雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 20

Love Again




Love Again 20



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ぴたりと寄り添うようにして過ごした時間。

交わした言葉は少ないけれど、それでも心は満たされた。

そろそろ時間だと準備を始めれば、大きな瞳がずっと後をついてくる。

捨て猫みたいな瞳。

何が言いたいのかなんて、わかりきってる。

でも、言えないのはチャンミンなりに考えての結果なんだろう。

それに、もしもチャンミンが思っていることを口にしたとしても、オレには叶えられない。

これは避けて通れない道だから。

だって、このまま放置したらまたチャンミンに危険が及ぶかもしれない。

オレが行かずとも誰かがやってくれるかもしれないが、どうしても自分の手でやりたい。

チャンミンを守るのは、オレの役目だから。

オレだけに与えられた使命だから。

なんて、ただの自己満足なんだけど。

それに…今日、話すつもりなんだ。

エリックに。

これが終わったら抜ける、って。

どういう判断をエリックが下すかはわからない。

でも、もう決めた。

見つけてしまったんだ。

唯一、特別だと思える人を。

その人のためなら、変われる。

なんだって、できる。

臆病者と言われても、卑怯者と罵られても構わない。

チャンミンに心配をかけたくない。

「じゃあ、行ってくるな?オレが帰ってくるまでここでおとなしく待ってんだぞ?」

「…」

言葉なく、チャンミンは小さくうなずいた。

俯いたままに。

気持ちが痛いほど伝わってくる。

でも、これが最後だから。

次はない。

そっと頭を撫で、抱きしめたい衝動を堪える。

抱きしめるのは帰ってきてからでいい。

もしも抱きしめてしまったら、離せなくなってしまうから。

振り切るように背を向け、扉を閉めた。

「…」

泣いている、気がする。

声は出さずに。

自分で扉を閉ざしたのに、開いてすぐさま抱きしめたい衝動。

握りしめた手で扉に触れ、額を押し付けた。

今日が、最後なんだ。

もう、次はない。

そして、歩き出した。

バイクに跨り、エンジンをかけ、スロットルを開放する。

振り返ることはしなかった。

集合場所が近づくにつれ、低いエンジン音が大きくなる。

腹を揺さぶるようなその音。

「ユンホ」

真っ先に声をかけてきたのはドンヘだった。

手を挙げて答え、小さく息をつく。

「エリックひょんは?」

「反対側にいる」

「じゃあ…ちょっと先に話してくる」

たぶん、終わってからでは遅い。

速攻家に帰らないとだし。

「頑張ってこいよ」

「何をだよ」

話すのに頑張るもクソもない。

ただ、ありのままを話すだけだ。

頭を下げる仲間に軽く応じながら、建物の反対側へ。

リーダーなんてやってるクセに頭を下げられるのが嫌いで、いつもちょっと離れたところにいる。

こうやって集まると、大概にしていつの間にか来てて、いつの間にかいなくなってる。

神出鬼没、ってヤツだ。

でも、慕う者は多い。

なんだかんだ、面倒見がいいんだよな。

スモークでまったく中の見えない、真っ黒な車。

後部座席の窓を軽くノックすれば、少しだけ窓が開いた。

その隙間からかすかに人影が見える。

「ちょっと話したいんだけど、いい?」

「乗れ」

促されるまま後部座席の扉を開けば、タバコの香りが流れ出てくる。

相変わらずのヘビースモーカーだ。

「で?改まってどうした?」

「今日を最後に、チームを抜けたい」

「この前の小奇麗なガキか?」

「…」

言わずとも、気づいていたんだろう。

エリックは驚くこともなかった。

「ちょうどいいんじゃねぇか?お前もいい歳だ。引退の頃合いだろ」

暗すぎて、表情はわからない。

でも、声音はいつもとなんら変わらなかった。

「でも…残念、だな。オレの後釜はお前にって思ってたんだけど」

「エリックひょん…」

「大事なもん、見つけちまったんだろ?」

脳裏に浮かぶのは、家においてきてしまった人。

