雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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キ・セ・キ 44

キ・セ・キ2




キ・セ・キ 44


★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



おいしい和菓子を食べ終えて隣を見やれば、なぜか悲しそうな表情。

なんで?

僕、なんかした?

それとも、知らない間に何かあった?

「ユノひょん…?」

「ん?」

「何かあったですか?」

「なんでもないよ」

「ウソです」

絶対になんかあった。

どうして僕にウソをつくの?

隠すの?

「あ~…」

ばつが悪そうに苦笑い。

視線をそらして、ぽりぽりと頭をかいて。

「旅行が終わったら話すよ」

「嫌です。いま教えてください」

気になって仕方ない。

ユノが悲しんている理由が。

しかも、隠しごとなんて…嫌だ。

ユノのことはなんでも知っていたいから。

「ユノひょん」

「いまは、旅行を楽しもう?な?」

楽しめるわけがないじゃないか。

責めるように見つめていると、じわりと視界が歪む。

泣くのは卑怯だ。

でも、勝手に溢れてきてしまう。

「チャンミナ」

困ったような微笑み。

瞳だけは悲しそうに揺れていて、なのに必死に隠そうとしている。

手を伸ばして、僕の頭を撫でて。

してほしいのは、そんなことじゃない。

そんなことで誤魔化されるはずもない。

「とりあえず…部屋に行こう?な?」

「部屋に行ったら、話してくれますか…?」

「…わかった」

そんなに言いづらいこと…?

いったい、何があったんだろう…。

嫌な予感しかない。

聞きたいっていう気持ちは本物だけど、ホントは聞くのが少し怖い。

何を言われるんだろう。

やっぱり、僕、何かしちゃったのかな…?

「お待たせしました。ご案内します」

「お願いします」

戻ってきたキムさんへの対応はいつも通り。

僕には無理だ。

「どうかされましたか?」

「いえ…ちょっと疲れちゃったみたいです」

「お夕食までまだお時間がありますから、ゆっくり休んでください。お部屋からの眺望も当ホテルのオススメのひとつですから」

少し高台のあるホテル。

昔、送ってもらった写真で見た。

とても綺麗で、大切な人ができたら一緒に来ようと思ってた。

だから、ちょっと無理言ってお願いした。

さっきまですごく楽しくて仕方がなかったのに、いまは楽しめない。

「こちらが非常階段になります。大浴場と大露天風呂は1階にございます。24時間いつでもお楽しみいただけますので。それと、2階がお食事処となっています。ロビーと売店は3階となっておりますのでお間違えないようにお願いいたします」

「はい」

「あと…お食事ですが、何時ごろがよろしいですか?18時から20時の間でしたらいつでもご用意できますが」

「じゃあ…19時でお願いします」

ちらっとユノが僕を伺ったけど、反応できなかった。

何を言われるのかと不安で。

「こちらがご宿泊いただくお部屋です。ご友人の方はお隣の607号室ですので」

「わかりました」

「あと、何か御用の際はお電話ください。フロントは内線9番となります。おふたりとも身長がお高いので、浴衣も一番大きいものを用意させていただきました。どうぞご利用ください」

キムさんの説明も耳を素通り。

全然頭に入ってこない。

「それと、2階は娯楽施設となっております。カラオケや卓球、ビリヤード。あと居酒屋なんかもありますので、少しお休みいただいて余裕があるようでしたらぜお試しください」

「ありがとうございます」

荷物を部屋の隅へと下ろし、キムさんは去っていった。

かすかに扉の閉まる音が聞こえる。

それと同時に、腕を引かれた。

「チャンミナ」

優しく抱きすくめられ、堪えていたものが溢れだしそうになる。

そのぬくもりに。

「ユノひょ…っ」

「とりあえず落ち着けって…な?」

優しくされればされるほど涙っていうのはこぼれるわけで。

だから、ユノのそれは逆効果。

でも、離れられない。

ぎゅっと子どもみたいにしがみついて、こぼれそうになる嗚咽を必死にこらえて。

「オレ、すっかり忘れてたんだけどさ…来月、研修でイタリアに行かないとなんないんだ。それ、さっき思いだして…ちょっとヘコんでた」

「ふぇ…?イタリア…?」

いったい何の話?

研修?

イタリア?

驚いて顔を上げれば相変わらず困ったような微笑み。

背中を撫でていた手で頬に触れ、溢れて零れ落ちた涙を拭ってくれる。

「ん。1か月」

「…」

「オレ、耐えらんないかも。チャンミナに1か月も逢えないなんて」

「…」

頭が、真っ白。

あんまりに驚き過ぎて、涙がすーっと引いていく。

「せっかくチャンミナが企画してくれた旅行だからさ、めいっぱい楽しみたいし…だから、水差すようなこと言いたくなかったんだ。ゴメンな…?」

もっと、違うことを言われるのかと思ってた。

嫌われるようなことしちゃったかもって。

だから、安心した。

なんだ、そんなことかって。

「1か月で、帰ってくるですよね?ちゃんと、帰ってくるですよね?」

「当たり前だろ?」

その言葉に、自然と笑っていた。

「なら大丈夫です!」

「そ、そっか…」

「うんっ」

だって逢えないわけじゃない。

たった1か月だ。

電話だってできるし、メールだってできるし。

これで一安心。

もう1度ユノに抱き着いて、首筋に顔をうずめる。

甘えるように頭を摺り寄せて、目の前にあるその肌へ口づけて。

よかった。

僕のせいじゃなくて。

ようやくできた大切な人。

その人のために企画した旅行。

楽しい想い出にしたいから。

だから、笑顔でいたい。

楽しいことだけを感じていたい。

ユノと一緒に。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君ったら淡白(笑)
ユノ様、気を遣っていたのにそんなあっさり言われちゃったら、ね~(;^ω^)
いったいどうなるのかな?
こんな状態で旅行が楽しめるのか…?
チャンミン君よりユノ様がショックを受けているようですがwww

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

そりゃヘコむでしょうね~(笑)
チャンミン君の心中やいかに?
どうなるかな?

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