雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 27

Love Again




Love Again 27



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



涙は、枯れることなく流れ続ける。

できるなら、このまま干からびて死んでしまえばいいのに。

それくらい胸が苦しくて、痛くて。

ユノがいればそれでいい。

そう思う反面、両親に捨てられた感覚が胸を締め付ける。

諦めながらも心のどこかで信じてた。

僕はいらない子じゃないって。

いつか戻ってきてくれるって。

なのに…。

父にとっても、母にとっても、僕は大した存在じゃなかった。

まざまざと突き付けられた現実。

可能性という名のナイフが、胸に食い込んでいく。

自力では抜けないほどに深く。

僕は、どうしたらいいんだろう…。

どう足掻いても僕は中学生で、誰かの負担になるしかない。

このまま、ユノの負担になるのは嫌だ。

でも、仕事さえまともにできない。

いっそ、中学校を卒業したら就職してしまおうか。

そうすれば少なくとも負担は最小限で済む。

卒業まであと半年ほど頑張れば。

でも…。

ユノはたぶん、僕が就職することを良しとしない。

進学を望んでいる。

けれど、進学をする意味がわからない。

仮に進学をして、何をすればいい?

何を学べばいい?

そんなことに時間を割くくらいなら、働いたほうがよっぽどためになる。

僕は、どうしたらいいんだろう…。

「チャンミナ?」

扉越しに優しく呼ぶ声が聞こえる。

泣いていては迷惑をかけてしまう。

一生懸命顔を拭うけど、次から次に涙は溢れてきてきりがない。

声を出そうにも、嗚咽ばかりが先行する。

「開けるぞ?」

「…っ」

慌てて扉を両手で押さえた。

「チャンミナ?」

ダメだ。

いま、顔を見られるわけにはいかない。

きっと、酷い顔をしてる。

「手、どけて?」

唇をかみしめ、かぶりを振った。

もうちょっとだけ、時間が欲しくて。

きっと、すぐ落ち着くから。

大丈夫だから。

だって、わかりきってたことじゃないか。

必要とされていないことくらい。

それこそ、いまさらだ。

また、いつものように諦めればいいだけなんだから。

「チャンミナ」

なのに、涙ばっかりどんどん溢れていく。

止め方さえわからない。

もう頭の中も心の中もグチャグチャ。

収拾がつかない。

気ばかり焦ってしまって。

そして、これ以上は我慢できないと言わんばかりに、扉が静かに開く。

抑えつけてるのに、それを苦ともせずに。

「ひとりで泣くな」

「…っ」

上から降ってくる声。

同時に、包み込まれた。

打ち付けるシャワーがユノもろとも濡らしていく。

あまりにもそのぬくもりが優しくて、もう堪えることはできなかった。

子どもみたいに、ユノの腕の中で泣きじゃくる。

ただ、悲しくて。

ただ、悔しくて。

どれくらい泣いて、いつ寝たのか、わからないくらい。

気づくと朝になっていて、ものすごく頭が痛くて、まぶたは重くて。

「起きたか?」

「…」

ユノ、だ。

でも…ここはどこだろう…。

頭がぼーっとしていてあれだけど、知らない景色。

「チャンミナ?」

手のひらが目の前をひらひら。

意識を確認するように。

「大丈夫か?」

どうにもだるくて返事の代わりに瞬きをした。

すると、ちょっとだけほっとしたように表情が和らぐ。

「お前、熱あったんだよ。だから、実家に連れてきた」

熱…?

そんなの、いつ振りだろう…。

体調不良で学校すら休んだことないのに。

「そばについててやりたいんだけど、バイト休めないから…ゴメンな?なんかあったら、おふくろ呼んで?」

そう、だよね…。

ユノにはユノの生活があって、しかも僕っていう重荷まで背負って。

ホント、申し訳なくなってくる。

「泣くなよ。行けなくなるだろ?」

困ったように微笑んで、抱きしめてくれる。

もう、何度抱きしめられたかな…。

両親から抱きしめてもらったことはなくて、抱きしめてくれたのはユノだけ。

このぬくもりしか知らない。

「終わったら、速攻帰ってくるから。ほら、コイツもいるから寂しくないだろ?」

ずいっと押し出されたのは、トラのぬいぐるみ。

わざわざ持ってきてくれたんだ。

「じゃあ…また、後でな?」

まぶたに口づけが施されれば、またまぶたが下がっていく。

どうにもだるくて、眠くて。

もう、このまま目覚めなくてもいいかな…なんて。

でも…もしもそうなったらユノが悲しんでしまう。

だから、できない。

早く、元気になろう。

ユノと一緒に生きていくんだから、ここで立ち止まっている暇はない。

進まなきゃ。

前だけを見て、ただひたすらに。

大丈夫。

きっと、大丈夫だから。

ユノさえいてくれれば、なんだってできる。

そう、自分の言い聞かせた。

次に目を覚ますと、隣にユノの姿があった。

意志の強い、切れ長の瞳がいまはまぶたの裏に隠れている。

さっき目覚めた時よりはだいぶ身体も軽くて、頭も幾分はっきりしてる。

手を伸ばしてそっと頬に触れてみれば、まつ毛が小さく震えた。

「ん…?チャンミナ…?」

起こしちゃったという罪悪感と、ユノがそばにいるという安堵。

自然と微笑んでいた。

あんなに辛かったのに、いまも辛いのに、まだ笑えるんだな…。

僕って、意外と頑丈なのかも。

「大丈夫か?」

「うん」

いつものように声を発してみたつもりだけど、かすれてるし、弱々しいし。

おかげでユノは苦笑い。

「あんま大丈夫じゃなさそうだな」

言い返せないや。

誤魔化すように笑ってみてもやっぱり、納得させる力はない。

まだ、もうちょっと時間がかかりそうかな…。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

泣かせたおふくろです(笑)
そこに引っかかるということはまだホットロードを観てないようですねwww

チャンミン君の心の傷はかなり深いようです(T_T)
元気なチャンミン君に戻れるかな?
それにはユノ様が肝要!
とはいえ、いまのチャンミン君は素直にユノ様を頼れないような…。
う~ん…難しい(-"-)

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