雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 32

Love Again




Love Again 32



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ユノが、轢かれた。

それは突然の出来事だった。

今日のことは伝えていないはずなのにいきなり現れ、帰れと言うオレの言葉を無視してついてきた。

結果が、これだ。

しかも轢かれた理由が、飛び出してきた猫を避けようとして反対車線に飛び出し、不幸にもやってきたトラックに轢かれる始末。

ホント、笑い話にもなんねぇ。

ヘルメットしてりゃ、ここまでの大惨事にはならなかっただろう。

でも、ユノは何度言ってもノーヘル。

いつ死んでも構わないと。

そのくせ、いざこういうことになったら死にたくねぇとかほざく。

考え方を変えちまうほどの人に出逢ったからだろう。

トラックに跳ねられた身体は5mほど浮き上がり、そして固いコンクリートの上に叩きつけられた。

衝撃でバウンドし、動かなくなる。

それは、まるでスローモーションのようだった。

慌てて車から飛び降りて、駆け寄った。

でも意識は、ない。

ただ、うわ言のように愛しい人の名前を呟き、死にたくないと繰り返す。

なんで来たんだと、心底思った。

ぶん殴ってでも帰らせればよかったと。

こんなにも後悔したのは、たぶん人生で初めてだ。

ホントに、ムナクソ悪い。

思い出したくないのに、記憶に深く刻まれてしまった。

しかも、後味が悪すぎる。

親父に頭を下げて脳外科の専門医がいる病院を紹介してほしいと頼んだが、生憎と伝手はない。

自力で画策するも、受け入れてくれる病院がない。

けど、諦めるわけにはいかない。

こんなところで死なせてたまるか、と。

躍起になって探しているところにドンヘから連絡が入った。

医者が見つかった、と。

どういうことかと気になったが、これで助かると喜び勇んだ。

聞けば、先進高度医療でも名高い大病院。

院長は脳外科のプロフェッショナル。

これほどに心強いことはない。

でも、なぜ引き受けた…?

コネクションでもない限り、絶対にムリだ。

理由は聞けないまま、病院に駆けつければすでに手術中。

手術は実に5時間にも及んだ。

誰も言葉を発することなく、祈るようにただ手術室の前で待ち続けて。

手術中の紅い血を思わせるランプが消え、扉が開く。

ストレッチャーの上には痛々しいほどに頭を包帯などで保護されたユノが横たわっていた。

思わず、駆け寄った。

ただひとりを除いて。

残ったのは、真っ先に駆けつけるだろうと思っていた人。

その人は立ち上がったものの、何かを堪えるように手を握りしめ、歯を食いしばり、ユノを見送っていた。

なぜ?

どうして??

嫌な予感を感じ、足は止まっていた。

「チャンミン、来なさい」

「…はい」

チャンミンの、知り合い…?
いや、知り合いってレベルじゃない。

「チャンミン」

おそらく執刀医だろう男に連れられて行くところを慌てて引き留めた。

ユノがいないいま、代わりに守らなきゃ…そんな使命感が働いたんだと思う。

ぐらりと揺れる身体。

慌てて手を伸ばしたが、かろうじて踏みとどまった。

「すみません…大丈夫、です」

「どう見ても大丈夫じゃねぇだろ」

顔は血の気が失せ、目はうつろ。

まるで、生気がすっぽり抜け落ちたかのよう。

「この人は…?」

「…」

「部屋にいるから話が終わったら来なさい」

「…はい」

命令口調が癇に障る。

でも、それでなんとなく理解してしまった。

うちの親父、そっくりだ。

子どもだからと所有物みたいに扱い、意思なんて関係ない。

命令通りに動くと思い込んで疑わない、バカな大人。

オレの親父はようやくオレの言葉に耳を傾けてくれるようになったけど、コイツは違う。

チャンミンの意思をすべて無視して、思い通りに動かそうとしている。

そんな威圧感がひしひしと伝わってくる。

「お前…」

「エリックひょん」

ただでこんな腐った大人が動くわけがない。

何かしら条件を提示しているはず。

それを聞こうとしたが、思いがけずチャンミンに遮られた。

俯いていた顔が持ち上がり、オレを見つめる。

「ユノのこと、お願いします…」

その言葉で、想像が正しいことを悟った。

同時に怒りが込み上げてくる。

「いいんです。ユノが無事なら、それで」

「いいわけないだろっ」

「だって、死んでしまったら二度と逢えないじゃないか…っ」

「…っ」

虚ろだった瞳に、ある種の感情が宿る。

それは、まぎれもなく憤り。

こうするほかにどんな方法があったのか、と。

ユノを死なせないためには他に何ができたのか、と。

何も、言い返せない。

どうにかするって言っておいて、結局何もできなかった。

危うく、死なせるところだった。

助かったのは、チャンミンが自らを犠牲にしたおかげ。

「僕は…ユノに、生きててほしい…っ。たとえ、逢えなくなっても…」

見開かれた瞳から、涙があふれていく。

ぽろぽろと。

その痛いほどの悲しみを前に、なすすべがない。

去っていくチャンミンを、見送るしかなかった。

残ったのは、ちっぽけな人間。

人ひとりも救うことができず、若い命を犠牲にするしかなかった大バカ野郎だ。

「くそ…っ」

後悔しても後悔し尽くせない。

ユノは、起きたらなんて言うだろうか…。

あんなにも必死に彼を求めているのに、目覚めたときにはたぶん、もういない。

大切な人を失って得た命にどんな意味がある?

生きていればというけれど、逢えるという保障さえないのだから。

感情を整理するためにベンチでただひとり、頭を抱える。

でも、すぐに処理できるものではない。

数日後には集中治療室から一般病棟へと移動。

それも、個室。

手配したのはおそらく、チャンミンだろう。

でも、その当の本人は一度も姿を現していない。

深夜の面会時間外。

とりあえず顔だけでも見ていこうと病院に足を踏み入れた。

「…」

そこに、チャンミンはいた。

眠るユノの手を取り、祈るようにしながら。

それが、オレが見たチャンミンの最後の姿だった。



to be continued.








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Re: おはようございます。

け◇こ 様

ホント、切ない展開ですね…(T_T)
まだチャンミン君の心の傷も言えていないうちにこの展開。
目覚めたユノ様を想うとまた切なくて…。
いったいどうなっちゃうんでしょう?

5次元なんです(笑)
きっと解析不能だとwww
こちらは雪は降らず、北風ピープーです(;^ω^)
今日はお休みだったので、北風にさらされることなく家でまったり♡
明日、どうなっていることか…。

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

2位浮上!
読んだのがお家でよかったですね~( *´艸`)
新大久保で大号泣ってのもちょっと見たかった気はしますが(笑)
いったいこれからどうなっちゃうんでしょうね~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント、辛いですね…(T_T)
お父様は相変わらず自分勝手だし(-"-)
チャンミン君にはユノ様が必要で、ユノ様にはチャンミン君が必要。
なんでそれをわかってくれないんでしょう?
目覚めたユノ様はどうなるのかな?
そしてチャンミン君は?
まだまだ問題が山積しとります(;^ω^)

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