ひとりで、何をしてるだろうか。

泣いてはいないだろうか。

思い出すと、そればかりが頭の中を埋め尽くしていく。

「オレは、引き際を誤った。だから…お前は、間違えんな」

確かに、歴代のリーダーは大概にし二十歳になると同時に引退した。

でも、エリックはすでに24歳。

先代からチームを引き継いで、早6年だ。

オレがここに紛れ込んだのがその頃。

このチームの連中とは知らずにケンカ売って、ボコボコにされたのがきっかけ。

「それにな…そろそろ、解散しようかと思ってんだ」

「え…?」

「半端もんに必要な場所をと思って続けてきたけどさ、逃げ場所にはなりたくねぇんだ。いずれ、みんな社会に出ていく。いつまでもここにしがみついて、いきがって、大人に反発してるってのもどうかと思ってな」

確かに、そういうときは来る。

オレみたいに。

オレにとってのきっかけはチャンミンとの出逢いだった。

「それに、オレ自身、もういい大人だかんな」

「エリックひょん…」

「ま、というわけだ。抜ける、じゃなく引退。でも、引退するからって今日のケンカ、手抜きすんじゃねぇぞ」

「当たり前だ」

引退ならば、儀式はない。

たぶん、エリックの計らいなんだろう。

でも、それでいいんだろうか…。

だって、事実引退ではなく抜けることになる。

仲間を残して。

「引退パレード、するか?」

「い、いらねぇよ」

しかもそれは、リーダーが引退するときだけにするものだ。

オレは単なる切り込み隊長。

必要もないし、やりたくもない。

「残念」

こいつ…完全にオレで遊んでる。

まぁ、いまさらだけど。

「で、就職口はあんのか?」

「いや…これから、探す」

「なら、うちに来るか?」

「は?」

目を細めながら紫煙を吐きだし、振り返る。

そこには不敵な笑みがあった。

出逢った時と同じその笑みに懐かしさがこみあげる。

「うちっつっても、まだ親父の会社だけどな。整備士募集してんだ。資格はねぇけど、お前なら即戦力になる。働きながら資格は取ればいい」

初めて知った。

まぁ、いいとこの坊ちゃんなのはなんとなく気づいてたけど。

「気が向いたら連絡しろ」

いままで散々世話になったし、迷惑もかけてきた。

その上、また世話になるのか?

確かに社会人となるには一番の近道かもしれない。

でも、それでいいのか?

エリックの優しさに甘えてしまったら、意味がない気もする。

「時間だ。そろそろ行くぞ」

「…あぁ」

とりあえず、後回しだ。

いまは、あのふざけた連中をぶっ潰す。

二度とチャンミンに手を出せないように、二度と立ち上がれないように。

車から降り、速足でバイクの元へと戻る。

既に仲間は臨戦態勢。

言葉を交わすものはなく、眼だけがギラギラしてる。

さっさと終わらせて、チャンミンのところに帰らないとな。

きっと、心配してるから。

そして誰からともなく走り出す。

交通ルールなんてオレたちの前には意味がない。

信号を無視し、連中の溜まり場へ。

これが、オレの最後のケンカだ。



to be continued.








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Re: おはようございます。

け◇こ 様

お久しぶりです!
コメントありがとうございますm(__)m
原作ではカニなんですけどね、やっぱり牡蠣のほうが現代にはしっくりくるかと(´∀`*)ウフフ
葉月もSHINeeの『君のせいで』は好きなんです♡
特に、”優しさなんか覚えてしまった…”のくだりが(笑)
まさしく、ってカンジですよね~( *´艸`)

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

臨戦態勢はこっちのほうが正しい使い方ですから!
相当脳みそが腐っておりますな(笑)

エリックさんが嫌な奴になるワケがないじゃないですか~(´∀`*)ウフフ
何しろ、愛があるんで♡

ホットロード、見てみます?
貸しますよ?

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