雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DIRT 52

DIRT 52

「ただいま~」

初めてかもしれない。
こんなに早く帰れたのは。

意気揚々と靴を脱いで中へと踏み出せば、入れ替わるように彼がやってくる。

「アンディ兄」

小声で呼びかければ手を上げて応える。

チャンミンは彼がオレの友人だとは伝えていない。
あくまでも家政婦として雇っている人間だと思っている。

ゆえに、あまり公に会話できないでいた。

「少し不安定みたいだね」

通り過ぎるその合間に小声でそう告げ、しゃがみ込みながら靴を履く。

「楽しい誕生日を」

たった一言だ、それだけを告げアンディは振り返ることなく去って行った。
その背中をしばらく見送り、オレは部屋へと向かって歩き出した。

「ん?」

いつもなら扉にはめられたガラスから光が漏れているのに、今日はない。
不思議に思いながらも扉を開き、オレは目を見開いた。

「おかえり、ユノ」

穏やかな微笑みと優しい眼差し。
不安定と言っていたから心配だったが、大丈夫そうだ。

「すっげぇ、ご馳走~っ」

カバンを受け取りながら後ろへと回ったチャンミンが甲斐甲斐しくコートを脱がす。
いつもとは違う対応に戸惑いながらも、心は浮かれる。

ゆらゆらと揺れる蝋燭の淡い光に映し出された、たくさんの料理。
しかも、どれもオレの好きなものばかり。

早く帰るためにとお昼を抜いたせいか、余計に胃袋を刺激する。

「着替えが先ですよ?」

そのまま席に着こうとしたオレを窘め、部屋へと急かす。

いっそ、このまんまでいいと言いたいところだが、チャンミンはそれをよしとしない。

おそらく、オレの食べ方があまりキレイとは言えないからだろう。

よく食べこぼしたりとか…。

「すぐ着替えてくるっ」

慌てて部屋へと駆けこみ、適当な服をピックアップする。

脱いだものを投げ捨てれば追いかけるように入ってきたチャンミンが受け取り、ハンガーへと吊るしていく。

スーツはきっちりクローゼットへ、ワイシャツは専用のカゴの中へ。

ひとりだったなら散らかり放題の家もチャンミンとアンディのおかげでその影もない。

家族が見たらさぞ驚くことだろう。

「ユノ?」

部屋を見渡していると不意に声がかかった。

声のしたほうへ顔を向ければ、扉の隙間から顔だけをのぞかせたチャンミンの姿。
足取り軽くチャンミンへと歩み寄り、そっと頬に口づける。

するとチャンミンもまたオレに優しいキスをくれた。

「せっかくの料理が冷めちゃいますよ?」

「もうちょっとだけ」

ぎゅっと背中から抱きしめ、背中に耳を寄せる。
かすかに聞こえてくる鼓動。

ホント、夢みたいだ。

こうしてチャンミンが手の届くところにいる。
去年の今頃には絵空事だっただけに、いまがとても幸せだった。

「チャンミン…」

呼びかければ手が優しく包み込まれる。

きっと、チャンミンもオレと同じように思ってくれてる。
そんな気がした。

「ユノ」

「ん~…?」

「今日、抱いてもいいですか?」

夢見心地だった思考が一気に現実へ引き戻される。

いま、なんて言った?

「ダメ、ですか…?」

「んなこと言ってないだろっ!ちょ、ちょっと驚いたっていうか…その…」

改めて言われると恥ずかしい…。

口ごもっているとチャンミンがゆっくりと振り返り、俯くオレの頬を両手で包み込んで上向かせる。

「顔、真っ赤ですよ?」

「…っ」

しょうがないだろっ!と叫ぼうとして、唇が塞がれた。
幼い口づけじゃなくて、身体の芯が熱くなるような大人のキス。

「チャ、チャンミン…っ」

「…」

ゆっくりと、名残惜しむように唇が離れていく。

激しい口づけとは裏腹に、抱きしめる腕が優しくて、それが頼りなく思えて、オレは想いのたけを伝えるように強く抱きしめ返した。

きっと、またチャンミンは揺れている。

自分が汚れていると思っているから。

「好きだよ、チャンミン」

「ユノ…」

「愛してる」

その言葉に、腕が窄まった。

オレの想いを受け止めてくれるように、息苦しさを覚えるほどキツイ抱擁だった。

53へ続く。



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コメント

やっと、前へ。。。すこぅしずつかな?
でも、、、心って(自分の心なのに)
自分の思い通りにはならない物...
だからね。。。

コメント

Re: タイトルなし

yumi 様

見えない心。
癒すにしても、闘うにしても、一番厄介ですよね。
でも、チャンミンもユノも頑張ってます!
応援してくださいね(*´ω`*)

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