雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 13

Love Again




Love Again 13



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ユノのぬくもりがあまりにも心地よくて、安心しきってしまって、涙を止めることができなかった。

気づかれないようにしようと思っているのに嗚咽がこぼれてしまう。

そんな僕を、ユノはただ抱きしめてくれていた。

頭を撫で、背中を撫で、ただ優しく。

「ゴメン…もう、大丈夫」

どれくらいそうしていたのか。

離れてみるとユノのシャツは僕の流した涙で色が変わってしまっていた。

どうしようかと悩んでいると、また引き戻されてユノの腕の中。

そのままゴロンと横に倒れ、添い寝状態。

「ユノ…?」

「いいから。もうちょっと、このまんまでいろ」

トクン、トクンと聞こえる鼓動。

ゆっくりと上下する胸。

手を添え、目を閉じた。

ホントは僕も、もうしばらくこのままでいたかったから。

「今日…泊まってけば…?」

独り言のような小さな呟きだけど、ユノのその声はちゃんと僕の耳に届いた。

どうせ、帰ってもひとり。

それならば、今日くらいはせめてユノと一緒にいたい。

胸に寄り添ったまま、頷いた。

「鍋、すっか…」

「え?」

なんでいきなり鍋?

話しが飛躍しすぎててついていけない。

「ほら、鍋ってひとりじゃできないだろ?」

「…」

確かに。

僕も鍋なんて久しく食べていない。

「決まり。ほら、買い物行くぞ。もう歩けるだろ?」

甘い雰囲気が一転して、慌ただしくなる。

無理矢理に引きずり起こされて、ずるずると外へ。

もう…。

ユノはホント、勝手。

手を繋いで最寄りのスーパーへと向かい、カートの中にどんどん具材が詰め込まれていく。

「何鍋?っていうか、作れるの?」

「料理なんざしたことねぇ」

「…」

つまり、僕に作れっていうことか…?

自分で食べたいって言いだしておいて。

「なんとかなんだろ?鍋くらい」

まぁ、確かに今はスープの元とか売ってるから、それに具材を入れればいいだけだけど。

「あ、鍋も必要だな」

「そこから!?」

「自慢じゃないけど、インスタントラーメンくらいしか作ったことねぇし。それ用のちっちゃい鍋しかない」

「ホントに自慢にもならないし」

いったい、どういう食生活をしてるんだ?

呆れを通り越して、心配になる。

「お、カキ。うまそうだな」

いったい何鍋を作るつもりなんだろう…。

さっぱりわからない。

だって、カゴの中には大根やら人参やらじゃがいもやら玉ねぎやら。

かと思えば鮭とカキとタラと豚肉。

統一感はゼロ。

「何鍋?」

「闇鍋」

「…」

確かに闇鍋にはなりそうだ。

スープ選びに失敗したらとんでもないことになりそうなくらい。

しまいにはアイスクリームまで入って、カゴは山盛り。

いったい何食分?

いや、そもそも何人分?

「あ…」

レジに並んでいると聞こえてきた声。

振り返れば、サイフに視線を落としたまま目を見開くユノがいた。

「ちょ、ちょっと金下ろしてくる」

「いいよ。僕が出すから」

「いやいや。オレが食べたいって言ったんだし」

「一晩泊めてくれるんでしょ?そのお礼」

ATMに走り出そうとするユノを引き留め、会計を済ませた。

「ユノが持ってね?」

特大ビニール袋2袋に満載の食料。

重さが均等になるように分け、ユノへと差し出した。

「これじゃ手、繋げねぇじゃん」

両手にずっしり袋を提げ、不貞腐れたように呟く。

唇を尖らせるユノに微笑み、仕方がないと腕を絡めた。

「これならいい?」

腕を組むの初めてだな、なんて。

不貞腐れ顔が一気に笑顔に変わり、鼻歌まで飛び出す。

この前、ガソリンスタンドで流れていた曲だ。

サビが印象的だったから覚えてる。

ユノに合わせて歌いながら来た道を戻り、再び家へ。

狭いキッチンに並んで立ち、ユノの危なっかしい包丁づかいにひやひや。

「危ないから、向こうで座ってて!」

「大丈夫だって」

全然、大丈夫じゃない。

見てるこっちの心臓が持たないよ。

いつか指を切ってしまいそうで。

そんなやり取りをしているうちに、昼間の出来事など綺麗さっぱり忘れていた。

ふたりしかいないのに、なぜか2種類の山盛り鍋を囲んで。

ゴハンもどんぶりに山盛りよそって。

食べきれないかもって思ったけど…おなか、空いてたみたい。

気づけば見事に空っぽになってた。

少し休んでから後片付けをしていると、ふと置きっぱなしになっているものが目に入った。

「あ…」

「ん?どうした?」

「これ、入れ忘れちゃった」

「あ~…」

置き去りになっていたのは、ユノがうまそうだと言ってカゴにいれたカキ。

どうしようか…。

悩んでいると、横から伸びてきた手がパックを持ち去っていく。

止めるより先に、口へと運んでいた。

「うん、うまい。チャンミナも食えよ」

確かにおいしそう。

進められるまま手を伸ばし、パクリと1口。

まるでデザートみたい。

カキがデザートになんてなるわけがないのに。

「シャワー、一緒に浴びる?」

「浴びない」

「なんだよ…イイじゃん。少しくらい。な?」

「ダメ」

「ケチ」

ケチって何…?

一緒に入ってこようとするユノを押し出して、なんとかひとりでのシャワータイムをゲット。

シャワー浴びたら、さっぱりした。

「ほら、着替え」

「ありがと」

入れ替わるようにユノが中へ進み、僕は渡された服をまとった。

ふわりと香るユノのにおい。

抱きしめられている錯覚を覚える。

ここでユノはひとりで暮らしてるんだな…。

改めて部屋を眺め、そんなことを思う。

僕も、いつか実家を出てひとりで住みたい。

そうすれば、少し前向きになれる気がするから。

「チャンミナ?」

振り返ればパンツ1枚で、バスタオルでガシガシと頭を拭くユノの姿。

わかってはいたけど、逞しい身体だ。

「どうした?」

「ううん、なんでもない」

「そうか…?」

「うん」

怪訝そうなその表情。

視線をそらし、明日また着ることになる制服を綺麗に畳んだ。

また明日も学校だ。

でも…ちょっと、帰るのが怖いかな…。



to be continued.








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