わないのは失礼だし、おかしな話だ。

「オレも…チャンミンのこと好きだ」

だから、心を込めてそう囁いた。

彼女にフラれたばっかで、昨日までうだうだ悩んでて、しかも舌の根も乾かぬうちに別の人を好きになって。

オレって、最低。

チャンミンは自分が嫌なヤツだと言うけれど、よっぽどオレのほうが嫌な奴だ。

でも、好きになってしまった。

たぶん、いままでで一番。

「ホント…?」

「ホント」

なんだろうな…。

たぶん、運命ってやつなんじゃないか?

ここでチャンミンに出逢って、好きになる。

あらかじめ、定められていた道。

もう、いいや。

悪あがきはやめよう。

「好きだよ、チャンミン」

もう一度想いを告げれば、一層笑顔が鮮やかに花開く。

何度見ても可愛いな…。

「僕も、好き…っ」

ぎゅっとしがみついてきて、しかもそれが結構力が強くて。

「く、苦しい…っ」

さっき食べたものが逆流してくるんじゃないか、っていうくらい。

背中をタップすれば、慌てて離れていく。

窺うような大きな瞳。

「ゴメンなさい…」

しゅんと肩を落とし、不安げな表情で。

そんなことで嫌いになんかなるわけないのに。

「さて…そろそろ寝るか」

「うん」

一応、両想いってことでイイんだよな?

恋人ってことで。

たぶん、そのはず。

でも、なんら昨日と変わってない。

すっかり抱き枕状態。

長い手足が身体に巻きついていて、胸元から穏やかな寝息が聞こえる。

当然のごとく、眠れるわけがない。

「ホントに同じ”好き”かな…」

なんか、ちょっとズレている気がする。

けど、まぁいいか。

なんとなく幸せだし。

焦る必要はない。

じっくりお互いを知って、ゆっくり想いを深めていけばいい。

まだ、オレたちは知り合ったばかりなのだから…。



to be continued.








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